こんなお悩みありませんか?
- 靴下を片脚立ちで履けない
- 家の中でつまずく、滑る
- 手すりがないと階段を上れない
- 骨粗しょう症、変形性関節症などになっている
ロコモとは?
ロコモティブシンドロームとは、運動器に障害があり移動機能が低下した状態を指します。ロコモの原因となる疾患は骨粗しょう症、変形性関節症、変形性脊椎症、サルコペニア(筋量低下による身体能力の低下)、神経障害などです。ロコモは高齢の女性に多く、早ければ50代からロコモになる恐れがあります。健康寿命を伸ばすためにはロコモ予防が必須です。
こんな病気です
ロコモティブシンドロームは次のように進行します。
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1 運動器(骨・関節・筋肉・神経)が衰える
骨粗しょう症、変形性関節症などの疾患が代表的です。
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2患部に痛みが生じる・バランス能力が落ちる・可動域が狭まる
これらの要因から体を動かしづらくなり、その結果さらに動きが悪化するという悪循環を招きます。
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3移動能力の低下
歩く際につえや手すりが必要になります。歩けないことや、歩行が面倒になることがさらに悪循環を生みます。
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4健康寿命が縮まる
寝たきり・要介護の状態になります。
日本人の平均寿命と健康寿命には10年程度の開きがあります。寝たきり・要介護状態に陥り健康寿命を迎えてしまう一番の要因は、運動器(骨・関節・筋肉・神経)の障害です。寝たきり・要介護になると、本人が辛いばかりか、家族など周囲の人にも大きな負担がかかります。大切な人のためにも、ロコモを予防して運動器を健康に保ちましょう。
予防方法
人間の骨量・筋肉量は20〜30代でピークを迎えます。骨や筋肉が弱ると、40〜50代で体の衰えを感じやすくなり、60代に入ると思うように動けなくなる恐れもあります。
骨や筋肉の健康を維持するには、適度な運動が必要です。ロコモを予防するには、若い頃から運動を習慣づけること、そして、骨や筋肉を意識するだけでなく、軟骨や椎間板にも適正な運動負荷をかけておくことが大切です。
ロコモチェックについて
下記の項目に一つでも当てはまれば、ロコモの可能性があります。
- 靴下を片脚立ちで履けない
- 家の中でつまずく、滑る
- 手すりがないと階段を上れない
- 掃除機の使用や布団の上げ下ろしなど、やや負担の重い家事が困難だ
- 買い物の荷物が2kg程度(1リットルの牛乳パック2本相当)になると、運ぶのが困難だ
- 歩き続けることができない(15分程度)
- 横断歩道を渡りきる前に赤信号になってしまう
ロコトレについて
ロコモ対策の代表的なトレーニングをご紹介します。
片脚立ち
- 姿勢をまっすぐに整える
- 床につかない程度に片脚を上げる
- 左右1分間ずつ。目安は1日3回
- 転倒には十分注意し、支えが必要な人は机に手や指をついて行う(可能であれば指のみで)
スクワット
- 足を肩幅より少し広めに開き、つま先を30度程度開いて立つ
- お尻を後ろに引くように体をしずめる。膝がつま先より前に出ないことと、膝が足の人差し指の方向に向くことを意識する
- 深呼吸をするペースで5~6回。目安は1日3回
- 動作の最中は息を止めない
- 膝は90度以上に曲げない(過度な負担をかけないため)
- 太ももの前後の筋肉を意識しながら、ゆっくり行う
- 転倒には十分注意し、支えが必要な人は机に手や指をついて行う
- スクワットができない時は、椅子に座って机に手をつき、立つ・座るを繰り返す
院長より
ロコモの怖い点は、最終的に動けなくなってしまうことと、転倒リスクが上がることです。ロコトレなどの運動を生活に取り入れて予防を心がけましょう。ロコトレは、当院のトレーニングマシン「パワープレート」を使って実施すると、運動効率がアップします。週2〜3回、5分程度実施するだけでも予防に効果的です。運動が苦手な人や、自分はずぼらだと思う方に特におすすめの方法です。