2026.01.27
交通事故に遭ったあと、首の痛みや違和感とともに頭痛が続く・・・そんな経験をされている方は少なくありません。
事故直後は大きなケガがないように思えても、数日後から頭痛やめまい、吐き気といった症状が現れることがあります。
これは「むち打ち症」と呼ばれる状態が原因で、頚椎周辺の筋肉や神経に負担がかかることで起こります。
頭痛が長引くと、日常生活や仕事にも支障をきたし、精神的にも不安が募ります。
むち打ちによる頭痛は、後頭部から頭全体を締め付けるような鈍い痛みが持続する「緊張型頭痛」が主流です。
天気や気圧の影響を受けやすく、雨の日や曇りの日の前などに悪化する傾向があります。
また、片側のこめかみ部分がズキズキと痛む「片頭痛」や、後頭部に電気が走るような鋭い痛みを感じる「後頭神経痛」が現れることもあります。
これらの頭痛は、毎日のように1日中鈍い痛みが続くことが特徴で、夕方以降に悪化するケースも多いです。
事故直後に過度に緊張した筋肉が「こり」となり、血の流れが悪い状態が続きます。
局所組織の血流が乏しくなると、疼痛誘発物質がウォッシュアウトされなくなり局所に滞留します。
その結果、局所に疼痛誘発物質が増加してしまい、痛みの原因となります。
午前中は調子が良いものの、夕方以降になると痛みが悪化するケースも多く、これは首周囲の筋肉に疲労が蓄積して血流が悪くなることが原因と考えられています。
神保町整形外科では、交通事故によるケガや後遺症に対して、医学的根拠に基づいた正確な診断と、継続的なフォローを重視した診療を行っています。
交通事故診療で大切にしているのは、「その場しのぎの治療」ではなく、事故前の生活にできるだけ近づけることです。
投稿者:
2026.01.27

四十肩(肩関節周囲炎)はなぜ起こるのか、原因や発症の仕組みをわかりやすく解説します。症状の特徴や、悪化を防ぐために知っておきたいポイントもまとめた記事です。
► 記事を読む
肩の周りにある筋肉が擦り切れたり、断裂して痛みが出る病気です。
主に「棘上筋(きょくじょうきん)」というものが擦り切れてしまいます。経験上、転倒などの外傷や、高いところの荷物の上げたり下げたりする動作が原因となることが多かったです。
腕を上げる時、ある角度で特に痛みが強くなります。腕を上げる途中が最も痛く、上げてしまうと痛みが減り、腕を下ろす際にも途中が痛みます。腱の切れた箇所が肩甲骨の「肩峰(けんぽう)」という部分の下を通過する際に引っかかって痛みが起きますが、それ以外では痛みが少ないのです。
何か物を取ろうと手を伸ばした際、瞬間的にズキッと痛みが走るなどします。
肩の痛みには、いくつかの特徴的な症状があります。
これらの症状を理解することで、早期に適切な対処ができます。
医療機関を受診するまでの間、自宅でできる対処法をご紹介します。
ただし、これらはあくまで一時的な対処法であり、痛みが続く場合は必ず医療機関を受診してください。
投稿者:
2026.01.26
姿勢の悪さが首の痛みにつながることはよくあります。
巻き肩や猫背で頭が前に出ている状態になると、首に頭の重さがかかって筋肉は緊張します。人間の頭部は約4~6kgと言われており、まっすぐに向いているだけでも首にはストレスがかかります。頭を15度前に傾けると、首には約12kgの力がかかるのです。
パソコンやスマートフォンの長時間使用は、頭が前に出てくるストレートネックの原因です。頭を支えるための首のS字カーブが伸びてしまうため、正常な状態よりも筋肉が使われ、ますます首が動かなくなります。

首の痛みは、痛む場所によって原因が異なります。本記事では、前・後ろ・横それぞれの首の痛みについて、考えられる原因や受診の目安をわかりやすく解説します。
► 記事を読む
筋肉疲労が原因の首のこり以外では、頚椎症は首に関わる異常のうちで一番多く、頭痛、肩や首の痛みやこり、頚椎の可動域制限などを生じます。
加齢による頚椎椎間板の変性や弾力性の低下、椎骨における骨棘の発生が原因で、これらが神経根や脊髄を圧迫して症状が起こります。女性よりも男性の方が罹りやすい傾向があります。代表的な症状として、手の指先のしびれ、歩行時のふらつきやつまづきやすさ、首・肩・腕の痛み、さらには排尿障害などが挙げられます。
骨棘に刺激された脊髄や神経根は痛みが生じ、部位によって症状がやや異なるのが特徴です。脊髄が刺激されると運動障害として足のもつれ、手の痺れなどが現れ、神経根が刺激されると首、肩、腕に至るまでの激しい痛み、とりわけ首を後ろに反らせた場合の痛みが顕著に現れます。
慢性的な首の痛みには、姿勢の改善とストレッチが効果的です。
デスクワークやスマートフォンの使用などでうつむいた姿勢が多くなると、それを支えるために首から背中の筋肉を酷使することになります。姿勢を整え、首の負担を軽減するために、以下のエクササイズを一日の内にマメに行うと良いでしょう。
姿勢改善エクササイズ
首の痛みの多くは、適切なセルフケアで改善します。
しかし、以下のような症状がみられた場合は、すぐに医療機関で医師の診察を受けるようにしましょう。
痛みの原因を丁寧に評価
レントゲン・超音波検査を必要に応じて行い、症状の背景にある筋肉・関節・神経の状態を把握します。
症状に合わせた最適な治療
投稿者:
2026.01.26
椎間板は背骨と背骨の間にあるクッションのような役割を果たしています。
立っている時と座っている時を比較すると、座っている方が椎間板に1.4倍もの負担がかかることが知られています。
さらに、前傾姿勢で荷物を持つと2倍以上の負担が椎間板にかかるため、デスクワークの方や運送業など荷物をよく前傾姿勢で持つ方は椎間板に負担がかかり、腰痛になりやすいのです。
前かがみになると、椎間板が後方に押し出されるような力が加わり、椎間板内部の圧力が高まります。
この状態が繰り返されると、椎間板の一部が突出して神経を圧迫し、痛みやしびれを引き起こすことがあります。
筋・筋膜性腰痛は、腰の筋肉や筋膜が緊張したり、炎症を起こしたりすることで生じる病気です。
デスクワークや運転など、同じ姿勢を長時間続けることで、筋肉が硬くなり、血行が悪くなることが主な原因です。
前かがみになると、腰の筋肉が伸ばされ、緊張が高まるため、痛みが強くなることがあります。
冷えや疲労、ストレスなども筋・筋膜性腰痛を悪化させる要因となるため、日常生活でも注意が必要です。
朝の洗顔時は、多くの方が前かがみの姿勢を取ります。
洗面台の高さが低い場合、より深く前かがみになる必要があり、腰への負担が増加します。
この動作を毎日繰り返すことで、腰痛が慢性化することもあります。
痛みを繰り返さないよう、姿勢・座り方・生活の癖を一緒に見直します。
負担の少ない動作や筋力づくりなど、「なぜ痛みが出たのか」まで一緒に考え、根本からの改善を目指します。
デスクワークの方には適切な椅子の高さや座り方、パソコンの位置などをアドバイスします。
日常生活で気をつけることなどもお伝えし、再発予防をサポートします。
運動不足や加齢により筋力が低下すると、筋疲労が起こりやすくなり、腰への負荷が大きく加わります。
ウォーキングや水中運動など、腰に負担の少ない運動を継続的に行うことで、筋力を維持することができます。
慢性腰痛には運動が大事だと言われており、適切な運動習慣が腰痛予防につながります。
何もしてなくても痛い、安静にしても症状が落ち着かない場合は、内臓疾患の可能性も考えられます。
筋肉の張りが原因で起こる腰痛であれば、1~2週間程度で痛みが落ち着いてきます。
しかし、時間が経過しても痛みが良くならない、または、どんどん悪化している場合は、筋肉の痛みではない可能性があります。
投稿者:
2025.12.21

保険リハビリ終了後も痛みや不調が残る理由と、自費リハビリが選ばれる背景やメリットについて医師の視点でわかりやすく解説します。
当院では、患者さま一人ひとりの「戻りたい生活」を実現するために、自費リハビリを提供しています。
私たちが大切にしているのは、「痛みが良くなれば終わり」ではなく、その先の理想の生活に戻ることです。手術後の回復から日常生活への復帰、さらにはスポーツ復帰まで、患者さまの想いに寄り添いながら丁寧にサポートします。
理学療法士が症状に合わせて、ストレッチ、筋力トレーニング、可動域訓練、動作改善などを組み合わせ、「痛みを減らし、動ける身体へ」導きます。
脳卒中後の麻痺改善、骨折後の機能回復、スポーツ復帰のためのトレーニングなど、幅広い目的に対応します。保険リハビリでは時間が足りないと感じている方、より専門的な指導を受けたい方に適しています。
当院では、患者さまの目標に合わせて個別にプログラムを作成します。動画による経過の確認や自主練習の課題提供なども行い、リハビリ終了後も運動習慣を維持できるようサポートします。
投稿者:
2025.12.20

座ることの多い生活を続けていると、体幹の筋力が低下しやすくなります。
研究によれば、腰痛を抱える方は痛みのない方に比べて体幹筋力が約20%低下しており、痛みの程度が大きいほど筋の持久力も低いことが分かっています。体幹の筋肉は、腰椎を支え、姿勢を保つために重要な役割を担っています。筋力が低下すると、骨や椎間板への負担が増え、腰痛が慢性化しやすくなります。
腰への負担を軽減するには、適切なクッションの使用も検討しましょう。
低反発クッションは体の形状に沿って沈み込むため、骨盤や腰が自然な位置に保たれやすくなります。また、椅子の背もたれに固定できるランバーサポート(腰部支持クッション)は、腰椎のカーブを維持し、理想的な姿勢をサポートしてくれます。通気性の良いメッシュ素材のクッションは、長時間座っても蒸れにくく快適です。
尾てい骨部分がカットされたドーナツ型クッションも、尾骨への圧力を和らげ、腰全体の負担を分散させる効果があります。
治療と並行して、生活動作や姿勢の改善もサポートします。
座り方・立ち方・歩き方など、日常の癖を一緒に見直すことで、痛みを繰り返さない身体づくりを目指します。デスクワークが多い方には、職場での座り方や休憩の取り方についても具体的にアドバイスします。
投稿者:
2025.12.20
意外に思われるかもしれませんが、テレワークやデスクワークも膝の痛みの原因となります。
長時間座りっぱなしでいると、膝関節が固定されてしまい、膝周りの筋肉が固まっていきます。そうすると立ち上がろうとしたときに関節に大きな負担がかかり、痛みや違和感を覚えるようになることも。この症状は「コロナ膝」とも呼ばれ、コロナ禍の外出自粛を機に訴える方が増えました。
神保町整形外科では、膝の痛みの原因を丁寧に評価し、最適な治療を提供しています。
膝の痛みは、日々の生活習慣を見直すことで予防できます。
投稿者:
2025.12.19
四十肩には、いくつかの特徴的な症状があります。
腕をあげると肩が痛い、痛くて腕をあげられない・肩を回せない、寝ている時の肩の痛みで目が覚める、起床時の肩の痛み、肩の痛みで反対側の肩を触れない、肩の痛みで背中やへそを触れない、洗髪や洗顔といった動作が辛い、服を着替える動作が辛いといった症状が見られる場合には、四十肩が疑われます。
特に、髪を整えたり、服を着替えることが不自由になることがあります。洗濯物を干す時に肩が上がらない、肩甲骨まわりがずっと重い、肩こりから頭痛がするといった症状も現れます。
四十肩と肩こりを混同してしまう方も多いですが、これらは明確に異なる症状です。
肩こりは「筋肉疲労」、四十肩や五十肩は「炎症」の状態です。一般的な肩こりは筋肉の緊張からくる血液循環の悪化が原因で、習慣化した姿勢の悪さや運動不足、ストレスにより筋肉疲労がおこり、張りや痛みを引き起こします。
一方、四十肩は老化などにより、肩関節をとりまく関節包や腱板に炎症が起こることで痛みが生じると言われています。そのため年齢の若い方より、中年以降に発症することが多いのです。
肩こりと四十肩では対処の仕方が異なる場合があります。誤った判断で痛みを悪化させることのないよう、正しい診断のもと、適切な対処をすることがとても大切です。
投稿者:
2025.12.19

ビスホスホネート製剤は効果が高い一方で、いくつかの副作用に注意が必要です。
最も一般的な副作用は胃腸症状です。食道に刺激を与えることがあるため、服用後30分は横にならないようにしてください。起きたらすぐにコップ1杯の水で飲み、30分は横になることと食事をとることを避けるという飲み方が決まっています。
副甲状腺ホルモン製剤は、骨を作る細胞を活性化し、新しい骨の形成を促進する注射薬です。
テリパラチド(フォルテオ皮下注®、テリボン皮下注®)は、骨密度を高める効果が高く、他の薬で効果が不十分な場合に用いられることがあります。
毎日自分で注射する必要がありますが、骨量の増加を認める効果的な薬です。使用期間は24か月までに制限されており、それ以降は他の骨粗しょう症治療薬に切り替えます。
近年、新しい骨粗しょう症治療薬が次々に登場しています。
抗スクレロスチン抗体製剤(ロモソズマブ)は、骨折の危険性が高い骨粗しょう症に使用される新しい薬です。骨を作る力を高めると同時に、骨を壊す力を抑える二つの作用を持っています。
アバロパラチドは、2023年1月に販売が開始された新しい副甲状腺ホルモン関連製剤です。骨折の危険性の高い骨粗しょう症に適応があり、投与期間は18カ月までとなっています。
これらの新しい薬は、骨密度上昇効果や骨折抑制効果において高い評価を受けており、従来の治療で効果が不十分な場合の選択肢として期待されています。
投稿者:
2025.11.30
「首が痛い」と感じたとき、その痛みがどこにあるかによって原因が異なることをご存じでしょうか。
首の前側が痛むのか、後ろ側なのか、それとも横なのか・・・痛みの場所を正確に把握することが、適切な治療への第一歩となります。
デスクワークやスマホの長時間使用が当たり前になった現代では、首の痛みに悩む方が急増しています。朝起きたときに首が回らない、長時間同じ姿勢でいると首が重だるくなる、頭痛やめまいまで出てくる・・・こうした症状は決して珍しいものではありません。
神保町整形外科では、首・肩・腰の痛みに特化した治療を提供しており、痛みの原因を丁寧に評価したうえで、一人ひとりに合わせた治療を行っています。
首の後ろ側の痛みは、最も多く見られる症状の一つです。
主な原因として、姿勢の悪さによる筋肉の緊張が挙げられます。デスクワークで長時間同じ姿勢を続けたり、猫背での作業を繰り返したりすると、首や背中の筋肉が緊張し続け、血行不良を引き起こします。その結果、首の後ろに張りやこり、痛みが生じやすくなります。
ストレートネックも首の後ろ側の痛みと深く関わっています。
通常、首の骨は緩やかにカーブしていますが、長時間のスマホやパソコン使用によってこのカーブが失われ、真っすぐになってしまうことがあります。この状態では頭の重さを筋肉だけで支えることになり、首の後ろ側に大きな負担がかかります。
加齢による椎間板の変化も無視できません。椎間板は椎骨と椎骨の間でクッションの役割を果たしていますが、加齢によって水分が減少すると、骨の衝撃をうまく緩和できず、痛みが生じることがあります。
首の痛みの最大の原因は、姿勢の悪さです。
パソコン作業やスマートフォンの使用、車の運転など、長時間同じ姿勢を続けることで筋肉の緊張や血行不良が起こり、首の骨の変形にもつながりかねません。20~30分に一回は姿勢を変える、立ち上がるなどして、定期的に休憩を取り、首や肩を動かすことが重要です。
デスクワークの際は、骨盤を立てて座り、足を地面につけ、猫背にならないよう意識しましょう。
スマートフォンを見るときは、背筋を伸ばし、スマートフォンを目の高さまで持ち上げ、頭を前に出さないようにすることがポイントです。また、足を組んだり、体の片側だけでバッグを持ったりと、体の片側だけに体重をかけるような姿勢は避けるよう心がけましょう。
神保町整形外科では、首・肩・腰の痛みに特化した治療を提供しています。
痛みの原因を丁寧に評価し、一人ひとりの生活に合わせた治療で、つらい症状を根本から改善するお手伝いをしています。ここでは、当院の治療の特徴について詳しくご紹介します。
投稿者: