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男性の頻尿の原因とは?考えられる要因とエムセラという治療の選択肢

2026.03.14

トイレに行ったばかりなのに、また行きたくなる・・・ そんな経験はありませんか? 男性の頻尿は、実は多くの方が抱える悩みです。年齢を重ねると避けられない問題と思われがちですが、原因は加齢だけではありません。前立腺肥大症や過活動膀胱など、さまざまな要因が関係しています。 本記事では、男性の頻尿の原因を年齢別に詳しく解説し、最新の非侵襲的治療法「エムセラ」についてもご紹介します。頻尿に悩む男性の方に、ぜひ知っていただきたい情報をお届けします。

頻尿とは?基本的な定義と症状

頻尿には明確な定義はありませんが、一般的には「朝起きてから就寝までの排尿回数が8回以上の場合」を指します。 ただし、排尿回数には個人差があるため、8回未満でも「自分自身で排尿回数が多いと感じる場合」は頻尿と考えられます。日中だけでなく、就寝中に2回以上トイレに起きる場合は「夜間頻尿」と呼ばれ、睡眠の質を低下させる要因となります。 頻尿の症状は、単に排尿回数が多いだけではありません。急に強い尿意を感じる「尿意切迫感」や、トイレに間に合わずに漏れてしまう「切迫性尿失禁」を伴うこともあります。また、排尿後もすっきりせず、残尿感が残る場合もあります。 こうした症状は日常生活に大きな影響を及ぼします。外出時にトイレの場所が気になったり、会議中に何度も席を立つ必要があったり、夜間の頻尿で睡眠不足になったりと、生活の質が低下してしまうのです。

夜間にトイレが近くなるのはなぜ?夜間頻尿の原因を解説

夜中に何度もトイレで目が覚めてしまう「夜間頻尿」は、加齢だけでなくさまざまな原因が関係していることがあります。本記事では、夜間頻尿が起こる主な原因や考えられる疾患、受診の目安についてわかりやすく解説します。

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男性の頻尿の主な原因

男性の頻尿には、さまざまな原因が考えられます。 ここでは、代表的な原因について詳しく見ていきましょう。

過活動膀胱

過活動膀胱とは、膀胱が過敏になり、本人の意思とは関係なく膀胱が収縮してしまう状態です。尿がそれほど溜まっていないのに、急に強い尿意を覚えて何度もトイレに駆け込んだり、トイレに間に合わずに漏れてしまったりします。 過活動膀胱は加齢による老化現象の場合もありますが、男性では前立腺肥大症が原因であることが多いとされています。前立腺は膀胱の下に位置する男性特有の器官で、年齢を重ねて大きくなると、膀胱や尿道を圧迫して過活動膀胱や排尿トラブルを招きます。 脳卒中やパーキンソン病といった病気により、膀胱のコントロールがうまくいかず過活動膀胱になるケースもあります。

前立腺肥大症

前立腺肥大症は、中高年男性に多く見られる疾患です。 前立腺が大きくなることで尿道を圧迫し、尿が出にくくなったり、頻尿になったりします。50代以降の男性では非常に多く見られ、60代では約半数、70代以上では7割以上の方に前立腺肥大が認められるとされています。 前立腺肥大症による頻尿は、特に夜間に顕著です。夜中に何度もトイレに起きることで睡眠が妨げられ、日中の疲労感や集中力低下につながります。また、尿の勢いが弱くなったり、排尿に時間がかかったりする症状も伴います。

残尿量の増加

残尿とは、排尿した後も膀胱内に尿が残る状態です。 前立腺肥大症などで尿が出にくくなると、出し切れなかった尿が膀胱内に残ってしまいます。そのため、すぐに膀胱がいっぱいとなり、何回もトイレに行くこととなります。残尿が多いと、膀胱炎などの感染症のリスクも高まります。

尿路感染症・炎症

膀胱炎や前立腺炎といった尿路感染症も、頻尿を引き起こす原因となります。 炎症により膀胱の神経が刺激されることで、頻繁に尿意を感じるようになります。また、感染性のものではない間質性膀胱炎という症状によっても、頻尿となることがあります。尿路感染症の場合、排尿時の痛みや灼熱感を伴うことが多いです。

多尿

体が作る尿の量が多い状態(多尿)も、頻尿の原因のひとつです。 過剰な水分摂取のほか、利尿作用のある薬の服用、アルコールやコーヒーの大量摂取、糖尿病などの影響で、1日に作られる尿量が増えることがあります。特に糖尿病では、血糖値が高いと尿量が増加し、頻尿につながります。

心因性の頻尿

膀胱や尿道などに病気がなく尿量も通常どおりなのに、ストレスや不安といった心理的な要因で、頻尿となることがあります。 心因性の頻尿の場合、夜寝てしまえばトイレのことが気にならないため、夜間には頻尿症状が現れないケースがほとんどです。また、朝起きたときの排尿量も通常どおりです。

年齢別に見る頻尿の傾向

頻尿は年齢とともに増加する傾向があります。 調査によると、「以前よりもトイレが近くなった」と感じ始めた年齢は、60~64歳頃という人が最も多い結果となっています。また、6割近くの方が50~60代で「トイレが近くなった」と感じ始めたことがわかっています。 40代では、まだ頻尿を自覚する方は少ないものの、前立腺肥大症の初期症状が現れ始める年代です。50代になると、前立腺肥大症の有病率が急増し、夜間頻尿を訴える方が増えてきます。60代以降では、過活動膀胱や前立腺肥大症による頻尿が顕著になり、日常生活への影響も大きくなります。 ただし、頻尿は加齢だけが原因ではありません。若い世代でも、ストレスや生活習慣、基礎疾患などにより頻尿になることがあります。年齢に関わらず、頻尿の症状が気になる場合は、早めに医療機関を受診することが大切です。

頻尿の対策と治療法

頻尿の対策には、生活習慣の改善から薬物療法、さらには最新の治療法まで、さまざまな選択肢があります。

生活習慣の改善

まずは日常生活でできる対策から始めましょう。 水分摂取のタイミングを調整することが重要です。就寝前の水分摂取を控えることで、夜間頻尿を軽減できます。また、カフェインやアルコールは利尿作用があるため、摂取量を減らすことも効果的です。 膀胱訓練も有効な方法です。尿意を感じてもすぐにトイレに行かず、少しずつ我慢する時間を延ばしていくことで、膀胱の容量を増やし、排尿間隔を延ばすことができます。ただし、無理は禁物です。

骨盤底筋トレーニング

骨盤底筋は、骨盤の底にあり、膀胱や腸管を下から支えている筋肉群です。 この筋肉が衰えると、尿失禁や頻尿の原因となります。骨盤底筋を鍛えることで、排尿のコントロールが改善されます。しかし、普段意識していない部分の筋肉のため、どのように使えるかが分からない方も多いのが現状です。

薬物療法

過活動膀胱に対しては、抗コリン薬やβ3アドレナリン受容体刺激薬が用いられます。 抗コリン薬には、プロピベリン塩酸塩、ソリフェナシン、トルテロジン、イミダフェナシン、フェソテロジンなどがあり、近年発売されたものは膀胱選択性が高く、口内乾燥や便秘などの副作用が少ないとされています。 抗コリン薬で副作用が強い場合は、経皮吸収型製剤のオキシブチニン塩酸塩があります。皮膚から吸収されるため、吸収速度がマイルドで副作用が比較的少ないとされています。 また、抗コリン薬が使用できない場合や効果が不十分な場合には、β3アドレナリン受容体刺激薬であるミラベグロンが選択肢となります。

エムセラによる治療

エムセラは、骨盤底筋群を鍛える新しい治療機器です。 2020年に発売され、アメリカやEUなど25か国で認可されています。日本では保険適応ではありませんが、非侵襲的で効果的な治療法として注目されています。 エムセラは、HIFEM(高密度焦点式電磁)の働きで、通常刺激できない深部の骨盤底筋に磁気刺激を作用させて鍛えることができます。1回の施術で1万7040回の超極大筋収縮を誘発することで、骨盤底筋の位置や収縮の感覚を知ることができ、再教育が可能です。 エムセラの最大の特徴は、30分間座っているだけで治療が完了することです。服を着たまま治療が受けられ、治療後はすぐに帰宅できます。通勤帰りに治療することも可能です。非侵襲的な治療で、治療中にピリピリとした感覚と骨盤底筋の強い収縮を感じることはありますが、痛みはなく、火傷の心配もありません。 治療後のダウンタイムや処置などはなく、通常通りの日常生活へと戻れます。1回でも効果を実感する方もいますが、週1から2回、1クール全6回の治療が推奨されています。1クール終了後、数ヶ月効果は持続すると言われています。 神保町整形外科では、理学療法士による理学療法やピラティスを併用して、骨盤底筋や体幹のインナーマッスルをより積極的に鍛えることで、腰痛や骨盤痛の改善を図ります。尿失禁治療だけではなく、加齢・出産などに伴う性的不快感、腰回り下半身のダイエットに対しても治療が可能です。

神保町整形外科のエムセラ治療

神保町整形外科は、神保町駅から徒歩2分に位置し、仕事帰りのビジネスマンの方も無理なく通院していただけます。

推奨対象

エムセラは、男女問わず以下のような方におすすめです。
  • 咳、くしゃみや重い荷物を持ち上げた時に軽く尿漏れをしてしまう方
  • 産後におなかがポッコリしている方
  • 膣のゆるみが気になる方

料金プラン

神保町整形外科のエムセラ治療の料金は以下の通りです。
  • **初回1回**: 6,000円
  • **2回目以降1回**: 7,500円
  • **5回コース**: 25,000円
  • **6回コース**: 30,000円
  • **メンテナンス1回(2クール目以降)**: 6,000円
当院でリハビリ治療中の方は、初回5分の無料トライアルができます。

注意事項

エムセラ治療は未承認の医療機器を使用して治療を行います。 医師個人にて輸入しています。体内にペースメーカー等の金属がある場合、使用できません。違和感が強い場合は、強度を下げたり、中止しますのでスタッフにお申し付けください。施術後に一時的に、筋疲労や筋肉痛を認める場合があります。

まとめ

男性の頻尿は、加齢だけでなく、前立腺肥大症、過活動膀胱、尿路感染症、多尿、心因性など、さまざまな原因によって引き起こされます。 年齢とともに増加する傾向がありますが、若い世代でも発症することがあります。頻尿の対策としては、生活習慣の改善、骨盤底筋トレーニング、薬物療法などがあります。 最新の治療法として、エムセラは非侵襲的で効果的な選択肢です。30分間座っているだけで骨盤底筋を鍛えることができ、服を着たまま治療が受けられます。痛みやダウンタイムもなく、日常生活への影響を最小限に抑えながら治療を続けられます。 頻尿に悩んでいる方は、一人で抱え込まず、専門医に相談することが大切です。適切な診断と治療により、生活の質を大きく改善できる可能性があります。 神保町整形外科では、エムセラ治療をはじめ、頻尿や尿失禁に対する包括的な治療を提供しています。神保町駅から徒歩2分という好立地で、仕事帰りにも通院しやすい環境です。頻尿でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。 神保町整形外科 エムセラの詳細はこちらからご確認いただけます。

著者情報

神保町整形外科 院長 板倉 剛

経歴

資格

所属学会

投稿者:神保町整形外科

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