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体外衝撃波治療はどんな症状に使う?効果が期待されるケースと検討の目安

2026.04.24

慢性的な痛みに悩まされている方にとって、体外衝撃波治療は新しい選択肢として注目を集めています。 手術や注射といった侵襲的な治療の前段階として、また保存療法で改善が見られなかった症状に対して、効果が期待される治療法です。 本記事では、体外衝撃波治療がどのような症状に適応されるのか、どんなケースで検討すべきかについて詳しく解説します。

体外衝撃波治療とは?基本的な仕組みと特徴

体外衝撃波治療は、体外から圧力波を照射する治療法です。 圧力波の物理的刺激が組織に働きかけることで、生体反応を引き出す可能性があるとされています。欧米を中心に普及が進んでおり、慢性的な痛みの緩和や組織の修復を促すことが期待されている治療法として、整形外科領域での応用が広がってきています。

もともと腎臓結石を破砕する治療に利用されてきた信頼度の高い技術が、整形外科分野にも応用されるようになりました。

非侵襲的な治療法としてのメリット

皮膚を切開せず、体外から照射する非侵襲的な治療法であることが大きな特徴です。 注射や手術といった選択肢の前段階として注目されることがあります。治療中に軽度の痛みや不快感を生じる方もいらっしゃいますが、注射や外科的治療に比べると比較的軽度であるとされています。 短時間で治療が完了し、身体への負担が少ないため、日常生活への影響を最小限に抑えられる可能性があります。

治療効果の現れ方には個人差がある

治療直後から変化を感じる方もいれば、数週間から数か月かけて徐々に改善が見られるケースもあります。 ただし、すべての方に効果が見られるわけではなく、効果の現れ方には個人差があることを理解しておく必要があります。

体外衝撃波治療が効果を期待できる主な症状

体外衝撃波治療は、さまざまな運動器疾患に対して適応が検討されます。 国際整形外科体外衝撃波学会(ISMST)で適応疾患として認められており、半数以上の方に効果があるとされています。以下、代表的な症状について詳しく見ていきましょう。

上肢の慢性疼痛疾患

上腕骨外側上顆炎(テニス肘)上腕骨内側上顆炎(ゴルフ肘)は、体外衝撃波治療の代表的な適応症状です。 肘の外側や内側に痛みが生じるこれらの疾患は、繰り返しの動作によって腱に負担がかかることで発症します。保存療法で改善が見られない場合、体外衝撃波治療が選択肢となることがあります。 肩周囲では、石灰沈着性腱板炎肩インピンジメント症候群腱板炎などが対象となります。肩の痛みで日常生活に支障をきたしている方にとって、検討する価値のある治療法と言えるでしょう。

下肢のスポーツ障害と慢性疼痛

膝蓋腱炎(ジャンパー膝)は、ジャンプ動作を繰り返すスポーツ選手に多く見られる症状です。 膝のお皿の下に痛みが生じ、競技復帰が困難になることもあります。体外衝撃波治療は、このような慢性的な腱の痛みに対して効果が期待される治療法として注目されています。

成長期のお子さんに見られるオスグッド・シュラッター病も対象となることがあります。脛骨粗面に痛みが生じるこの疾患は、成長期特有の骨端症の一つです。弱い照射では骨端線にほとんど影響を及ぼさないため、骨端症に対しても有効とされています。 脛骨過労性骨膜炎(シンスプリント)は、ランニングなどの繰り返し動作によってすねの内側に痛みが生じる症状です。スポーツ活動を継続しながら治療を進めたい方にとって、体外衝撃波治療は有用な選択肢となる可能性があります。

足部の難治性疼痛疾患

足底腱膜炎は、体外衝撃波治療の適応として最もよく知られている疾患の一つです。 日本国内では、難治性足底腱膜炎に対してのみ保険適応が認められています。医療機関にて診断後、保存加療を行い6か月以上経過したものが対象となります。朝起きた時の一歩目や、長時間立っていた後に足の裏に痛みが生じる方は、この疾患の可能性があります。 アキレス腱炎アキレス腱付着部炎も、体外衝撃波治療の対象となる症状です。かかとの後ろ側に痛みが生じ、歩行や運動時に支障をきたすことがあります。

その他の適応症状

大転子疼痛症候群は、股関節の外側に痛みが生じる疾患です。 横向きで寝る際に痛みを感じたり、階段の昇降時に不快感を覚えたりする方が多く見られます。また、筋コンディショニング目的での使用も検討されることがあります。 骨の修復機能異常に対しても効果が期待されています。疲労骨折骨折の遷延治癒(骨折後治療を行っているが一定期間が経過しても治らない状態)、早期の離断性骨軟骨炎偽関節などが対象となります。集束型体外衝撃波は、その高いエネルギー出力で骨細胞を刺激し、骨折部の骨癒合を促進する効果があるとされています。

体外衝撃波治療を検討すべきタイミング

では、どのようなタイミングで体外衝撃波治療を検討すべきなのでしょうか?

保存療法で改善が見られない場合

内服薬、湿布、インソールなどの保存療法を6か月以上行っても痛みが改善しない方は、体外衝撃波治療の検討対象となります。 慢性的な痛みが続くことで、日常生活やスポーツ活動に支障をきたしている場合、新たな治療選択肢として考える価値があるでしょう。

手術を勧められたが今すぐできない・したくない場合

手術を勧められたものの、仕事の都合や個人的な事情で今すぐ手術を受けることが難しい方もいらっしゃいます。 また、できれば手術を避けたいと考える方も少なくありません。そのような場合、体外衝撃波治療は手術の前段階として検討できる選択肢となります。

早期復帰を目指すアスリートの場合

スポーツ選手にとって、競技復帰までの期間は非常に重要です。 欧米ではスポーツ選手を中心に低侵襲で安全かつ有効な治療として利用されるようになりました。早期の骨折治癒を促進したい場合や、シーズンオフに軽微な損傷の再生を促したい場合などに、体外衝撃波治療が選択されることがあります。

体外衝撃波治療の効果メカニズム

体外衝撃波治療がどのように痛みを軽減するのか、そのメカニズムについて理解しておくことは重要です。

短期的な除痛効果

体外衝撃波治療には、即時的な除痛効果があるとされています。 痛みの原因となる自由神経終末を破壊・減少させることで、その場で痛みが和らぐ可能性があります。痛みを感知する神経末端の働きを弱くすることで、痛みの伝達が抑制されると考えられています。 また、痛みに関わる神経内の伝達物質を減少させ、神経中枢への痛みの伝導を抑制する効果も報告されています。

長期的な組織修復効果

体外衝撃波治療の長期的な効果として、組織修復作用が挙げられます。 患部の血流改善効果および血管新生を促進する成長因子の産生が起こり、組織修復が促進されると考えられています。新しい血管を作ったり、コラーゲンを生み出すことを促す効果によって、腱が骨に付着している部分の血管の新生と組織の修復を誘導する効果があるとされています。 2〜3回の体外衝撃波治療を繰り返すことで、これらの効果が確認されています。

治療の流れと実際の施術内容

体外衝撃波治療がどのように行われるのか、具体的な流れを見ていきましょう。

診察と適応判断

まず外来を受診していただき、診察・検査を行います。 体外衝撃波治療の適応があると診断した場合、次回処置の予約をお取りいただきます。治療の適応や効果は症状や体質により異なるため、医師の判断のもと行われます。

治療当日の流れ

治療時間は約15分程度です。 患者さんは座位または診察台に横たわる姿勢で治療を受けるため、体への負担はほとんどありません。圧痛点や超音波検査で患部を特定してから治療を行います。

低レベルの照射から開始し、反応を見ながら徐々に出力を上げていきます。目的とするショット数に達したら終了です。治療中は痛みを伴いますが、患者さんが我慢できる範囲内の出力で治療を行います。

治療回数と間隔

一定期間(1〜2週間)をおいて、通常複数回の照射を行うことが多いです。 3回の照射で1クールを基本としていますが、十分な治療効果が得られれば2回以下の照射で終了することも可能です。治療効果判定を行い、必要に応じて次回の予約を取ります。

安全性と副作用について

治療を検討する際、安全性は非常に重要な要素です。

重篤な副作用は非常に少ない

欧米をはじめとした導入実績の中では、重篤な副作用の報告は非常に少ないとされています。 基本的には安全かつ低侵襲が特徴の治療法です。治療した直後から除痛効果を実感できる場合が多く、副作用の事例がほとんどありません。

一時的に生じる可能性のある症状

一時的に以下のような症状がみられることがあります。
  • 鈍痛、筋肉痛
  • 腫れや赤み
  • 軽度の皮下出血
  • 治療中や治療後の痛み
  • 発赤
  • 湿疹
  • 感覚異常などの神経障害
これらは通常、時間とともに軽快する一過性の反応であることが多いとされています。基本的にはどれも数時間から数日で治まりますが、気になるようでしたらご相談ください。

神保町整形外科での体外衝撃波治療

当院では、スイスEMS社製のSwiss DolorClast SYSTEM RADIALを使用しております。 医療機関向けに設計された装置で、世界的にも使用実績のある拡散型圧力波治療装置の一つです。拡散型体外衝撃波は、患部が浅いもしくは広範囲の場合に適しており、慢性腰痛など筋・筋膜疼痛症候群やタイトネス(筋肉の柔軟性不良)の改善、筋膜リリース効果、関節拘縮などに有効とされています。

料金体系について

当院では保険診療ではなく全例自費診療となります。
  • 初回お試し:1,500円
  • 通常:3,000円
一般的な拡散型体外衝撃波治療が約15,000円程度であることを考えると、比較的リーズナブルな料金設定となっています。集束型体外衝撃波治療(難治性足底筋膜炎のみ保険適応)の場合は3割負担で15,000円程度です。

通いやすい立地環境

神保町駅から徒歩2分の立地にあり、お仕事帰りのビジネスマンの方も無理なく通院していただけます。 治療やリハビリの選択肢を豊富に取り揃え、幅広い病気・外傷に対応できるオールマイティな診療が当院の強みです。診療のゴールは、ただ病気や機能を改善するだけでなく、Quality of life(QOL:人生の質)を向上させることにあります。

まとめ:慢性的な痛みでお悩みの方へ

体外衝撃波治療は、慢性的な運動器疾患に対する新しい治療選択肢として注目されています。 足底腱膜炎、テニス肘、ジャンパー膝、アキレス腱炎など、さまざまな症状に対して効果が期待されており、保存療法で改善が見られなかった方や、手術を避けたい方にとって検討する価値のある治療法です。 非侵襲的で身体への負担が少なく、短時間で治療が完了するという特徴があります。ただし、効果の現れ方には個人差があり、すべての方に効果が見られるわけではないことを理解しておく必要があります。 慢性的な痛みで悩まれている方、痛みの治療で悩まれている方は、ぜひ一度ご相談ください。 詳しい治療内容や料金については、神保町整形外科 体外衝撃波治療のページをご覧ください。

慢性的な痛みでお悩みの方へ

体外衝撃波治療の適応は、痛みの部位や期間、これまでの治療歴によって変わります。初診時は症状の経過を整理しておくと相談しやすくなります。

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次の一歩

体外衝撃波治療を検討する際は、痛みの原因を確認することが大切です。まずは適応を相談してみましょう。

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著者情報

神保町整形外科 院長 板倉 剛  

経歴

  • 平成18年3月東海大学医学部卒業後、慶應義塾大学医学部整形外科学教室入局
  • 慶應大学病院、静岡赤十字病院、慶應義塾大学月が瀬リハビリテーションセンター、台東区立台東病院、 竹川病院、石川島記念病院、古河総合病院勤務を経て平成29年4月神保町整形外科を開院
  • 慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程で脊髄再生に関する基礎研究に従事

資格

  • 医学博士
  • 日本整形外科学会専門医
  • 日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
  • 日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医
  • 再生医療認定医
  • 身体障害者福祉法指定医(肢体不自由)

所属学会

  • 日本整形外科学会
  • 日本脊椎脊髄病学会
  • 日本脊髄障害医学会
  • 日本再生医療学会
   

投稿者:神保町整形外科

首の痛みとしびれは危険?放置してはいけないサインと受診のタイミング

2026.04.24

「首が痛くて回らない」「腕がしびれる」・・・こうした症状に悩まされていませんか? 首の痛みやしびれは、多くの方が経験する身近な症状です。 しかし、その背景には重大な病気が隠れている可能性もあります。 神保町整形外科の院長として、これまで多くの患者さんの首の症状を診てきましたが、「もっと早く受診していれば」と感じるケースが少なくありません。首の痛みやしびれは、筋肉の緊張や姿勢の問題だけでなく、神経や椎間板の障害、さらには脳や血管の疾患が原因となることもあるのです。

本記事では、首の痛みとしびれの危険なサインの見分け方、放置することのリスク、そして受診すべきタイミングについて、医療の視点から詳しく解説します。 早期発見・早期治療が、あなたの健康を守る鍵となります。

首の痛みとしびれの主な原因

首の痛みやしびれには、さまざまな原因があります。 原因を正しく理解することが、適切な対処への第一歩です。

筋肉の緊張と血流障害

最も多い原因は、筋肉の緊張による血流障害です。 デスクワークやスマホの長時間使用により、首の筋肉(僧帽筋、頭半棘筋、頸板状筋など)が常に緊張状態になります。長時間の不良姿勢、運動不足、ストレス、冷えなどが血流低下や筋硬直を引き起こし、筋肉走行に沿った痛みを生じることがあります。 首の筋肉が痛みの原因となる理由は、直接の筋損傷と間接的な血流障害の2つに大別されます。 交通事故などで首にダメージが加わると、直接の筋損傷が発生し、持続的な障害を残すことがあります。

関節の問題

関節の緩みやずれによる慢性的な炎症も、首の痛みの原因の一つです。 加齢による骨棘(骨の棘)が神経を刺激し、痛みやしびれを引き起こすことがあります。頸椎の配列異常、特に後彎症が頸部痛の原因になることも少なくありません。後彎症は頸椎が横から見たカーブが後方にカーブし、少しの圧迫物(加齢性の骨棘など)で神経を圧迫する状態です。 後彎症は胸椎・腰椎とのバランスが悪く、荷重のかかり方が不均衡になるため、頸部の筋肉にも影響が出やすく常に緊張して、痛みを伴うことが多いとされています。

椎間板の損傷

椎間板の損傷は加齢とともに進行します。 高さを失うことで骨同士がぶつかり痛みを引き起こします。クッション機能が低下すると、荷重のバランスが崩れ、骨棘が形成され、神経を刺激してしびれや痛みを伴うことがあります。炎症の強い時期と落ち着く時期があり、一時的に激しい痛みやしびれが生じた後、症状が和らぐこともあります。 しかし、痛みやしびれが残ることもあり、完全に消えるとは限りません。

神経の圧迫

頸椎での神経狭窄により頸部の痛みを出したり、肩甲骨内側に響くような痛みを出すものとして頸椎症性神経根症という病態があります。 これは、頸椎の椎間板ヘルニアでの神経への圧迫や、骨棘といって年齢を経ることによって出現してくる骨の棘がちょうど神経に圧迫をしてしまい症状を出すものです。頸椎症性神経根症や脊髄症は、50歳以上の人では高頻度で発生します。 放射線画像上の頸椎症性変化は無症状の場合も多いですが、症状が出た場合は適切な治療が必要です。

危険なサインの見分け方

すべての首の痛みやしびれが危険というわけではありません。 しかし、以下のような症状がある場合は、重大な病気のサインかもしれません。

すぐに受診すべき症状

片側だけの強いしびれや麻痺がある場合、脳梗塞や脳出血の可能性があります。 左右どちらかにだけしびれがある、眼振、舌のもつれ、言葉が出ない、複視(二重に見える)、運動障害(手足に力が入らなかったり、麻痺している)などの症状があれば、早急に救急車などで脳神経内科のある大きな病院に行きましょう。 短時間で消えるしびれも要注意です! 一過性脳虚血発作(TIA)は、一時的に脳の血流が悪くなることで起きる発作のことで、脳梗塞のような症状が短時間で消えてしまう症状のことを言います。すぐに治まるからとこれといって治療もしないままでいると、脳梗塞をはじめ、脊髄梗塞、網膜動脈閉塞症といった疾患を発症するリスクが非常に高くなります。一過性脳虚血発作を起こした10~15%ほどの方が3ヵ月以内に脳梗塞を発症しています。 持続する首の痛みと高熱がある場合、椎間板感染や膿瘍の可能性もあり、一般的な風邪の関節痛との鑑別が必要です。 痛みが強ければ早めの受診を推奨します。

早期受診が必要な4つのケース

以下の症状がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
  • 交通事故による頸部痛・・・係争の可能性があるため、検査や受診記録も重要です。痛みの程度や症状程度によりますが翌日前後には受診を推奨します。
  • 持続する首の痛みと高熱・・・椎間板感染や膿瘍の可能性もあり、一般的な風邪の関節痛との鑑別が必要です。
  • 頸部痛に肩や腕の痺れを伴う場合・・・頸椎症性神経根症や脳梗塞の初期症状の可能性があり、速やかな診断が必要です。
  • 起き上がれないほどの頸部痛・・・腫瘍転移といった少ない可能性も否定はできないので、早急な対応が必要です。

めまいを伴う場合

めまいに加えて、頭痛、眼振、舌のもつれ、言葉が出ない、複視(二重に見える)、運動障害(手足に力が入らなかったり、麻痺している)などの症状があれば、脳出血や脳梗塞の可能性がありますので、早急に救急車などで脳神経内科のある大きな病院に行きましょう。 動脈硬化によって、脳へと流れる動脈の内腔に狭くなった部分があると、血圧の変動などが起こった際に、その狭くなっている部分のために、一時的に脳への血液の流れが悪くなることがあります。

放置することのリスク

首の痛みやしびれを放置すると、どうなるのでしょうか? 実は、症状の悪化や慢性化のリスクがあります。

可動域の制限と筋肉の緊張

痛みが続くと頸椎の可動域が制限され、筋肉の緊張が広がります。 筋緊張性頭痛を引き起こすこともあります。さらに痛みが悪化すると吐き気、集中力低下、睡眠不足などが生じ、生活の質が低下します。 首の筋肉は肩や背中の筋肉とも連動しているため、首の痛みが肩こりや背中の痛みにつながることも少なくありません。

神経障害の進行

神経の圧迫が続くと、しびれや痛みが慢性化します。 手や腕の運動障害、感覚障害が進行する可能性があります。頸椎症性脊髄症では、脊髄が圧迫されることで、手足のしびれや運動障害、歩行障害などが生じることがあります。 早期に適切な治療を受けないと、症状が進行し、日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。

生活の質の低下

慢性的な痛みやしびれは、仕事や家事、趣味などの日常生活に大きな影響を与えます。 睡眠の質が低下し、疲労が蓄積することで、さらに症状が悪化する悪循環に陥ることもあります。痛みによるストレスが精神的な負担となり、うつ症状を引き起こすこともあります。 そのため、早期診断と治療が重要で、放置せずに適切な対処をすることが勧められます。

受診のタイミングと診療科の選び方

首の痛みやしびれで悩んだら、いつ、どこを受診すればよいのでしょうか?

何科を受診すべきか

首が痛い場合、まずは整形外科に受診してください。 耳鼻咽喉科も前頸部や喉に近い領域は診ますが、首が痛いという患者さんのお困りごとは整形外科からのスタートでいいかと思います。整形外科では、頸部のレントゲン写真を撮って、頸椎などに異常が無いかどうかを確認します。 ただし、痛みが強い場合や神経症状を伴う場合は、脳神経外科への受診も検討してください。 首や肩の痛みには、何らかの原因で神経が圧迫されたり、傷つけられたりしていることが原因となっていることがあります。血管障害も視野に入れる必要があります。特に肩の痛みは心筋梗塞の症状として現れることもあります。

整形外科でできる検査

神保町整形外科では、レントゲンと超音波検査を備えておりますので、より詳細な診断を行うことが可能です。 骨や関節の歪みで神経が圧迫されているのであれば、レントゲンを撮ることでわかります。しかし、ヘルニアなどが原因になっている場合は、MRIやX線検査、血液検査のような精密な検査が必要になります。 首や肩の痛みで詳しい検査を希望の方は、当院にご相談ください。

受診のタイミング

以下のような場合は、すぐに受診することをおすすめします。
  • 痛みやしびれが1週間以上続く
  • 痛みが徐々に強くなっている
  • 手や腕に力が入らない
  • 歩行が困難になってきた
  • めまいや吐き気を伴う
  • 頭痛が強くなってきた
小さな痛みのうちに治療すれば改善しやすいですが、放置すると痛みが悪化し、痺れを伴うこともあります。 早期受診が重要です。

神保町整形外科での治療アプローチ

当院では、首の痛みやしびれに対して、包括的な治療を提供しています。

痛みの原因を丁寧に評価

レントゲン・超音波検査を必要に応じて行い、症状の背景にある筋肉・関節・神経の状態を把握します。 首の痛みの原因は多岐に渡ります。頸部の関節が緩んでの疼痛、配列の悪さ(バランスの悪さ)での疼痛、椎間板が原因の疼痛、頸部の筋肉が常に緊張していての疼痛、神経性の疼痛があります。 それぞれの原因に応じた治療を行うことが重要です。

症状に合わせた最適な治療

飲み薬、湿布、ブロック注射、物理療法(電気・温熱・超音波)、理学療法士による運動療法を症状に応じて組み合わせ、無理のない治療を行います。 筋肉の緊張緩和・姿勢改善・痛みを抑える治療を組み合わせています。必要に応じてレントゲンや超音波検査も実施します。 肩の痛みについては、肩だけでなく首・背中・肩甲骨まわりの筋肉の硬さも関わっているため、全体を見ながら治療を行います。 必要な場合は理学療法士による運動療法やストレッチで再発しにくい「動ける肩」を作っていきます。

生活動作・姿勢改善までサポート

痛みを繰り返さないよう、姿勢・座り方・生活の癖を一緒に見直します。 デスクワークやスマホの長時間使用による首の負担を軽減するための具体的なアドバイスを提供します。腰は身体の中心であり、姿勢・筋力・日常の癖が深く影響しているため、痛みを抑える治療に加えて、負担の少ない動作や筋力づくりなど「なぜ痛みが出たのか」まで一緒に見直します。 再発予防のための運動指導や生活習慣の改善サポートも行っています。

まとめ

首の痛みやしびれは、日常的によくある症状ですが、その背景には重大な病気が隠れている可能性があります。 片側だけの強いしびれ、短時間で消えるしびれ、高熱を伴う痛み、起き上がれないほどの痛みなど、危険なサインを見逃さないことが重要です。 放置すると、可動域の制限、筋肉の緊張、神経障害の進行、生活の質の低下など、さまざまなリスクがあります。 早期に整形外科を受診し、適切な検査と治療を受けることで、症状の悪化を防ぎ、健康な日常生活を取り戻すことができます。 神保町整形外科では、痛みの原因を丁寧に評価し、症状に合わせた最適な治療を提供しています。 姿勢改善や生活習慣の見直しまでサポートし、再発しにくい身体づくりをめざします。 「首・肩・腰の痛みは、その人の生活そのものを変えてしまうことがあります。症状を”年齢のせい”とあきらめず、どうかご相談ください。神保町整形外科は、痛みを少しでも軽くし、”また動ける日常を取り戻すこと”を全力でサポートいたします。」 小さな不調でもお気軽にお越しください。 あなたの健康を守るために、私たちがお手伝いします。

首の痛みやしびれがある方へ

しびれの場所、力の入りにくさ、歩きにくさの有無を整理しておくと、受診時に状態を伝えやすくなります。

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次の一歩

首の痛みにしびれや脱力が伴う場合は、早めに原因を確認することが大切です。症状の経過を整理して相談しましょう。

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著者情報

神保町整形外科 院長 板倉 剛  

経歴

  • 平成18年3月東海大学医学部卒業後、慶應義塾大学医学部整形外科学教室入局
  • 慶應大学病院、静岡赤十字病院、慶應義塾大学月が瀬リハビリテーションセンター、台東区立台東病院、 竹川病院、石川島記念病院、古河総合病院勤務を経て平成29年4月神保町整形外科を開院
  • 慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程で脊髄再生に関する基礎研究に従事

資格

  • 医学博士
  • 日本整形外科学会専門医
  • 日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
  • 日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医
  • 再生医療認定医
  • 身体障害者福祉法指定医(肢体不自由)

所属学会

  • 日本整形外科学会
  • 日本脊椎脊髄病学会
  • 日本脊髄障害医学会
  • 日本再生医療学会
   

投稿者:神保町整形外科

立ち上がると腰が痛いのはなぜ?筋肉や関節の負担による原因と受診の目安

2026.04.23

「椅子から立ち上がる時に、腰がズキンと痛む」 「朝起きて立ち上がろうとすると、腰が固まっている感じがする」 こうした症状に悩まされている方は、決して少なくありません。立ち上がる動作は日常生活で何度も繰り返す動きですが、実はこの動作には腰への大きな負担がかかっています。痛みを我慢し続けていると、症状が悪化し、日常生活に支障をきたすこともあります。 この記事では、立ち上がる時に腰が痛む原因を医学的な観点から詳しく解説します。筋肉や関節にどのような負担がかかるのか、どのような病気が隠れている可能性があるのか、そして病院を受診すべきタイミングについてもお伝えします。

立ち上がる動作で腰にかかる負担のメカニズム

立ち上がる動作は、一見シンプルに見えますが、実は腰に大きな負荷がかかる複雑な動きです。 座った状態から立ち上がる際、腰椎(腰の骨)には体重の数倍もの圧力がかかります。特に前かがみの姿勢から立ち上がる時、腰椎の椎間板には非常に強い圧縮力が加わるのです。 立ち上がる動作では、腰を支える筋肉群が一斉に働きます。脊柱起立筋、腸腰筋、腹筋などのコアマッスルが協調して動くことで、体を安定させながら立ち上がることができます。しかし、これらの筋肉が疲労していたり、弱っていたりすると、腰への負担が増大し、痛みが生じやすくなります。 また、椎間板は座っている時に最も圧力がかかり、立ち上がる瞬間にはさらに負荷が増します。椎間板は衝撃を吸収するクッションの役割を果たしていますが、加齢や負担の蓄積により、その機能が低下することがあります。 腰痛は日本人の多くが悩まされる症状であり、加齢とともに発症頻度が増加します。60歳以上の人の半分以上に腰痛が起こるとされています。

筋肉の疲労と硬さ

長時間同じ姿勢を続けると、腰を支える筋肉が硬くなります。 デスクワークで長時間座り続けた後、立ち上がる時に腰が痛むのは、筋肉が硬直し、血流が悪くなっているためです。筋肉が硬くなると、柔軟性が失われ、立ち上がる動作で急激に筋肉が引き伸ばされることで痛みが生じます。 特に腸腰筋は、座っている時に縮んだ状態が続き、立ち上がる時に急激に伸ばされるため、痛みの原因となりやすい筋肉です。また、脊柱起立筋の疲労も、立ち上がる時の腰痛の大きな要因となります。

椎間板の問題

椎間板は、椎骨と椎骨の間にあるクッションの役割を果たす組織です。 椎間板は線維軟骨でできた丈夫な外層と、髄核という軟らかいゼリー状の中身から構成されています。加齢や繰り返しの負担により、椎間板の外層に小さな損傷が生じると、立ち上がる時に痛みを感じることがあります。 椎間板ヘルニアでは、髄核が外に飛び出し、神経を圧迫することがあります。この場合、立ち上がる時に腰から脚へと広がる放散痛が生じることがあります。脚の側面や後ろだけに痛みが生じるのが一般的で、足まで広がることもあれば、膝までで止まることもあります。

椎間関節の炎症

椎間関節は、椎骨同士をつなぐ関節です。 それぞれの椎骨には、椎間板の後ろに2つの関節があり、この関節は椎間関節と呼ばれます。1つの椎体の関節面がその下の椎体の関節面の上に乗り、関節を形成しています。 加齢や負担の蓄積により、椎間関節に炎症や変形が生じると、立ち上がる時に局所的な痛みを感じることがあります。この痛みは、腰の特定の領域だけに起こり、うずくような痛みが途切れなく続く場合もあれば、ときに鋭い痛みが間欠的に起こる場合もあります。

姿勢の乱れと骨盤の歪み

日常的な姿勢の癖が、腰痛の原因となることがあります。 猫背や反り腰などの不良姿勢は、腰椎のカーブを変化させ、特定の部位に過度な負担をかけます。また、骨盤の傾きや歪みも、立ち上がる時の腰への負荷を増大させる要因となります。 片側に体重をかける癖や、脚を組む習慣なども、骨盤の歪みを引き起こし、腰痛の原因となる可能性があります。

運動不足と筋力低下

運動不足は、腰痛の大きなリスク要因です。 腰を支えるコアマッスル(腹筋、背筋、殿部の筋肉など)が弱くなると、腰椎への負担が増大します。特に腹筋は、腹腔内の臓器を支えることで脊椎を安定させる重要な役割を果たしています。 筋力が低下すると、立ち上がる動作で腰椎や椎間板に過度な負荷がかかり、痛みが生じやすくなります。

こんな症状があれば要注意!受診を検討すべきサイン

立ち上がる時の腰痛の多くは、筋肉の疲労や一時的な炎症によるものですが、中には重大な病気が隠れている場合もあります。

すぐに受診すべき症状

以下の症状がある場合は、早めに整形外科を受診してください。
  • 立ち上がる時だけでなく、安静にしていても強い痛みが続く
  • 脚にしびれや筋力低下がある
  • 尿や便のコントロールが難しくなった
  • 発熱や体重減少を伴う腰痛
  • 転倒や事故の後に生じた腰痛
  • 夜間に痛みが強くなる
これらの症状は、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、感染症、腫瘍などの重大な病気の可能性を示唆します。特に尿失禁や便失禁がみられる場合は、神経の重度の圧迫が疑われるため、緊急の対応が必要です。

早めの受診が望ましい症状

以下のような症状がある場合も、早めに医療機関を受診することをお勧めします。
  • 2週間以上、立ち上がる時の腰痛が続いている
  • 痛みが徐々に悪化している
  • 日常生活に支障が出ている
  • 市販の鎮痛薬を飲んでも痛みが改善しない
  • 過去にぎっくり腰を繰り返している
慢性的な腰痛は、筋肉のこわばり、姿勢のクセ、動かし方、さらにはストレスや運動不足も影響します。早期に適切な治療を受けることで、症状の悪化を防ぎ、生活の質を維持することができます。

神保町整形外科での腰痛治療の特徴

神保町整形外科では、立ち上がる時の腰痛に対して、包括的なアプローチで治療を行っています。

痛みの原因を丁寧に評価

まず、痛みの原因を正確に把握することが重要です。 レントゲンや超音波検査を必要に応じて行い、症状の背景にある筋肉・関節・神経の状態を把握します。椎間板の状態、椎間関節の変形、筋肉の硬さなどを詳しく調べることで、一人ひとりに最適な治療方針を立てることができます。

症状に合わせた最適な治療

神保町整形外科では、以下のような治療を症状に応じて組み合わせます。
  • 飲み薬・・・炎症を抑え、痛みを和らげる
  • 湿布・・・局所的な炎症を抑える
  • ブロック注射・・・強い痛みに対して、神経の周囲に薬を注入し、痛みを軽減する
  • 物理療法・・・電気・温熱・超音波などで筋肉の緊張を緩和し、血流を改善する
  • 理学療法士による運動療法・・・筋力づくりや柔軟性の向上を図り、再発を防ぐ
無理のない治療を行い、患者さんの生活スタイルに合わせた治療計画を立てることを大切にしています。

生活動作・姿勢改善までサポート

痛みを繰り返さないためには、日常生活の見直しが不可欠です。 姿勢・座り方・生活の癖を一緒に見直し、腰への負担を減らす方法をアドバイスします。立ち上がる時の動作の工夫、椅子の高さの調整、デスクワーク時の姿勢など、具体的な改善策を提案します。 「なぜ痛みが出たのか」まで一緒に見直すことで、根本的な改善を目指します。

立ち上がる時の腰痛を予防するための日常生活の工夫

正しい立ち上がり方を身につける

立ち上がる時の動作を少し工夫するだけで、腰への負担を大きく減らすことができます。 正しい立ち上がり方のポイント
  • 椅子に深く座り、足を床にしっかりつける
  • 上半身を少し前に傾け、重心を前に移動させる
  • 脚の力を使って立ち上がる(腰だけで立ち上がらない)
  • 急に立ち上がらず、ゆっくりとした動作を心がける
  • 必要に応じて、椅子の肘掛けや机に手をついて補助する
特に朝起きた時は、筋肉が硬くなっているため、ベッドの端に座って少し体を動かしてから立ち上がるようにしましょう。

座る姿勢を見直す

長時間座る姿勢は、腰への負担を増大させます。 椅子に座る時は、背もたれに腰をしっかりつけ、骨盤を立てた姿勢を保つことが大切です。足は床にしっかりつけ、膝と股関節が90度程度になる高さに調整しましょう。 デスクワーク中は、30分〜1時間ごとに立ち上がって軽く体を動かすことをお勧めします。これにより、筋肉の硬直を防ぎ、血流を改善することができます。

適度な運動で筋力を維持する

腰を支える筋肉を鍛えることは、腰痛予防に非常に効果的です。 お勧めの運動
  • ウォーキング・・・全身の筋肉をバランスよく使い、腰への負担が少ない
  • ストレッチ・・・腸腰筋、ハムストリングス、背筋などを柔軟に保つ
  • 体幹トレーニング・・・プランクなどで腹筋・背筋を強化する
  • 水中運動・・・浮力により腰への負担を減らしながら筋力をつける
ただし、痛みが強い時は無理に運動せず、まず医療機関を受診して適切な治療を受けることが大切です。

体重管理とストレス対策

体重の増加は、腰への負担を増大させます。 適正体重を維持することで、立ち上がる時の腰への負荷を軽減できます。また、ストレスは筋肉の緊張を高め、腰痛を悪化させる要因となるため、十分な睡眠、リラックスできる時間の確保、趣味の時間などを大切にしましょう。

まとめ

立ち上がる時の腰痛は、筋肉の疲労、椎間板の問題、椎間関節の炎症、姿勢の乱れ、運動不足など、さまざまな原因によって引き起こされます。 多くの場合、適切な治療と生活習慣の改善により症状を軽減できますが、脚のしびれや筋力低下、尿や便のコントロール困難などの症状がある場合は、早急に医療機関を受診する必要があります。 神保町整形外科では、痛みの原因を丁寧に評価し、一人ひとりに最適な治療を提供しています。飲み薬、湿布、ブロック注射、物理療法、理学療法士による運動療法など、症状に応じた治療を組み合わせ、無理のない改善を目指します。 また、生活動作や姿勢の改善までサポートし、痛みを繰り返さない体づくりをお手伝いします。 立ち上がる時の腰痛でお悩みの方は、一人で我慢せず、お気軽にご相談ください。 痛みを少しでも軽くし、また動ける日常を取り戻すことを、全力でサポートいたします。

立ち上がる時の腰痛が気になる方へ

痛むタイミング、しびれの有無、仕事や家事でつらい動作を整理しておくと、診察時に状態を伝えやすくなります。

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次の一歩

腰痛は筋肉や関節だけでなく、神経の影響が関係することもあります。長引く場合は相談してみてください。

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著者情報

神保町整形外科 院長 板倉 剛  

経歴

  • 平成18年3月東海大学医学部卒業後、慶應義塾大学医学部整形外科学教室入局
  • 慶應大学病院、静岡赤十字病院、慶應義塾大学月が瀬リハビリテーションセンター、台東区立台東病院、 竹川病院、石川島記念病院、古河総合病院勤務を経て平成29年4月神保町整形外科を開院
  • 慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程で脊髄再生に関する基礎研究に従事

資格

  • 医学博士
  • 日本整形外科学会専門医
  • 日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
  • 日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医
  • 再生医療認定医
  • 身体障害者福祉法指定医(肢体不自由)

所属学会

  • 日本整形外科学会
  • 日本脊椎脊髄病学会
  • 日本脊髄障害医学会
  • 日本再生医療学会
 

投稿者:神保町整形外科

階段の上り下りで膝が痛いのはなぜ?原因と受診を考えるサインとは

2026.04.23

「階段を降りるときに膝がズキッと痛む」「上るときに膝に違和感がある」・・・こうした経験はありませんか? 平地を歩くときは問題ないのに、階段だけで痛みが出る。 実はこれ、膝関節に特有の負担がかかっているサインかもしれません。 本記事では、階段の上り下りで膝が痛む原因と、受診を考えるべきタイミングについて詳しく解説します。階段動作ならではの膝への負荷や、痛みの出方の違いに焦点を当て、あなたの膝の状態を理解する手がかりをお伝えします。

階段の上り下りで膝が痛くなる理由

階段動作は、平地歩行とは大きく異なる負荷が膝にかかります。 まず知っておいていただきたいのは、階段の昇降時には膝関節に体重の約3~4倍もの力がかかるという点です。平地歩行では体重の1.5倍程度ですから、階段がいかに膝に負担をかけるかがわかります。 階段を上るときは、太ももの前側の筋肉(大腿四頭筋)が強く働き、膝を伸ばす力で体を持ち上げます。この際、膝蓋骨(膝のお皿)が大腿骨に強く押し付けられ、軟骨に圧力がかかります。筋力が低下していると、この負担がさらに増大し、痛みにつながりやすくなります。 一方、階段を降りるときはさらに注意が必要です。 下り動作では、体重を支えながらゆっくりと膝を曲げていく「遠心性収縮」という筋肉の働きが求められます。この動作は筋肉への負担が大きく、さらに着地時の衝撃を吸収しなければならないため、膝関節や軟骨に強いストレスがかかります。 膝を伸ばした状態からほんの少し曲げた状態(約1.5度の屈曲)で、膝蓋下脂肪体という組織の内圧が最も高まることが研究で明らかになっています。階段を降りる際の膝の曲げ始めに痛みを感じる方が多いのは、この内圧上昇が関係している可能性があります。

「上りで痛い」「下りで痛い」・・・痛みの出方で原因が異なる

階段での膝の痛みは、上りと下りで原因が異なることがあります。 上りで痛む場合は、太ももの前側の筋力不足が主な原因として考えられます。大腿四頭筋の力が弱いと、体を持ち上げる際に膝関節への負担が増し、痛みが生じやすくなります。また、お尻の筋肉(中殿筋)の筋力低下も関係していることがあります。 下りで痛む場合は、膝関節の軟骨のすり減りや、膝蓋下脂肪体の問題、衝撃吸収機能の低下が考えられます。変形性膝関節症の初期症状として、下り動作での痛みが現れることも少なくありません。膝に水が溜まっている場合、膝蓋下脂肪体を圧迫して内圧がさらに高まり、痛みが強くなることもあります。 どちらの場合も、ふくらはぎの筋肉が硬くなっていると、膝への衝撃を十分に吸収できず、痛みが増す傾向があります。

階段での膝の痛みの主な原因疾患

階段動作で膝が痛む場合、いくつかの疾患が考えられます。

変形性膝関節症

最も多い原因の一つが変形性膝関節症です。 膝関節の軟骨がすり減り、関節炎や変形を生じることで痛みが現れます。動き始めや立ち上がり、階段の上り下りで痛みが強くなるのが特徴です。進行すると、しゃがみ込みや正座が困難になり、膝がまっすぐ伸ばせなくなることもあります。 加齢や体重増加、膝のけがや病気が要因となり、特に女性に起こりやすい傾向があります。

半月板損傷

膝の内側と外側にある半月板という軟骨組織が損傷すると、階段動作で痛みが出ることがあります。 サッカーなどの急な切り返し動作や交通事故などで強い力が加わることが原因となりますが、60代以降の方では、ちょっとした衝撃でも半月板が損傷しやすくなります。損傷した位置によって、痛みの出る場所が異なります。

膝蓋下脂肪体の問題

膝蓋下脂肪体は膝のお皿の下にある組織で、この部分の内圧が高まると痛みの原因になります。 階段を降りる際の膝の曲げ始めや、正座やしゃがみ姿勢など膝を深く曲げた状態(120度以上)で内圧が高まりやすく、痛みを感じることがあります。この場合、グルコサミンやコンドロイチンのサプリメント、ヒアルロン酸注射では改善しにくいため、脂肪体を柔らかくする治療が必要です。

その他の原因

靭帯損傷、鵞足炎、腸脛靭帯炎(ランナー膝)、膝蓋腱炎(ジャンパー膝)など、スポーツによる膝の酷使が原因となる疾患もあります。また、関節リウマチや痛風などの炎症性疾患、深部静脈血栓症なども膝の痛みを引き起こすことがあります。

受診を考えるべきサインとは

階段での膝の痛みが続く場合、どのタイミングで医療機関を受診すべきでしょうか? 以下のような症状がある場合は、早めに整形外科を受診することをお勧めします。

歩くことが困難なほどの強い痛み

階段だけでなく、平地歩行も困難になるような強い痛みがある場合は、すぐに受診してください。 骨折や靭帯損傷など、緊急の処置が必要な状態の可能性があります。特に60代以上の方では、骨粗鬆症により気づかないうちに骨折していることもあります。

膝の腫れや熱感が強い

膝が赤く腫れている、触ると熱を持っている、という場合は炎症が強い状態です。 痛風性関節炎や化膿性関節炎など、早急な治療が必要な疾患の可能性があります。膝に水が溜まって腫れている場合も、原因を特定するために受診が必要です。

軽い痛みでも長く続いている

痛みは軽度でも、数週間以上続いている場合は受診を検討してください。 変形性膝関節症や半月板損傷など、進行性の疾患が隠れている可能性があります。早期に原因を特定し、適切な治療を開始することで、症状の悪化を防ぐことができます。

膝が引っかかる、外れる感覚がある

階段動作で膝が引っかかる感じや、膝が外れそうな不安定感がある場合は、靭帯損傷や半月板損傷の可能性があります。 放置すると症状が悪化し、手術が必要になることもあるため、早めの受診が大切です。

神保町整形外科での治療アプローチ

神保町整形外科では、階段での膝の痛みに対して、原因を丁寧に評価し、一人ひとりに合わせた治療を提供しています。

痛みの原因をしっかり調べる

まず、レントゲンや超音波検査を必要に応じて行い、症状の背景にある筋肉・関節・神経の状態を把握します。 問診では、いつから痛むか、どの部分が痛むか、どのような時に痛むかなど、詳しくお話を伺います。視診や触診で、関節の変形の有無や軟骨のすり減り具合も確認します。

症状に合わせた最適な治療

痛みの原因が特定できたら、症状に応じて以下の治療を組み合わせます。 飲み薬や湿布で炎症を抑え、痛みを和らげます。ブロック注射で局所的な痛みに対処することもあります。物理療法(電気・温熱・超音波)で筋肉の緊張を緩和し、血流を改善します。 さらに、理学療法士による運動療法で、太ももやお尻の筋肉を鍛え、膝への負担を軽減します。ストレッチで柔軟性を保ち、膝へのストレスを減らすことも重要です。

生活動作・姿勢改善までサポート

痛みを繰り返さないよう、姿勢・座り方・生活の癖を一緒に見直します。 階段を上るときに「お尻で押し上げる」イメージを持つだけで、膝の負担が減ることもあります。負担の少ない動作や筋力づくりなど、「なぜ痛みが出たのか」まで一緒に考え、再発しにくい体づくりをめざします。

自分でできる対策とセルフケア

医療機関での治療と並行して、自宅でできる対策も効果的です。

太ももの筋肉を鍛える

椅子に浅く腰かけ、膝を伸ばして5秒キープする運動を1日10回程度行いましょう。 負担が少なく安全に筋肉を刺激できます。筋力がつくことで、階段動作での膝への負担が軽減されます。

ストレッチで柔軟性を保つ

太ももの前側・お尻・ふくらはぎを伸ばすストレッチを習慣にしてください。 筋肉が柔らかくなると、膝へのストレスが軽減され、痛みが和らぐことがあります。入浴後など、体が温まっているときに行うと効果的です。

体重をコントロールする

体重が増えると、階段動作での膝への負担がさらに増します。 適正体重を維持することは、膝の痛み予防に非常に重要です。自転車こぎや水中歩行は、膝に負担をかけずに運動できるためお勧めです。

痛みが強いときは安静に

痛みが強い場合は、無理をせず安静にしてください。 階段の使用を控え、エレベーターやエスカレーターを利用しましょう。運動後に熱感が強い場合は、氷嚢などで冷やすことも効果的です。基本的には、入浴やひざ掛けの使用などで温めたほうが痛みが軽くなります。

まとめ

階段の上り下りで膝が痛む原因は、平地歩行とは異なる特有の負荷にあります。 上りでは筋力不足、下りでは軟骨のすり減りや衝撃吸収機能の低下が主な原因です。変形性膝関節症や半月板損傷、膝蓋下脂肪体の問題など、さまざまな疾患が隠れている可能性があります。 歩くことが困難なほどの強い痛み、膝の腫れや熱感、長く続く痛み、膝の引っかかり感などがある場合は、早めに整形外科を受診してください。神保町整形外科では、痛みの原因を丁寧に評価し、症状に合わせた最適な治療を提供しています。 自宅でのセルフケアとして、太ももの筋肉を鍛える運動やストレッチ、体重管理も効果的です。 階段での膝の痛みを「年齢のせい」とあきらめず、どうぞお気軽にご相談ください。痛みを少しでも軽くし、また動ける日常を取り戻すことを全力でサポートいたします。 神保町整形外科では、あなたの膝の痛みに寄り添い、根本からの改善をめざします。小さな不調でもお気軽にお越しください。

階段で膝が痛む方へ

上り下りのどちらで痛むか、腫れや熱感があるかをメモしておくと、原因の確認に役立ちます。

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次の一歩

膝の痛みは早めに状態を確認することで、日常動作への負担を減らす工夫を考えやすくなります。

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著者情報

神保町整形外科 院長 板倉 剛  

経歴

  • 平成18年3月東海大学医学部卒業後、慶應義塾大学医学部整形外科学教室入局
  • 慶應大学病院、静岡赤十字病院、慶應義塾大学月が瀬リハビリテーションセンター、台東区立台東病院、 竹川病院、石川島記念病院、古河総合病院勤務を経て平成29年4月神保町整形外科を開院
  • 慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程で脊髄再生に関する基礎研究に従事

資格

  • 医学博士
  • 日本整形外科学会専門医
  • 日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
  • 日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医
  • 再生医療認定医
  • 身体障害者福祉法指定医(肢体不自由)

所属学会

  • 日本整形外科学会
  • 日本脊椎脊髄病学会
  • 日本脊髄障害医学会
  • 日本再生医療学会
 

投稿者:神保町整形外科

四十肩が治らないのはなぜ?長引く原因と受診を考えるサインや回復までの流れ

2026.04.22

「四十肩になってから半年以上経つのに、まだ痛い」 「肩が上がらない状態がずっと続いている」 こんな悩みを抱えていませんか? 四十肩は「放っておけばそのうち治る」と言われることが多いですが、実際には回復までに長い時間がかかったり、適切な対処をしないと症状が長引いてしまうケースも少なくありません。本記事では、四十肩が治らない・長引く状態に焦点を当て、回復過程や改善が遅れる理由、受診を考えるべきタイミングについて詳しく解説します。 神保町整形外科では、首・肩・腰の痛みに特化した治療を行っており、四十肩の症状が長引いている方に対しても、痛みの原因を丁寧に評価し、症状に合わせた最適な治療を提供しています。

四十肩とは?正式な病名と基本的な理解

「四十肩」という呼び名は、実は医学的な正式病名ではありません。 40歳代から50歳代に多発する肩の痛みと腕が上がらない、手が後ろに回せないといった運動制限を主な症状とする状態を指す俗称です。50歳代で発症すれば「五十肩」と呼ばれますが、最近は発症年齢が40歳代に下がったため「四十肩」という言葉が多く使われるようになりました。 医学的には「肩関節周囲炎」という疾患群に分類されます。肩関節の周囲に炎症が起こる状態を広く指す病名であり、具体的には腱板というインナーマッスルのスジに炎症が起こる腱板炎、力こぶの筋肉である上腕二頭筋の一部のスジに炎症が起こる上腕二頭筋長頭腱炎、腱板疎部という肩の前方の膜や靭帯からなる部分に炎症が起こる腱板疎部炎などが含まれます。 さらに狭い意味での典型的な四十肩としては「癒着性肩関節包炎」という病名があります。これは関節包という肩関節を包む膜に炎症が起こり、最終的には癒着してぶ厚くなってしまう状態です。この癒着性肩関節包炎が、肩の強い痛みの後に可動域が狭くなる、つまり肩が挙がらないとか回らない状態に至る典型的なケースとなります。 四十肩は一般人口の2~5%がかかるといわれ、女性(特に非利き手側)にやや多い傾向があります。両肩同時に発症するケースはほとんどみられませんが、片方発症した後に逆も発症するというケースは6~34%あるとされています。また、糖尿病の患者様の10~30%が発症するというデータもあります。

四十肩の原因は未だ解明されていない

四十肩の原因は明らかにされていません。 外傷や特別な病気がないのに発症するのが特徴です。ただ最近は、小さな外傷や血流障害をきっかけに、老化を基盤とした関節包の軽度な炎症が原因となって発症する、といった考え方もあります。加齢による肩関節周りの骨や軟骨、靭帯、腱などの老化、運動不足による肩関節の硬化、長時間のデスクワークなどで肩関節をあまり動かさずに同じ姿勢を続けることなどが発症リスクを高めると考えられています。

四十肩の典型的な経過と三つの病期

四十肩は三つの病期「疼痛期」「拘縮期」「回復期」をたどるのが一般的な経過です。 原則的には良くなる病気ですが、各期間が半年間継続し、発症してから治るまでに平均1年半かかることが多いとされています。全体として1~3年が四十肩の病期として考えられています。

疼痛期(とうつうき)・・・痛みが最も強い時期

疼痛期の痛みは、腕を上げた時だけでなく、内側、外側とすべての方向に動かした際にみられます。痛みは次第に強くなり夜間痛もしばしばみられます。痛みから睡眠障害に至ってしまうこともあります。 この時期は肩を動かすと激しい痛みが起こるため、日常生活に大きな支障が出ます。シャツを着る、髪を結う、帯を結ぶなどの動作がしづらくなります。とくに関節内や滑液包に石灰が沈着している場合、激しい痛みが起こります。

拘縮期(こうしゅくき)・・・肩の動きが制限される時期

拘縮とは、関節が縮んで肩の動きが悪くなった状態を言います。 痛みや夜間痛などは落ち着きますが、肩を動かした時の動作の最後の部分での痛みはこの時期に多く見られます。また、肩の動きが制限され、とくに手が後ろに回らなくなることが多くなります。腕をねじったり上げ下げすると肩に痛みが起こり、思うように動かせなくなります。

回復期・・・少しずつ改善していく時期

少しずつ可動域が改善されていきます。 ただし、中には痛みや拘縮が後遺症として残ってしまうケースもみられるため、整形外科を受診し、しっかり治療する必要があります。四十肩の多くは、おおむね半年から1年、個人差はあるものの自然に治っていきます。ただし、「放っておけば必ず治る」と解釈してはいけません。確かに自然に痛みはとれますが、長い間放置しておくと治ったあとで運動障害が残る可能性があるので、適切な治療が必要です。

四十肩が治らない・長引く原因とは

四十肩は原則的には良くなる病気ですが、なぜ治らない・長引くケースがあるのでしょうか?

適切な治療を受けていない

「放っておけばそのうち治る」と考えて、整形外科を受診せずに放置してしまうケースが多く見られます。軽症で、ほどなく自然治癒する人もいる一方で、重症の場合は痛みや肩を動かしにくい状態が数年にわたって続くこともあるので、病院での治療やセルフケアなど、適切な対処を行うことが大切です。 整形外科では、肩関節のどの部分にどんな炎症が起こっているかを検査・診断し、痛みには消炎鎮痛剤などを処方します。早く回復するために、肩関節の可動域を少しずつ広げる運動療法の指導なども行います。医師に相談し、治療を受けることは、完治に向けての近道です。

病期に応じた治療ができていない

四十肩の症状は病期によって異なるため、それに応じた治療(薬物療法とリハビリ)が必要となります。 疼痛期には痛みに対し消炎鎮痛剤などの薬物療法を行い、睡眠障害がみられる場合は関節内ステロイド注射を1~2週間の間隔で数回実施します。痛みがなくなるまで肩を温める温熱療法も有効です。 拘縮期には、拘縮が軽度の場合は自宅での寝た状態での挙上運動・内外旋運動を行い、拘縮や痛みが強い場合は通院リハビリで理学療法士による可動域訓練を実施します。この時期に適切なリハビリを行わないと、肩の動きが制限されたまま固まってしまう可能性があります。

過去に肩関節を酷使した経験がある

長い期間、野球などのスポーツや仕事によって肩関節(腱など)を酷使し、過去に関節を傷めたことのある人は、いったん四十肩にかかると治りにくい傾向があります。

糖尿病や脂質異常症などの病気がある

糖尿病や脂質異常症、甲状腺の疾患など、四十肩のリスクを高める病気もあります。 糖尿病は、血糖値がコントロールできないことで血行が悪化し、腱組織が変性して四十肩の発症につながります。糖尿病患者の10~20%は四十肩になるという調査データもあり注意が必要な病気の1つです。脂質異常症は、過剰になったコレステロールが腱組織に沈着し、炎症を起こすことがあります。また、甲状腺機能低下症、甲状腺機能亢進症などの疾患では腱組織が変性しやすく、痛みが発生します。

四十肩以外の疾患が隠れている可能性

四十肩と症状が似ている病気や不調もあります。 心疾患など大きな病気の場合もあるので、痛みが激しかったり、長引いたりしているなら整形外科を受診するようにしましょう。肩腱板断裂、腱板炎、肩峰下滑液包炎、上腕二頭筋長頭腱炎、石灰性腱炎、リウマチ、心筋梗塞、狭心症、肺がんなどの可能性も考えられます。

受診を考えるべきサインと目安

四十肩の場合、自己判断で肩を動かしたりもんだりすると症状が悪化してしまう恐れがあります。 次のような症状があれば整形外科の受診をおすすめします。

肩を動かしたり寝返りをうったりすると痛みを感じる

日常的な動作で痛みが続く場合は、早めの受診が必要です。 夜間痛も四十肩の特徴であり、夜、寝返りをうつと痛みで目覚める、痛いほうの肩を下にして眠れない、朝起きると肩に痛みがあるといった症状がある場合は注意が必要です。

肩の痛みが2週間~1カ月と長く続く

痛みが長期間続く場合は、四十肩以外の疾患が隠れている可能性もあります。 肩腱板断裂の場合、発症するのは50~60代が中心で、負荷のかかる利き手側の肩に多いのが特徴です。四十肩の疑いがある人のうち多くが該当します。石灰性腱炎の場合は、肩が動かせなくなるほど痛みが激しいのが特徴です。

肩が動かせる範囲が明らかに狭くなっている

腕が上がらない、手が後ろに回らないといった運動制限が顕著な場合は、拘縮が進行している可能性があります。 適切なリハビリを行わないと、肩の動きが制限されたまま固まってしまう可能性があるため、早めの受診が重要です。

日常生活に支障が出ている

着替えや高い場所にある物を取る、髪を洗うなどの日常的な動作に支障が出たり、就寝中に痛みで目が覚めてしまったりと生活の質を低下させている場合は、受診を検討しましょう。

神保町整形外科での四十肩治療の流れ

神保町整形外科では、首・肩・腰の痛みに特化した治療を提供しています。 四十肩の症状が長引いている方に対しても、痛みの原因を丁寧に評価し、症状に合わせた最適な治療を行います。

痛みの原因を丁寧に評価

レントゲン・超音波検査を必要に応じて行い、症状の背景にある筋肉・関節・神経の状態を把握します。 肩関節のどの部分にどんな炎症が起こっているかを検査・診断し、四十肩以外の疾患が隠れていないかも確認します。画像診断や運動機能検査などを行いながら、しっかり鑑別診断をつけることが重要です。

症状に合わせた最適な治療

飲み薬、湿布、ブロック注射、物理療法(電気・温熱・超音波)、理学療法士による運動療法を症状に応じて組み合わせ、無理のない治療を行います。 四十肩の治療は、痛みと可動域制限を和らげることを目的とした保存療法が中心となります。症状が病期によって異なるため、それに応じた治療(薬物療法とリハビリ)が必要となります。

生活動作・姿勢改善までサポート

痛みを繰り返さないよう、姿勢・座り方・生活の癖を一緒に見直します。 肩だけでなく首・背中・肩甲骨まわりの筋肉の硬さも関わっているため、全体を見ながら治療を行います。必要な場合は理学療法士による運動療法やストレッチで再発しにくい「動ける肩」を作っていきます。

手術が必要となるケースも

ほとんどは保存療法で症状を緩和できますが、保存療法を行っても痛みや拘縮が軽減せず、手術が必要となるケースが希にあります。 当院では「鏡視下関節包切離術」という内視鏡を使用した手術を行っており、創が小さく術後の回復が早いなどのメリットがあります。

四十肩の回復を早めるために自分でできること

整形外科での治療と並行して、自宅でのセルフケアも重要です。

適切な運動療法を継続する

拘縮期には、拘縮が軽度の場合は自宅での寝た状態での挙上運動・内外旋運動が有効です。 ただし、疼痛期に無理に動かすと症状が悪化する恐れがあるため、医師や理学療法士の指導のもとで行うことが大切です。肩関節の可動域を少しずつ広げる運動療法を継続することで、早く回復することができます。

肩を温める

疼痛期には痛みがなくなるまで肩を温める温熱療法が有効です。 血行を良くすることで、炎症を抑え、痛みを和らげる効果があります。ただし、急性期で炎症が強い場合は冷やすことが推奨される場合もあるため、医師に確認しましょう。

姿勢や生活習慣を見直す

デスクワーク中心の人は発症しやすいとされており、長時間のデスクワークが日常化している人に発症例が多いのもこのためです。 運動などで体を動かす機会が少なく、さらに、肩関節をあまり動かさずに同じ姿勢を続けることが多いと四十肩のリスクが高まります。定期的に肩を動かす、姿勢を変える、ストレッチを行うなど、日常生活での工夫が予防につながります。

まとめ・・・四十肩が治らない時は早めの受診を

四十肩は「放っておけばそのうち治る」と言われることが多いですが、適切な治療を受けないと症状が長引いたり、後遺症が残ったりする可能性があります。 疼痛期、拘縮期、回復期という三つの病期をたどり、平均1年半かかることが多いとされていますが、個人差があり、中には数年かかる人もいます。痛みが2週間~1カ月と長く続く、肩が動かせる範囲が明らかに狭くなっている、日常生活に支障が出ているといった症状がある場合は、早めに整形外科を受診しましょう。 神保町整形外科では、首・肩・腰の痛みに特化した治療を提供しており、痛みの原因を丁寧に評価し、症状に合わせた最適な治療を行います。レントゲン・超音波検査を必要に応じて行い、飲み薬、湿布、ブロック注射、物理療法、理学療法士による運動療法を症状に応じて組み合わせ、無理のない治療を行います。生活動作・姿勢改善までサポートし、痛みを繰り返さないよう一緒に見直していきます。 首・肩・腰の痛みは、その人の生活そのものを変えてしまうことがあります。症状を年齢のせいとあきらめず、どうかご相談ください。神保町整形外科は、痛みを少しでも軽くし、また動ける日常を取り戻すことを全力でサポートいたします。

肩の痛みが長引いている方へ

夜間痛、腕が上がらない、着替えがつらいなどの症状は、期間や動作をメモしておくと診察で伝えやすくなります。

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四十肩は時期により対応が変わります。痛みを我慢しすぎず、動かしにくさが続く場合は相談しましょう。

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神保町整形外科 院長 板倉 剛  

経歴

  • 平成18年3月東海大学医学部卒業後、慶應義塾大学医学部整形外科学教室入局
  • 慶應大学病院、静岡赤十字病院、慶應義塾大学月が瀬リハビリテーションセンター、台東区立台東病院、 竹川病院、石川島記念病院、古河総合病院勤務を経て平成29年4月神保町整形外科を開院
  • 慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程で脊髄再生に関する基礎研究に従事

資格

  • 医学博士
  • 日本整形外科学会専門医
  • 日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
  • 日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医
  • 再生医療認定医
  • 身体障害者福祉法指定医(肢体不自由)

所属学会

  • 日本整形外科学会
  • 日本脊椎脊髄病学会
  • 日本脊髄障害医学会
  • 日本再生医療学会
 

投稿者:神保町整形外科

労災で整形外科を受診する流れ|初診時に必要な準備と来院時のポイント

2026.04.22

業務中や通勤中の怪我で労災保険を使いたいとお考えの方は多いでしょう。 しかし、初めて労災で整形外科を受診する際には、どのような準備が必要なのか、どんな流れで治療が進むのか、不安に感じることもあるかもしれません。 労災保険を使った治療は、適切な書類と手続きを踏めば窓口負担なく受けることができます。ただし、必要な書類を準備していないと一時的に全額自己負担となる場合もあるため、事前の準備が重要です。 この記事では、労災で整形外科を受診する際の流れ、初診時に必要な書類や準備、来院時の注意点について、わかりやすく解説します。

労災保険とは・・・業務中と通勤中の災害を補償する制度

労災保険は、正式には「労働者災害補償保険」と呼ばれます。 労働者が業務中や通勤中に負傷した、疾病にかかった、障害が残った、死亡した場合に、被災した労働者本人またはその遺族に給付金を支給する制度です。

業務中に起きた災害(業務災害)

業務災害とは、労働者が働いている際に、その業務を原因として発生した災害を指します。 正社員だけでなく、パート、アルバイト、派遣社員なども対象です。ご自分の不注意や落ち度がある場合も、業務と災害に相当程度の因果関係が認められれば労災保険が適用されます。 骨折や捻挫、打撲などの怪我から、ぎっくり腰も労災保険を使って治療することが可能です。

通勤中に起きた災害(通勤災害)

通勤災害には、自宅と職場間の往復、ある職場から他の職場への移動も含まれます。 移動の間にコンビニでの買い物や商業施設などのトイレ利用など、ちょっとした寄り道も通勤に含まれます。また、通勤の帰りに行う日用品購入、業務能力向上のための通学、選挙関係の行為、医療機関への通院も含むとされています。 ただし、通常の経路から大きく外れている場合や、本来の通勤や業務との関連性が薄い行為の場合は労災保険が適用されませんのでご注意ください。

労災で整形外科を受診する前に・・・必要な準備と確認事項

労災で整形外科を受診する前には、いくつかの準備と確認が必要です。 スムーズに治療を受けるために、以下のポイントを押さえておきましょう。

勤務先への報告と労災保険加入の確認

まず、勤務先に労働災害が起きた旨を報告してください。 その際、お勤めの会社が労災保険に加入しているかどうかをご確認ください。ほとんどの企業は労災保険に加入していますが、念のため確認しておくと安心です。

必要書類の準備

労災で医療機関を受診する際には、「療養補償給付たる療養の給付請求書」が必要です。 業務災害の場合は「様式第5号」、通勤災害の場合は「様式第16号の3」を準備します。これらの書類は、労働基準監督署で直接入手するか、厚生労働省のホームページからダウンロードできます。 別の病院から転院される場合は、業務災害では「様式第6号」、通勤災害では「様式第16号の4」が必要となります。

労災指定医療機関の確認

受診する整形外科が労災保険指定医療機関であるかを確認しましょう。 労災指定医療機関であれば、必要書類を持参することで窓口負担なく治療を受けることができます。当院は労災保険指定医療機関の指定を受けておりますので、安心してご来院ください。

初診時の流れ・・・来院から診察までのステップ

初めて労災で整形外科を受診する際の流れをご説明します。 事前に流れを知っておくことで、スムーズに受診できます。 

受付での手続き

来院されたら、まず受付で労災治療をご希望されていることをお伝えください。 「療養補償給付たる療養の給付請求書」をご用意されている場合は、その際にご提出ください。問診票に記入していただき、お待ちいただきます。

問診と症状の詳細な説明

診察では、いつからどのあたりがどのように痛むのか、詳しいお話を医師までしっかりとお伝えいただくことが大切です。 労災の怪我は、受傷の経緯や症状の出方が一般的な怪我とは異なる場合があります。事故との因果関係を証明するためにも、できるだけ詳細に症状をお伝えください。

診察と検査

医師による診察と必要に応じた検査を行います。 労災の症状は非典型的なものもあり、画像所見のみでは説明困難なものも多々あります。そのため、詳しい問診と丁寧な診察を通じて、総合的に判断していきます。

治療方針の決定

診察と検査の結果をもとに、最適な治療方針をご提案します。 点滴、投薬、装具を使った療法、リハビリなどを組み合わせた治療をご同意いただけましたら、治療に移ります。整形外科専門医による診断と、国家資格を持つ理学療法士による症状に合わせたリハビリメニューで、早期回復を目指します。

労災認定前と認定後の違い・・・窓口負担と保証金について

労災認定の状況によって、窓口での支払いが異なります。 この点を理解しておくことで、金銭的な不安を軽減できます。

労災認定後の場合

労災認定後に「療養補償給付たる療養の給付請求書」をお持ちいただければ、受診当日から窓口負担金は無料となります。 ただし、サポーター代、包帯代、診断書代等は労災保険の適用外となりますので、ご注意ください。

労災未確定の場合

労災扱いが未確定の方は、確定するまで10割負担となります。 しかし、労災認定確定後に「療養補償給付たる療養の給付請求書」をお持ちいただければ、自費徴収分が全額返金されます。必要書類をお持ちでない場合も、一時的に自費でご負担いただくことになりますが、後日書類が揃いましたら、領収証とあわせてご持参いただければ治療費はご返金させていただきます。

早期受診の重要性・・・症状が出る前でも整形外科へ

労災の怪我は、一般的な怪我とは症状の出方が異なる場合がよくあります。 事故直後は身体が興奮状態になりアドレナリンが出て、痛みを感じにくい傾向があります。特に目立った怪我や外傷がなくても、数日経過してから痛みやしびれなどの症状が急に現れたり、徐々に悪化傾向になることがあります。

早期受診のメリット

早めに整形外科を受診することで、事故との因果関係を証明しやすくなります。 受傷後しばらく経過してからの受診の場合、事故との因果関係を証明または判別しにくくなることもあります。また、痛みが長引くことも少なくなく、そのまま放っておくと二次障害が併発する恐れもあります。

こんな症状があれば早めにご相談を

「事故前より肩や背中などが凝るようになった」「吐き気、めまい、頭痛がする」「しばらくしてから首が痛みはじめた」など、少しでも体に違和感を感じられるようでしたら、お気軽にご相談ください。 むち打ち症、手先や足先のしびれ、膝の痛み、頭痛、動かしにくい部分がある、背中の痛み、吐き気、腰の痛みなど、様々な症状に対応しています。

神保町整形外科の労災治療の特徴

当院では、労災保険法に基づいた労災保険治療の対応を行っております。 神保町駅から徒歩2分という好立地で、月曜から金曜の18時30分まで診療を行っているため、お仕事帰りのビジネスマンの方も無理なく通院していただけます。

専門医による診断と治療

整形外科専門医による診断と最適な治療を提供します。 労災の症状は非典型的なものもあり、画像所見のみでは説明困難なものも多々あります。豊富な臨床経験を重ねてきた医師が、詳しい問診と丁寧な診察を通じて、総合的に判断していきます。

理学療法士によるリハビリ

国家資格を持つ理学療法士による症状に合わせたリハビリメニューを作成し、身体機能の改善を図ります。 骨折や捻挫、打撲などの怪我から、ぎっくり腰まで、様々な労災治療に対応しています。早期社会復帰を支援する万全の体制と設備を整えております。

まとめ

労災で整形外科を受診する際には、事前の準備と早期受診が重要です。 勤務先への報告、労災保険加入の確認、必要書類の準備を行い、労災指定医療機関を受診しましょう。労災認定後であれば窓口負担なく治療を受けることができますが、未確定の場合は一時的に全額自己負担となります。ただし、認定後に全額返金されますので、ご安心ください。 労災の怪我は症状が遅れて出ることも多いため、事故直後に症状がない場合でも、念のために整形外科を受診することをお勧めします。早期受診により、事故との因果関係を証明しやすくなり、二次障害の予防にもつながります。 当院は労災保険指定医療機関として、整形外科専門医による診断と国家資格を持つ理学療法士によるリハビリで、皆様の早期回復をサポートいたします。労災に関するご不明点やご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。 詳しい情報や診療のご予約については、神保町整形外科 労災のページをご覧ください。

労災で整形外科を受診したい方へ

受傷日時、勤務中の状況、会社への連絡状況を整理しておくと初診時に伝えやすくなります。必要書類が不明な場合も相談できます。

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次の一歩

労災では受傷状況の確認が大切です。痛みの部位と仕事中の動作を整理して、早めに相談しましょう。

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著者情報

神保町整形外科 院長 板倉 剛  

経歴

  • 平成18年3月東海大学医学部卒業後、慶應義塾大学医学部整形外科学教室入局
  • 慶應大学病院、静岡赤十字病院、慶應義塾大学月が瀬リハビリテーションセンター、台東区立台東病院、 竹川病院、石川島記念病院、古河総合病院勤務を経て平成29年4月神保町整形外科を開院
  • 慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程で脊髄再生に関する基礎研究に従事

資格

  • 医学博士
  • 日本整形外科学会専門医
  • 日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
  • 日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医
  • 再生医療認定医
  • 身体障害者福祉法指定医(肢体不自由)

所属学会

  • 日本整形外科学会
  • 日本脊椎脊髄病学会
  • 日本脊髄障害医学会
  • 日本再生医療学会
   

投稿者:神保町整形外科

エムセラはどんな症状に向いている?尿漏れ・頻尿への適応と治療の考え方

2026.04.21

くしゃみや咳で尿が漏れる・・・トイレが近くて外出が不安・・・そんな悩みを抱えていませんか? 骨盤底筋の衰えは、尿漏れや頻尿といった症状を引き起こします。 しかし、骨盤底筋は普段意識していない筋肉のため、どのように鍛えればよいか分からない方も多いでしょう。そんな方におすすめしたいのが「エムセラ」です。 エムセラは座るだけで骨盤底筋を鍛えられる最新の治療機器で、尿漏れや頻尿などの症状改善に効果が期待できます。本記事では、エムセラがどのような症状に向いているのか、治療の仕組みや回数、効果の持続期間まで詳しく解説します。

エムセラとは?骨盤底筋を鍛える新しい治療法

エムセラ(EMSELLA)は、骨盤底筋群を鍛える新しい治療機器です。 2020年に発売され、アメリカやEUなど25か国で認可されています。日本では保険適応ではありませんが、多くの医療機関で導入が進んでいます。

骨盤底筋とは?その重要な役割

骨盤底筋は、骨盤の底にあり、子宮や腸管、膀胱を下から支えている筋肉群です。 内臓を支える、排尿・排便のコントロール、体幹の安定化など、重要な役割を担っています。 加齢や出産、閉経、運動不足などにより筋力が衰えると、くしゃみやスポーツ時の尿失禁、排便障害、骨盤臓器脱、下腹部のぽっこりお腹、性機能障害など様々な症状が出現します。

HIFEM技術で深部の筋肉を刺激

エムセラは、HIFEM(高密度焦点式電磁)の働きで、通常刺激できない深部の骨盤底筋に磁気刺激を作用させて鍛えることができます。 1回の施術で1万7040回の超極大筋収縮を誘発することで、骨盤底筋の位置、収縮の感覚を知ることができ、再教育ができます。 たるんだ骨盤底筋を引き上げ、回数を重ねることで機能回復、維持につながります。

エムセラが向いている症状とは?

エムセラは、骨盤底筋の衰えによって引き起こされる様々な症状に効果が期待できます。

尿漏れ(腹圧性尿失禁)

咳やくしゃみ、重い荷物を持ち上げた時に軽く尿漏れをしてしまう症状です。 男女問わず、多くの方が経験する症状で、骨盤底筋の衰えが主な原因です。エムセラは、3つの主な尿失禁(腹圧性、切迫性、混合性)の症状を改善します。

頻尿・切迫性尿失禁

トイレが近い、急な尿意を我慢できないといった症状も、骨盤底筋の機能低下が関係しています。 エムセラによる骨盤底筋の強化で、排尿のコントロールが改善されます。

産後の骨盤底筋トラブル

出産後におなかがポッコリしている、膣のゆるみが気になる方にもエムセラは効果的です。 出産の3か月後から治療を受けることができます。産後の骨盤底筋の回復を促し、体幹のインナーマッスルも鍛えることで、腰痛や骨盤痛の改善も図れます。

骨盤臓器脱・骨盤底のゆるみ

骨盤底筋が衰えると、骨盤臓器が下垂し、骨盤底のゆるみや違和感を感じることがあります。 エムセラは、骨盤底筋を引き上げることで、こうした症状の改善にも役立ちます。

性生活の改善

加齢・出産などに伴う性的不快感、膣のゆるみ感にも効果が期待できます。 骨盤底筋の強化により、性機能の改善が見込めます。

下腹部のぽっこりお腹

骨盤底筋の衰えは、下腹部のたるみにもつながります。 エムセラで骨盤底筋を鍛えることで、腰回り下半身のダイエット効果も期待できます。

エムセラ治療の特徴と流れ

エムセラは、従来の骨盤底筋トレーニングとは異なる、画期的な治療法です。

30分間座っているだけで治療完了

治療機器に30分間座っているだけで、骨盤底筋群を刺激できます。 服を着たまま治療が受けられ、治療後はすぐに帰宅できます。通勤帰りに治療することも可能です。

非侵襲的で痛みがない

治療中にピリピリとした感覚と骨盤底筋の強い収縮を感じることはありますが、痛みはありません。 火傷の心配もなく、安全に治療を受けられます。メスや注射を使わない非侵襲的な治療のため、麻酔も必要ありません。

治療後のダウンタイムなし

治療後のダウンタイム、処置などはなく、通常通りの日常生活へと戻れます。 一時的に筋疲労や筋肉痛を認める場合がありますが、重篤な副作用はありません。

治療回数と効果の持続期間

1回でも効果を実感する方もいますが、週1から2回、1クール全6回の治療を推奨しています。 1クール終了後、数ヶ月効果は持続すると言われています。効果を維持するために、定期的なメンテナンス治療も可能です。

神保町整形外科でのエムセラ治療

当院では、エムセラ治療に加えて、理学療法士による理学療法やピラティスを併用しています。

理学療法やピラティスとの併用

骨盤底筋、体幹のインナーマッスルをより積極的に鍛えることで、腰痛、骨盤痛の改善を図ります。 尿失禁治療だけではなく、総合的な身体機能の向上を目指します。

リハビリ治療中の方は無料トライアル

当院でリハビリ治療中の方は、初回5分の無料トライアルができます。 エムセラの効果を実際に体験してから、治療を開始するかどうかを決めることができます。

料金プラン

当院のエムセラ治療の料金は以下の通りです。
  • 初回1回:6,000円
  • 2回目以降1回:7,500円
  • 5回コース:25,000円
  • 6回コース:30,000円
  • メンテナンス1回(2クール目以降):6,000円

通いやすい立地

神保町整形外科は神保町駅から徒歩2分に位置し、仕事帰りのビジネスマンも無理なく通院できます。 平日の夜間や土曜日も診療しており、ライフスタイルに合わせて通院しやすい環境です。

エムセラ治療の注意点と禁忌事項

エムセラは安全性の高い治療法ですが、いくつかの注意点があります。

治療を受けられない方

体内にペースメーカー等の金属がある場合、使用することができません。 妊娠中の方、重度の心臓病をお持ちの方なども、治療をお受けいただけない場合があります。詳しくは診察時にご相談ください。

未承認医療機器について

エムセラ治療は未承認の医療機器を使用して治療を行います。 医師個人にて輸入しており、日本では保険適応ではありません。しかし、アメリカやEUなど25か国で認可されており、安全性と効果が確認されています。

施術中の違和感について

施術中に違和感が強い場合は、強度を下げたり、すぐに中止します。 お気軽にスタッフにお申し付けください。

まとめ:エムセラで骨盤底筋を鍛え、快適な生活を

エムセラは、尿漏れや頻尿、骨盤底筋の衰えによる様々な症状に効果的な治療法です。 座るだけで骨盤底筋を鍛えられる手軽さと、非侵襲的で痛みがない安全性が大きな特徴です。 週1から2回、1クール全6回の治療で、多くの方が効果を実感しています。 当院では、理学療法士による理学療法やピラティスを併用し、より積極的に骨盤底筋、体幹のインナーマッスルを鍛えることで、腰痛や骨盤痛の改善も図ります。 尿漏れや頻尿でお悩みの方、産後の骨盤底筋トラブルが気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。 エムセラ治療で、快適な生活を取り戻しましょう。 詳しい治療内容や料金については、こちらをご覧ください:神保町整形外科 エムセラ

尿漏れ・頻尿でお悩みの方へ

症状の頻度や困る場面を整理しておくと、治療の適応や費用、通院回数について相談しやすくなります。

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次の一歩

エムセラが合うかは症状や既往歴によって異なります。気になる症状をメモして相談してみてください。

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著者情報

神保町整形外科 院長 板倉 剛  

経歴

  • 平成18年3月東海大学医学部卒業後、慶應義塾大学医学部整形外科学教室入局
  • 慶應大学病院、静岡赤十字病院、慶應義塾大学月が瀬リハビリテーションセンター、台東区立台東病院、 竹川病院、石川島記念病院、古河総合病院勤務を経て平成29年4月神保町整形外科を開院
  • 慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程で脊髄再生に関する基礎研究に従事

資格

  • 医学博士
  • 日本整形外科学会専門医
  • 日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
  • 日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医
  • 再生医療認定医
  • 身体障害者福祉法指定医(肢体不自由)

所属学会

  • 日本整形外科学会
  • 日本脊椎脊髄病学会
  • 日本脊髄障害医学会
  • 日本再生医療学会
   

投稿者:神保町整形外科

骨密度検査は整形外科でできる?検査内容と流れ・受診のタイミングを解説

2026.04.21

「最近、背中が丸くなってきた気がする」「身長が少し縮んだような・・・」こうした変化は、実は骨粗しょう症のサインかもしれません。 骨粗しょう症は、自覚症状が出にくく、気づかないまま進行する病気です。痛みが出る頃には、骨がかなり弱っていることもあります。だからこそ、早めの検査が大切です。 骨密度検査は整形外科で受けることができます。この記事では、検査方法の違い、費用相場、検査時間、受診すべきタイミングまで詳しく解説します。骨粗しょう症予防のために知っておきたい情報をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

骨密度検査とは?骨の健康を守るための大切な検査

骨密度検査とは、骨の中に含まれるカルシウムなどのミネラルの量を測定し、骨の強さを数値で評価する検査です。 骨の強度は「骨密度」と「骨質」の2つの要素で決まります。骨密度とは、骨に存在するカルシウムなどのミネラルがどの程度含まれているかを示す指標です。しかし、骨密度が高ければ骨折しないかというと、そうではありません。骨質も重要な要素となります。 骨質とは、骨の構造の質を指します。骨は主にカルシウムでできていますが、コラーゲンというたんぱく質が網目のような構造を作ってカルシウムを支えています。よく鉄筋コンクリートにたとえられますが、コンクリートにあたるのがカルシウムで、鉄筋にあたるものがコラーゲンです。いくらコンクリートが大量にあっても、芯をささえる鉄筋の質が悪ければ強度が落ちてしまいます。 骨密度検査により、加齢や生活習慣によって骨が弱くなっていないかを早期に把握することが可能です。特に年齢を重ねた方や、閉経後の女性は骨密度が低下しやすいため、定期的に確認することが推奨されています。  

骨粗しょう症とは

骨粗しょう症とは、骨密度が低下し、骨がスカスカで折れやすい状態になる病気です。 原因は多岐に渡ります。カルシウムやタンパク質の不足、運動不足、閉経後の女性ホルモン低下、加齢、喫煙・飲酒などが挙げられます。特に50代以降の女性では、閉経後10年で骨量が急激に減ることが知られています。 骨粗しょう症が進むと、転倒やくしゃみなどのちょっとした衝撃でも骨折することがあり、場合によっては寝たきりや介護が必要な状態に陥るリスクもあります。自覚症状がほとんどないまま進行するため、気づかないうちにリスクが高まっていることも少なくありません。

骨密度検査は整形外科で受けられます

骨密度検査は整形外科で受けることができます。 整形外科では、骨粗しょう症の早期発見・早期治療・予防に力を入れています。医療機関によっては大きな病院と同程度の機器を導入しており、高い精度で骨密度を検査可能です。 また、人間ドックのオプションとして骨密度検査を追加できることも多くあります。骨粗しょう症だけではなく、全身の健康状態を確認するために、年に一度を目安に定期的な検査を受けることがおすすめです。 神保町整形外科では、DXA法による全身型骨密度測定装置を導入しており、腰椎・大腿骨の骨密度を正確に測定する標準検査を実施しています。4か月に1回の検査を推奨しており、患者さんの骨の状態を継続的にフォローしています。

骨密度検査の種類と特徴

骨密度検査には、主に3つの方法があります。DXA法、MD法、QUS法です。どの方法も、骨の中にカルシウムなどのミネラルがどれだけ含まれているかを測定し、骨の強さを評価するものです。検査方法によって精度や使用される装置、測定部位に違いがあるのが特徴です。

DXA法(デキサ法)

DXA法は、2種類の異なるエネルギーのX線を用いて骨密度を高精度に測定する方法です。 世界中で標準的に用いられている検査方法であり、特に骨粗しょう症による骨折が起きやすい腰椎(背骨)や大腿骨の付け根部分を明確に評価できるのが特徴です。病院や専門機関では標準的な検査方法として採用されており、治療方針の決定や経過観察にも活用されます。 X線を使用するため多少の放射線被ばくはありますが、非常に少ない量であり、安全性の高い検査です。簡単に検査可能であり、精度も高いため、正確な骨密度の測定が可能です。定期的に測定することで治療の判断基準の参考となり、骨折の正しいリスクを知ることができます。

MD法(エムディー法)

MD法は、手のひらをアルミニウム板の上に載せ、X線で撮影することで骨の濃度を測定する検査方法です。 骨とアルミニウムの画像の濃度を比較して骨密度を推定します。DXA法に比べて検査機器がコンパクトで導入しやすいため、健診や一部の医療施設などで簡易的に骨密度を測りたい場合に使われることが多いです。 容易に測定が可能で、時間がかからず、レントゲン撮影装置以外特に大きな施設が不要です。しかし、やや再現性に乏しく、腰や大腿骨などの骨密度を測定することはできません。

QUS法(超音波法)

QUS法は、超音波を使って骨の状態を評価する検査で、主に踵や脛(すね)の骨に装置を当てて測定します。 QUS法の大きな特徴は、放射線を使用しないため被ばくの心配がない点です。そのため、妊娠中の女性や子どもでも安心して受けることが可能です。測定時間も短く、機器も持ち運び可能であるため、健診などでのスクリーニングとして広く活用されています。 容易に測定が可能で、健診やイベントなどで多くの人の測定が可能です。超音波を使用するため被爆しません。しかし、やや再現性に劣り、あくまでざっと骨粗鬆症かどうかを見つける検査です。

骨密度検査にかかる費用と時間

検査費用

骨密度検査は、検査方法や測定した部位の数で費用が変わります。 仮にDXA法を使用した場合、1回あたりの骨密度検査にかかる費用は約1,500~3,000円ほどです。また、骨密度検査には保険が適用されるため、負担割合によっても費用が変動します。測定する頻度が高い場合、保険適用とならず全額負担となる場合もあります。 検査にどの程度の費用が必要かは、医師や窓口に確認してみましょう。

検査時間

骨密度検査は10~15分程度で行えます。 検査時間には説明や正しく測定するためのセッティングなども含められますが、骨密度の測定そのものは30秒程度で終了します。検査方法にもよりますが、測定結果は後日伝えられるのが一般的です。測定日はすぐに帰宅でき、いつも通り生活できるため、安心して検査を受けられます。

骨密度検査を受ける頻度とタイミング

骨密度検査の頻度は厳密に決まっていませんが、4~6か月に1回ずつ受けるのが望ましいです。 骨密度は急激に変動することもあるため、1度検査して数値が問題なくとも、4か月後には大きく低下している場合があります。定期的に検査を実施し、予防や治療のタイミングを逃さないようにしましょう。 また、治療や予防を行っている間は、薬の効果が出ているかを検査することも大切です。思うように治療効果が出ていない場合は、薬の変更や治療プランの見直しをしなければいけません。適切に治療を進めるためにも、定期的に骨密度を測定しましょう。 神保町整形外科では、骨密度80%未満の場合は検査を半年ごとに実施し、80%以上に改善した場合は年1回に頻度を戻して経過観察を行っています。治療歴を継続して管理することで、将来の骨折リスクを減らすことができます。

こんな症状・心当たりがある方は早めの検査を

以下のような症状や心当たりがある方は、早めの検査をおすすめします。
  • 背中が丸くなってきた
  • 身長が以前より低くなった
  • 転んだだけで骨折した
  • 腰・背中が時々痛む
  • 運動量が減った
  • 閉経した
  • やせ型である
  • 偏食・極端なダイエット
  • 喫煙・飲酒習慣がある
ひとつでも当てはまる方は、骨粗しょう症のリスクが高まっている可能性があります。

骨密度検査の結果の見方

骨密度検査の結果は、いくつかの指標をもとに評価されます。その中でも「YAM」という指標が重要です。

YAM値とは

YAMとは「Young Adult Mean(若年成人平均値)」の略で、骨密度が最も高いとされる若年成人(20~44歳)の平均値です。 骨密度検査の結果はYAM値として表します。YAM値とは、若年齢の平均骨密度値(基準値)を100%としたときの被検者の%です。簡単にいうと、若い人の基準と比べたときにどれくらいの骨密度があるのかという表現です。

骨粗鬆症と診断されるケース

骨粗鬆症と診断されるのは次の3つの場合です。 ①大腿骨近位部骨折や脊椎圧迫骨折を受傷したことがある場合 これらの骨折は骨卒中ともいわれ、骨折後の生活予後を悪化させる可能性が非常に高いものです。これらの骨折を起こした方は、骨密度の結果にかかわらず、骨粗鬆症と診断されます。 ②大腿骨や背骨以外の複数の骨折を受傷したことのある方で、YAM値が80%未満の場合 YAM値が70%台でも複数の骨折を受傷したことがある場合は骨強度が落ちている=骨粗鬆症と診断されます。 ③上記にかかわらずYAM値が70%未満の場合 骨密度そのものが低下しており、非常に骨折しやすい状態となっていると考えられます。ちなみにYAM値が60%未満の場合は重症骨粗鬆症と診断されます。

骨粗しょう症の治療方法

骨粗しょう症の治療は、状態に合わせて選択されます。基本的には、食事療法、運動療法、薬物療法の3つを組み合わせることが基本です。

食事療法

丈夫な骨の材料となる栄養素をしっかり摂取することが基本です。
  • カルシウム:乳製品・小魚など
  • タンパク質:肉・魚・卵
  • ビタミンD:魚・きのこ類
  • ビタミンK:野菜
これらを意識して摂ることで、骨を丈夫にしていきます。

運動療法

軽い負荷をかけることで骨が強くなり、筋肉がつくことで転倒予防にもつながります。 ウォーキングなどの無理なく続けられる運動を提案します。運動量が減った方は、日常生活の中で少しずつ体を動かす習慣をつけることが大切です。

薬物療法

症状に応じて以下の薬を用います。
  • 活性型ビタミンD3製剤
  • SERM
  • ビスフォスフォネート
  • 抗RANKL抗体
  • 副甲状腺ホルモン製剤
  • 抗スクレロスチン抗体
症状に応じて組み合わせ、骨を壊すスピードを抑え、作る力を高める治療を行います。近年は、新しい骨をつくる治療薬も登場しています。

まとめ:骨密度検査は早めの受診が大切です

骨粗しょう症は、痛みが出てからでは遅い病気です。 骨の健康を守ることは、将来の寝たきりを防ぎ、健康寿命を延ばす大切な習慣です。骨密度検査は整形外科で受けることができ、DXA法であれば10~15分程度で正確な測定が可能です。費用も1,500~3,000円程度と負担が少なく、保険が適用されます。 特に50歳以降の方、閉経後の女性、やせ型の方、運動不足の方、喫煙・飲酒習慣がある方は、早めの検査をおすすめします。背中が丸くなってきた、身長が縮んだ、転んだだけで骨折したなど、ひとつでも当てはまる方は、ぜひ整形外科にご相談ください。 神保町整形外科では、患者さんの骨粗しょう症リスクに一生寄り添う整形外科として、検査・治療・予防のすべてを継続してサポートします。気になる方は、どうぞお気軽にご相談ください。

骨密度が気になる方へ

閉経後、身長低下、背中や腰の痛み、骨折歴がある方は、検査のタイミングを相談できます。保険証や過去の検査結果があれば持参すると確認しやすくなります。

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次の一歩

骨密度は自覚症状だけでは分かりにくい項目です。気になる変化がある場合は、検査の必要性を確認してみましょう。

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著者情報

神保町整形外科 院長 板倉 剛  

経歴

  • 平成18年3月東海大学医学部卒業後、慶應義塾大学医学部整形外科学教室入局
  • 慶應大学病院、静岡赤十字病院、慶應義塾大学月が瀬リハビリテーションセンター、台東区立台東病院、 竹川病院、石川島記念病院、古河総合病院勤務を経て平成29年4月神保町整形外科を開院
  • 慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程で脊髄再生に関する基礎研究に従事

資格

  • 医学博士
  • 日本整形外科学会専門医
  • 日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
  • 日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医
  • 再生医療認定医
  • 身体障害者福祉法指定医(肢体不自由)

所属学会

  • 日本整形外科学会
  • 日本脊椎脊髄病学会
  • 日本脊髄障害医学会
  • 日本再生医療学会
 

投稿者:神保町整形外科

リハビリはどれくらい通う?整形外科での通院回数の目安と期間の考え方

2026.04.21

整形外科のリハビリ、いつまで通えばいいのか

整形外科でリハビリを受けている患者さまから、「いつまで通えばいいのでしょうか?」というご質問をよくいただきます。 ケガや手術後の回復を目指してリハビリに通い始めたものの、どのタイミングで終了すべきか悩まれる方は少なくありません。 実は、リハビリの期間に明確な「正解」はありません。患者さまのケガの程度、回復の状況、生活背景によって大きく異なるからです。ただし、医療保険制度上の期限や、症状に応じた目安は存在します。 この記事では、整形外科専門医として多くの患者さまのリハビリに携わってきた経験をもとに、通院回数の目安や期間の考え方について詳しく解説します。

運動器リハビリの「150日制限」とは

整形外科でのリハビリには、医療保険制度上の期限が設けられています。 骨折や靭帯損傷など、整形外科疾患に対するリハビリは「運動器リハビリテーション」として分類され、診断された日から150日が保険適用の目安となっています。 これは約5カ月に相当する期間です。脳血管疾患の場合は180日、心臓疾患の場合は150日と、疾患によって期限が異なります。

この制限は2006年の診療報酬改定で導入されました。当初は「長期間にわたって効果が明らかでないリハビリが行われている」という指摘から始まったものですが、実際には多くの患者さまが継続的なリハビリを必要としているケースも多く、現場では混乱も生じました。 ただし、150日を超えても継続が必要な場合には、除外規定が設けられています。医学的に「状態の改善」が期待できると判断される患者さまや、厚生労働大臣が認めた特定の疾患・状態の方は、期間を超えてもリハビリを継続できます。 また、途中で症状が悪化した場合や、別の部位を新たに負傷した場合には、リハビリ期間が延長されることもあります。

除外規定の対象となる主なケース

以下のような状態の患者さまは、150日を超えてもリハビリを継続できる可能性があります。
  • 脊髄損傷による四肢麻痺
  • 上半身・下半身の複合損傷
  • 手術後で継続的なリハビリが必要な状態
  • 医学的に身体機能の改善が期待できる状態
ただし、変形性関節症や腰痛症などの変性疾患、いわゆる「五十肩」などは除外対象に含まれていないため、注意が必要です。

リハビリに通う頻度と期間の目安

では、実際にどれくらいの頻度で通えばよいのでしょうか。 これも症状や回復の状況によって異なりますが、一般的な目安をご紹介します。

急性期(受傷直後~2週間程度)

ケガをした直後や手術後の急性期は、炎症や痛みが強い時期です。この時期は週2~3回程度の通院が推奨されます。 痛みのコントロールや、患部の安静を保ちながら可動域を維持することが主な目的となります。物理療法(温熱・電気・超音波など)を中心に、無理のない範囲で関節の動きを保つ運動を行います。

回復期(2週間~3カ月程度)

痛みが落ち着き、徐々に身体機能を回復させていく時期です。週1~2回程度の通院が一般的です。 この時期は、理学療法士による運動療法が中心となります。筋力トレーニング、可動域訓練、動作指導などを組み合わせて、日常生活に必要な身体機能を取り戻していきます。

維持期(3カ月以降)

日常生活に支障がない程度まで回復した後も、機能を維持・向上させるために継続が必要な場合があります。 この時期は月2~4回程度の通院で、自宅でのトレーニングと併用しながら経過を見ていくことが多いです。 ただし、150日の制限があるため、保険リハビリでは継続が難しくなるケースもあります。そのような場合には、自費リハビリや介護保険サービスの活用を検討することになります。

症状別の期間の目安

具体的な症状ごとに、リハビリ期間の目安をご紹介します。
  • 骨折:3~6カ月(部位や程度により大きく異なる)
  • 靭帯損傷:3~6カ月
  • 腱板損傷(肩):3~6カ月
  • 人工関節置換術後:3~6カ月
  • 脊椎手術後:3~6カ月
これらはあくまで目安であり、個人差が大きいことをご理解ください。

リハビリを続けるか判断する基準

リハビリを継続すべきかどうかを判断する際には、いくつかの基準があります。

症状の種類と程度

最も重要なのは、現在の症状の状態です。 痛みが残っている、可動域に制限がある、筋力が十分に回復していない、といった状態であれば、継続が必要と考えられます。一方で、日常生活に支障がなく、身体機能も安定しているのであれば、終了を検討する時期かもしれません。

受傷からの経過時間

ケガをしてから間もない時期であれば、炎症や痛みが残っている可能性が高く、継続が推奨されます。 ある程度の期間が経過し、症状が安定してきたのであれば、自宅でのトレーニングに移行することも検討できます。

ケガをした部位

ケガの部位によっても、必要な期間は大きく異なります。 例えば、下肢の骨折は体重をかける必要があるため、回復に時間がかかります。手術を要した場合は、さらに治療期間が長くなるでしょう。脊椎の損傷や手術後は、神経症状の回復に時間を要することもあります。

年齢と回復力

年齢も重要な要素です。 若い方は組織の修復力が高く、回復も比較的早い傾向にあります。一方、高齢の方は治療に時間がかかることが多く、リハビリ期間も長くなる傾向があります。 ただし、高齢の方でも適切なリハビリを継続することで、十分な機能回復が期待できます。

生活背景と目標

患者さまの生活背景や、リハビリの目標も重要な判断材料です。 仕事に復帰したい、家事や育児を問題なくこなしたい、趣味のスポーツを再開したい、といった具体的な目標があれば、それを達成できるまで継続することが望ましいでしょう。 リハビリ実施計画書を作成する際には、患者さまご本人やご家族と相談しながら、具体的な目標を設定します。その目標が達成されれば、リハビリ終了のタイミングと判断できます。

リハビリを終了する前に確認すべきこと

リハビリを終了する前には、いくつか確認しておくべきポイントがあります。

再開した場合の期間

リハビリを一度終了しても、診断日から150日以内であれば、再度リハビリを受けることができます。 痛みが再発した、思うように筋力がつかない、日常生活で予想外の支障が出てきた、といった場合には、遠慮なくご相談ください。

自宅でできるトレーニング

リハビリを終了した後も、自宅で継続できるトレーニング方法を確認しておくことが大切です。 症状が一時的に改善しても、しばらくすると再燃する可能性があります。理学療法士から、自宅で無理なく続けられるストレッチや筋力トレーニングの方法を教わっておきましょう。

日常生活での注意点

リハビリ終了後の日常生活で注意すべき点も、事前に確認しておきましょう。 例えば、人工関節を入れている方は、不自然な姿勢をとると脱臼しやすい傾向があります。脊髄損傷により手足に麻痺が残る方は、褥瘡(床ずれ)ができる可能性があるため、定期的な身体チェックが必要です。 こうした注意点を理解しておくことで、再発や合併症のリスクを減らすことができます。

保険リハビリの期限が来た後の選択肢

150日の期限が来てしまい、除外規定にも該当しない場合、どうすればよいのでしょうか。 いくつかの選択肢があります。

自費リハビリの活用

保険の制限に縛られず、時間・内容・頻度を自由に設定できるのが自費リハビリです。 保険リハビリの期限が来てしまったが、まだ回復を続けたい方、もっと長く集中的にリハビリを受けたい方、保険では対象外の部位もみてもらいたい方などに適しています。 当院でも自費リハビリを提供しており、専門知識を持つ理学療法士がオーダーメイドのリハビリプログラムを作成します。スポーツ復帰のための専門的トレーニングや、姿勢・歩行・体幹バランスを細かくみてほしい方にもおすすめです。 料金は20分3,500円、40分7,000円、60分10,000円(税込)となっており、目的や症状に合わせて時間を選べます。

介護保険サービスの活用

介護認定を受けている方は、介護保険サービスでのリハビリも選択肢となります。 ただし、介護保険と医療保険では大きな違いがあります。介護保険では「介護の必要性」によって判定されるため、医療リハビリの必要性とは異なる基準です。また、1カ月の支給限度額が決められており、限度額を超えると全額自費負担となります。 介護保険サービスを利用する場合は、ケアマネージャーとよく相談し、自分に合ったプランを立てることが重要です。

かかりつけ医への相談

リハビリで困っている方は、まず「かかりつけの先生」にご相談ください。 整形外科の医療機関では、必要な人に必要なリハビリを提供するために、日々工夫を重ねています。患者さまの立場に立って、最適な解決策を一緒に考えます。

神保町整形外科のリハビリテーション

当院では、「痛みが良くなれば終わり」ではなく、その先の”理想の生活に戻ること”を目標にしたリハビリテーションを大切にしています。

手術後リハビリの積極的受け入れ

他院で外傷の手術を受けられた方も、術後2週間ほどは傷のケア、抜糸、固定除去、初期リハビリなどが必要となります。 当院では、術後ケアとリハビリをセットで実施できる体制を整えており、患者さまの手術内容・経過に合わせた最適なプログラムを提供します。骨折後は超音波骨折治療器による治癒促進も可能で、治療期間の短縮にも寄与します。

大学病院・基幹病院との連携

状態が悪化した場合や精密検査が必要な際には、聖路加国際病院、日本大学病院、三井記念病院、慶應義塾大学病院、北里研究所病院、九段坂病院、三楽病院といった医療機関と連携し、迅速に紹介が可能です。 地域医療のネットワークを活かし、患者さまの安全と治療の継続性を大切にしています。

自費リハビリで提供できること

当院の自費リハビリでは、以下のような内容を提供しています。 運動器リハビリでは、理学療法士が症状に合わせてストレッチ、筋力トレーニング、可動域訓練、動作改善などを組み合わせ、痛みを減らし動ける身体へ導きます。 物理療法では、温熱・電気・超音波などを用いて、痛みや炎症を軽減し、筋肉・関節の回復をサポートします。 エムセラ(骨盤底筋トレーニング)は、骨盤底筋群を座ったまま鍛えることができる最新機器です。米国・EUなどで認可されており、尿もれ・骨盤臓器脱・姿勢の不安定性などに効果が期待されています(日本では保険適用外)。

まとめ:あなたに合ったリハビリ計画を

整形外科でのリハビリは、運動器リハビリの場合、診断日から150日が保険適用の目安となっています。 ただし、この期間はあくまで目安であり、患者さまの症状、回復状況、生活背景によって最適な期間は異なります。 リハビリを継続すべきかどうかは、症状の種類・程度、受傷からの経過時間、ケガをした部位、年齢、そして何より患者さまの目標によって判断します。仕事復帰、家事育児、趣味の再開など、具体的な目標を設定することで、より効果的なリハビリが可能になります。 保険リハビリの期限が来た後も、自費リハビリや介護保険サービスなど、継続する選択肢はあります。当院では、保険の制限に縛られない自費リハビリを提供しており、一人ひとりに合わせたオーダーメイドのプログラムで、理想の生活への復帰をサポートします。 リハビリの目的は、ただ痛みを治すことだけではありません。その先にある、あなたが本当に戻りたい生活を実現するためにあります。どんな小さな不安でも構いませんので、ぜひ一度ご相談ください。

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通院回数や期間は、痛みの強さ、生活動作、仕事への影響によって変わります。初診時に困っている動作を伝えると相談しやすくなります。

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著者情報

神保町整形外科 院長 板倉 剛  

経歴

  • 平成18年3月東海大学医学部卒業後、慶應義塾大学医学部整形外科学教室入局
  • 慶應大学病院、静岡赤十字病院、慶應義塾大学月が瀬リハビリテーションセンター、台東区立台東病院、 竹川病院、石川島記念病院、古河総合病院勤務を経て平成29年4月神保町整形外科を開院
  • 慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程で脊髄再生に関する基礎研究に従事

資格

  • 医学博士
  • 日本整形外科学会専門医
  • 日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
  • 日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医
  • 再生医療認定医
  • 身体障害者福祉法指定医(肢体不自由)

所属学会

  • 日本整形外科学会
  • 日本脊椎脊髄病学会
  • 日本脊髄障害医学会
  • 日本再生医療学会
 

投稿者:神保町整形外科

交通事故後の違和感は何日後に出る?遅れて現れる症状と受診タイミング

2026.04.20

交通事故に遭われた直後、身体に特に異常を感じなかったとしても、数日後に突然痛みや違和感が現れることがあります。 「事故の時は何ともなかったのに、翌日から首が痛くなってきた」 「3日経ってから頭痛や吐き気が出てきた」 このような経験をされる方は、実は少なくありません。交通事故による身体への影響は、一般的な怪我とは異なる特徴があります。事故直後は興奮状態にあり、痛みを感じにくい傾向があるのです。 本記事では、交通事故後に遅れて現れる症状の特徴、受診すべきタイミング、そして慰謝料請求や後遺障害認定への影響について、整形外科専門医の視点から詳しく解説します。

交通事故後の症状が遅れて出る理由

交通事故で受ける外傷は、瞬間的に受ける衝撃が大きく、予期しないタイミングで身構える間もなく受傷するため、一般的な怪我とは症状の出方が異なります。

アドレナリンの影響で痛みを感じにくい

事故直後は身体が興奮状態になり、アドレナリンが分泌されます。 このアドレナリンには鎮痛作用があるため、事故直後は痛みを感じにくい状態になっているのです。特に目立った怪我や外傷がなくても、数日経過してから痛みやしびれなどの症状が急に現れたり、徐々に悪化傾向になることがあります。

炎症反応の時間差

交通事故による衝撃で、筋肉や靭帯、神経などの組織が損傷を受けても、炎症反応が本格化するまでには時間がかかります。事故直後は微細な損傷にとどまっていても、時間の経過とともに炎症が広がり、痛みや腫れが顕著になってくるのです。

筋肉の緊張と二次的な症状

事故の衝撃で筋肉が過度に緊張した状態が続くと、血流が悪化し、徐々に痛みやこわばりが強くなります。また、痛みをかばうために他の部位に負担がかかり、二次的な症状が現れることもあります。

遅れて現れる主な症状

交通事故後に遅れて現れる症状には、いくつかの典型的なパターンがあります。

むち打ち症(頚椎捻挫)

交通事故で最も多い症状の一つです。 事故の衝撃で首が前後に大きく揺さぶられることで、頚椎周辺の筋肉や靭帯、神経が損傷します。事故直後は症状が軽微でも、2〜3日後から首の痛み、肩こり、頭痛などが強くなってくることが多いです。 主な症状として、首の痛み・動かしにくさ、肩や背中のこり、頭痛、めまい、吐き気などが挙げられます。

手足のしびれ

頚椎や腰椎の損傷により、神経が圧迫されると、手先や足先にしびれが現れることがあります。このしびれは事故直後ではなく、数日から1週間程度経過してから自覚されることが多いです。

腰痛

事故の衝撃で腰椎や骨盤周辺の組織が損傷すると、徐々に腰痛が強くなってきます。座っているときや立ち上がるときに痛みを感じるようになり、日常生活に支障をきたすこともあります。

頭痛・めまい・吐き気

むち打ち症に伴って現れることが多い症状です。頚椎周辺の神経や血管が影響を受けることで、頭痛やめまい、吐き気などの自律神経症状が出現します。事故後数日から1週間程度で症状が顕著になることがあります。

背中や肩の痛み

シートベルトによる圧迫や、事故時の姿勢により、背中や肩の筋肉が損傷することがあります。事故前より肩や背中が凝るようになったと感じる場合は、事故の影響が考えられます。

症状が現れるまでの期間

交通事故後、症状が現れるまでの期間は個人差がありますが、一般的な傾向があります。

当日〜翌日

アドレナリンの効果が切れ始め、痛みを自覚し始める時期です。 首や肩の違和感、軽い頭痛などが出現することがあります。

2〜3日後

炎症反応が本格化し、痛みが強くなってくる時期です。むち打ち症の症状が顕著になり、首の動きが制限されたり、頭痛が強くなったりします。

3〜7日後

筋肉の緊張や二次的な症状が現れる時期です。しびれや腰痛、背中の痛みなど、事故直後には感じなかった症状が出現することがあります。

1週間以降

症状が慢性化し始める時期です。適切な治療を受けていない場合、痛みが長引いたり、二次障害が併発する恐れがあります。

10日以内に受診すべき理由

交通事故後は、症状の有無にかかわらず、できるだけ早く整形外科を受診することが重要です。 特に10日以内の受診が推奨される理由は、以下の通りです。

事故との因果関係を証明しやすい

受傷後しばらく経過してからの受診の場合、事故との因果関係を証明または判別しにくくなることがあります。交通事故の症状は非典型的なものもあり、画像所見のみでは説明困難なものも多々あります。 早期に受診し、医師に詳しい状況を伝えることで、事故との因果関係が明確になります。

適切な診断と治療の開始

早期に受診することで、適切な診断を受け、早期治療を開始できます。むち打ち症などは、早期に適切な治療を行うことで、症状の悪化を防ぎ、回復を早めることができます。

診断書の取得

交通事故証明書の交付や、保険会社への請求には、医師の診断書が必要です。事故後早期に受診し、診断書を取得することで、スムーズに手続きを進めることができます。

後遺障害認定への影響

治療を継続しても症状が残った場合、後遺障害認定を受けることができます。しかし、事故から受診までの期間が長いと、事故との因果関係が認められにくくなり、後遺障害認定が難しくなる可能性があります。

受診時に伝えるべきこと

交通事故の怪我は、いつからどのあたりがどのように痛むのか、詳しいお話を診察時に医師までしっかりとお伝えいただくことが大切です。

事故の状況

事故がいつ、どこで、どのように起こったのかを具体的に伝えましょう。追突事故なのか、正面衝突なのか、側面からの衝突なのかなど、事故の形態によって受傷のパターンが異なります。

事故直後の状態

事故直後に痛みや違和感があったか、意識を失ったか、救急搬送されたかなど、事故直後の状態を詳しく伝えます。

現在の症状

どの部位が、いつから、どのように痛むのかを具体的に伝えましょう。痛みの程度、動作による変化、日常生活への影響なども重要な情報です。

症状の変化

事故直後と現在で症状がどのように変化したかを伝えます。徐々に悪化しているのか、急に痛みが出たのかなど、症状の経過は診断に重要です。

既往歴

過去に首や腰の痛みがあったか、他の病気や怪我の治療を受けているかなど、既往歴も診断に影響します。

慰謝料請求と後遺障害認定への影響

交通事故による怪我の治療費や慰謝料は、自賠責保険や加害者の任意保険から支払われます。 しかし、適切な手続きを行わないと、十分な補償を受けられない可能性があります。

治療費の支払い

加害者の加入している損害保険会社に治療費を一任して医療機関に支払う仕組み(任意一括支払い)があるため、患者様の医療費の窓口負担金は発生しません。ただし、患者様の過失割合が大きい場合やひき逃げ事故の場合は、健康保険を使用することになります。

慰謝料の請求

交通事故による怪我で治療を受けた場合、治療費とは別に慰謝料を請求することができます。慰謝料の金額は、治療期間や通院日数、症状の程度などによって決まります。 早期に受診し、適切な治療を継続することで、正当な慰謝料を受け取ることができます。

後遺障害認定

治療を継続しても症状が残った場合、症状固定後に後遺障害認定を受けることができます。後遺障害等級が認定されると、後遺障害慰謝料や逸失利益を請求することができます。 しかし、事故から受診までの期間が長いと、事故との因果関係が認められにくくなり、後遺障害認定が難しくなる可能性があります。

神保町整形外科での交通事故治療

神保町整形外科では、交通事故によるむち打ち、怪我、リハビリでお悩みの方の治療に力を入れています。

整形外科専門医による診断

整形外科専門医が、詳しい問診と診察、必要に応じて画像検査を行い、正確な診断を行います。交通事故の症状は非典型的なものもあり、画像所見のみでは説明困難なものも多々ありますが、豊富な経験をもとに適切な診断を行います。

国家資格を持つ理学療法士によるリハビリ

症状に合わせたリハビリメニューを作成し、身体機能の改善を図ります。平日は18時30分まで、月曜から金曜まで診療を行っているため、お仕事帰りのビジネスマンの方も無理なく通院していただけます。

保険会社との連携

加害者の任意保険会社との連絡や、治療費の請求手続きもサポートします。患者様が安心して治療に専念できるよう、医療機関として最大限のサポートを行います。

アクセスの良さ

神保町駅から徒歩2分という好立地にあり、通院しやすい環境です。

まとめ

交通事故後の違和感や痛みは、事故直後ではなく数日後に現れることが多いです。 アドレナリンの影響で痛みを感じにくい状態にあるため、事故直後は症状がなくても、2〜3日後から症状が顕著になることがあります。むち打ち症、手足のしびれ、腰痛、頭痛、めまいなど、遅れて現れる症状は多岐にわたります。 事故との因果関係を証明し、適切な治療を受けるためには、10日以内に整形外科を受診することが重要です。早期受診により、慰謝料請求や後遺障害認定もスムーズに進めることができます。 「事故前より肩や背中などが凝るようになった」「吐き気、めまい、頭痛がする」「しばらくしてから首が痛みはじめた」など、少しでも体に違和感を感じられる場合は、早めに整形外科を受診しましょう。 神保町整形外科では、交通事故による怪我の治療に力を入れています。整形外科専門医による診断と、国家資格を持つ理学療法士によるリハビリで、早期回復をサポートします。 詳細はこちら神保町整形外科 交通事故

交通事故後の違和感が気になる方へ

事故直後は軽く感じても、数日後に痛みやしびれが出ることがあります。初診時は事故状況や保険会社の情報を整理しておくと相談しやすくなります。

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違和感が続く場合は、痛みの部位や出始めた時期をメモして受診時に伝えると、状態の確認がしやすくなります。

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著者情報

神保町整形外科 院長 板倉 剛  

経歴

  • 平成18年3月東海大学医学部卒業後、慶應義塾大学医学部整形外科学教室入局
  • 慶應大学病院、静岡赤十字病院、慶應義塾大学月が瀬リハビリテーションセンター、台東区立台東病院、 竹川病院、石川島記念病院、古河総合病院勤務を経て平成29年4月神保町整形外科を開院
  • 慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程で脊髄再生に関する基礎研究に従事

資格

  • 医学博士
  • 日本整形外科学会専門医
  • 日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
  • 日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医
  • 再生医療認定医
  • 身体障害者福祉法指定医(肢体不自由)

所属学会

  • 日本整形外科学会
  • 日本脊椎脊髄病学会
  • 日本脊髄障害医学会
  • 日本再生医療学会
 

投稿者:神保町整形外科

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