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エムセラの効果はいつから?治療回数と通院ペースを徹底解説

2026.05.26

「エムセラを始めたいけど、いつ頃から効果が出るの?」 そんな疑問を抱えている方は、少なくないと思います。 骨盤底筋の衰えによる尿漏れや性機能の低下は、加齢・出産・閉経などさまざまな要因で起こります。エムセラはそうした悩みに対応する新しい治療法として注目されていますが、「何回受ければいいのか」「どのくらいのペースで通えばいいのか」といった具体的な疑問は、治療を始める前にしっかり把握しておきたいところです。 この記事では、エムセラの効果が出るまでの期間・推奨される治療回数・最適な通院ペースについて、整形外科の専門医の視点からわかりやすく解説します。 骨盤底筋の健康は、尿漏れだけでなく骨盤全体の安定性や姿勢にも深く関わっています。ぜひ最後までお読みください。

エムセラ治療を検討している方へ

千代田区神田神保町で尿もれや骨盤底筋ケアについて確認したい方は、神保町整形外科へご相談ください。

「どのくらい通院が必要なのか知りたい」という方にも向いています。

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エムセラとは何か―骨盤底筋を鍛える最新治療

まず、エムセラの仕組みを簡単に整理しておきましょう。 エムセラ(EMSELLA)は、高密度焦点式電磁(HIFEM/ハイフェム)という技術を用いて、骨盤底筋群に強力な筋収縮を誘発する医療機器です。 HIFEM(ハイフェム)高密度焦点式電磁エネルギーを用いて、通常の運動では到達できない「超極大筋収縮」を引き起こす技術です。骨盤底筋全体を効率よく刺激し、筋力を高めます。 治療は専用の椅子に座るだけ。服を着たまま受けられ、メスも注射も使いません。1回の施術で1万7,040回の筋収縮が誘発されるとされており、一般的な骨盤底筋体操(ケーゲル体操)と比べてはるかに高い刺激量を実現します。 ダウンタイムもなく、施術後すぐに日常生活に戻れるのも大きな特徴です。

骨盤底筋は、膀胱・子宮・直腸などの骨盤内臓器をハンモック状に支える筋肉群です。この筋肉が衰えると、尿失禁・排便障害・性機能障害・骨盤臓器脱などさまざまな症状が現れます。 整形外科の立場からも、骨盤底筋の機能低下は体幹の安定性や姿勢の崩れに直結することがあり、腰痛との関連も指摘されています。骨盤底筋を適切に鍛えることは、全身の運動機能を守るうえでも重要な取り組みです。

エムセラの効果はいつから実感できる?

「1回で変わる」という声もあります。 実際、施術後すぐに骨盤底筋の収縮感や引き締まりを感じる方もいらっしゃいます。ただし、これはあくまで個人差があり、全員が1回で明確な変化を感じるわけではありません。

施術後2〜3週間で効果が向上し続ける

エムセラの特徴のひとつは、施術後も効果が継続して向上する点です。 筋肉の修復・再構築は施術直後から始まりますが、その効果が最大化するのは施術後2〜3週間にわたってとされています。これは、筋トレ後に筋肉が超回復するプロセスと似た仕組みです。 「先週受けたのに、今週になってから急に楽になった気がする」という感想を持つ方も少なくありません。効果の実感には少し時間がかかることを、あらかじめ理解しておくと安心です。

1クール(6回)で効果が6〜12か月持続

推奨されているのは、1クール6回の施術です。 1クールを完了した後、効果は6〜12か月間持続するとされています。これは骨盤底筋の筋力が十分に高まり、維持されるためです。 6か月後のフォローアップ時点で、85〜95%の方が満足度を示しているというデータもあります。

ただし、効果の持続期間は個人の状態・生活習慣・骨盤底筋の衰えの程度によって異なります。「6回受けたら完全に終わり」ではなく、必要に応じてメンテナンス治療を行うことが推奨されています。

推奨される治療回数―なぜ6回が基本なのか

「なぜ6回なのか?」と疑問に思う方もいるでしょう。 エムセラの標準的な治療プランとして、週1〜2回のペースで計6回が広く推奨されています。この回数設定には、筋肉生理学的な根拠があります。

筋肉の適応と回復サイクルに基づいた設計

骨盤底筋は、他の骨格筋と同様に、刺激を受けた後に回復・強化されるサイクルを繰り返します。 1回の施術で1万7,040回もの筋収縮が誘発されるため、施術直後は筋肉が疲労した状態になります。これは通常の筋トレ後の筋肉痛と同じ現象です。適切な間隔を空けて繰り返し刺激を与えることで、筋肉が段階的に強化されていきます。 6回という回数は、この回復サイクルを考慮したうえで、骨盤底筋の筋力を十分に高めるために設計されたプランです。

1回だけでは不十分な理由

1回の施術でも効果を感じる方はいます。 しかし、1回だけでは筋力の定着が不十分で、効果が長続きしにくいのが現実です。筋肉は繰り返しの刺激によって強化・維持されるものであり、継続的な施術が必要です。 「1回試してみたけど変わらなかった」という方の多くは、継続せずに諦めてしまっているケースが見受けられます。6回のプランを最後まで完了することが、効果を最大化するうえで非常に重要です。

最適な通院ペース―週1〜2回が推奨される理由 通院ペースも、治療効果に大きく影響します。 エムセラの推奨通院ペースは週1〜2回です。この間隔には、明確な理由があります。

間隔が短すぎると筋肉が回復できない

施術後、骨盤底筋は超極大筋収縮による刺激を受けた状態にあります。 筋肉が十分に回復する前に次の施術を行うと、筋力の向上が妨げられる可能性があります。最短でも4日に1回の間隔が必要とされており、それ以上の頻度は推奨されていません。 「早く効果を出したいから毎日通いたい」という気持ちはよくわかりますが、筋肉の回復を待つことが結果的に効果を高めます。

間隔が長すぎると刺激の蓄積効果が薄れる

一方で、施術の間隔が開きすぎるのも問題です。 筋肉への刺激は、適切な頻度で継続することで蓄積・強化されます。2週間以上間隔が空いてしまうと、前回の施術で得られた筋力の向上が維持されにくくなります。 週1〜2回という頻度は、回復と刺激のバランスを最適化した設計です。

個人の状態に合わせた調整も大切

通院ペースは、患者さんの状態や生活スタイルによって調整が必要な場合もあります。 施術後に一時的な尿漏れが増えることがあります。これは使い慣れていない骨盤底筋を急激にトレーニングしたことによる一時的な筋疲労であり、通常は数日で改善します。こうした反応が強い場合は、施術間隔を少し広げることも選択肢のひとつです。 担当医と相談しながら、自分に合ったペースを見つけることが大切です。

継続治療について知りたい方へ

症状や生活スタイルに合わせて、無理のない通院ペースをご案内しています。

「まずは相談だけしたい」という方にも向いています。

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効果を最大化するためのポイント

治療を受けるだけで終わりにしないことが重要です。 エムセラの効果を最大限に引き出すためには、施術と並行して日常生活での取り組みも欠かせません。

骨盤底筋体操(ケーゲル体操)との併用

エムセラはケーゲル体操の約1万倍の運動量を実現するとされています。 しかし、施術と並行して日常的にケーゲル体操を行うことで、骨盤底筋の筋力維持・向上をさらに促進できます。施術で得た筋力を日常生活の中でも活かすことが、長期的な効果の維持につながります。 「施術を受けているから体操はしなくていい」ではなく、両方を組み合わせることを意識してみてください。

体重管理と生活習慣の見直し

過体重は骨盤底筋への負担を増大させます。 適切な体重管理を行うことで、骨盤底筋への過剰な負担を軽減し、エムセラの効果をより長く維持することができます。また、喫煙は組織の血流を悪化させ、筋肉の回復を妨げる可能性があります。生活習慣全体を見直すことが、治療効果の最大化に貢献します。

メンテナンス治療の継続

1クール終了後も、定期的なメンテナンスが効果の維持に役立ちます。 通常、最終施術から6〜12か月後にメンテナンス治療を行うことが推奨されています。骨盤底筋は加齢とともに自然に衰えていく筋肉であるため、定期的なケアを続けることが長期的な健康維持につながります。

エムセラが向いている方・注意が必要な方

エムセラはすべての方に適しているわけではありません。 治療を検討する際は、自分が適応対象かどうかを事前に確認することが大切です。

エムセラが向いている方

  • 咳・くしゃみ・笑いなどで尿が漏れてしまう方(腹圧性尿失禁)
  • 急な尿意を我慢できない方(切迫性尿失禁)
  • 産後の尿漏れでお悩みの方
  • 性的満足度の低下を感じている方
  • 骨盤底筋体操がうまくできない・続かない方
  • 将来のために骨盤底筋を鍛えておきたい方
  • 男女問わず、排尿症状でお悩みの方

治療が受けられない・注意が必要な方

  • ペースメーカー・除細動器などの電子インプラントがある方
  • 金属インプラントがある方
  • 妊娠中・生理期間中の方
  • 悪性腫瘍がある方
  • てんかんがある方
  • 骨端線が閉鎖していない成長途中の方
  • 心疾患・肺機能不全がある方
避妊リング(IUD)をご使用の方は、器具の種類や挿入時期によって対応が異なります。必ず事前に担当医にご相談ください。 また、産後の方は完全に回復してから治療を開始することが基本です。産後どのくらいから受けられるかは個人差がありますので、医師にご確認ください。

骨盤底筋の健康と骨粗しょう症の深いつながり

骨盤底筋の問題と骨の健康は、切り離せない関係にあります。 特に閉経後の女性では、女性ホルモン(エストロゲン)の低下が骨密度の急激な減少を引き起こします。同時に、骨盤底筋の筋力低下も進みやすい時期です。

閉経後の女性が注意すべき理由

閉経後10年で骨量が急激に減ることが知られています。 骨が弱くなると、転倒した際の骨折リスクが高まります。脊椎の圧迫骨折や大腿骨頸部骨折は、1年以内に再骨折しやすいことが分かっており、寝たきりや生活の制限につながることもあります。 骨盤底筋が衰えると転倒リスクが高まり、骨が弱くなっていれば骨折につながる…。この悪循環を断つためにも、骨盤底筋の強化と骨密度の管理を並行して行うことが重要です。

神保町整形外科での骨粗しょう症管理

当院では、骨粗しょう症の早期発見・早期治療・予防に力を入れています。 DXA法(全身型骨密度測定装置)による腰椎・大腿骨の骨密度測定を4か月に1回推奨しており、骨代謝マーカーの血液検査やX線検査も組み合わせて、患者さんの骨の状態を丁寧に評価します。 骨代謝マーカー血液検査によって「骨を壊すスピード」と「骨を作るスピード」のバランスを評価する指標です。異常値は骨折リスクの早期発見に役立ちます。 治療は食事療法・運動療法・薬物療法を状態に合わせて組み合わせます。薬物療法では、活性型ビタミンD3製剤・SERM・ビスフォスフォネート・抗RANKL抗体・副甲状腺ホルモン製剤・抗スクレロスチン抗体などを症状に応じて選択します。 骨密度が80%未満の場合は半年ごとに検査を実施し、80%以上に改善した場合は年1回に頻度を戻して経過観察を行います。骨の健康を守ることは、将来の寝たきりを防ぎ、健康寿命を延ばす大切な習慣です。   「骨粗しょう症は、痛みが出てからではなく”気づいた時の対策”が大切です。当院では、患者さん一人ひとりの骨の状態に合わせて、食事・運動・薬をバランスよく組み合わせた治療をご提案しています。」 骨盤底筋の健康も、骨の健康も、どちらも「気づいた時がスタート」です。

まとめ―エムセラの効果を引き出すために大切なこと

エムセラの効果について、重要なポイントを整理します。
  • 効果の実感時期:1回目から感じる方もいますが、施術後2〜3週間にわたって効果は向上し続けます
  • 推奨治療回数:週1〜2回のペースで計6回(1クール)が標準プランです
  • 効果の持続期間:1クール完了後、6〜12か月間効果が持続するとされています
  • メンテナンス:最終施術から6〜12か月後にメンテナンス治療が推奨されます
  • 日常ケアとの併用:ケーゲル体操・体重管理・生活習慣の見直しが効果を高めます
「1回受けただけで終わり」にしないことが、エムセラ治療で最も大切なことです。 骨盤底筋の衰えは、尿漏れや性機能の問題だけでなく、骨盤全体の安定性・姿勢・転倒リスクにも関わります。特に閉経後の女性は、骨密度の低下と骨盤底筋の衰えが同時進行しやすい時期です。 骨盤底筋の健康を守ることは、将来の骨折リスクを下げ、健康寿命を延ばすことにもつながります。気になる症状がある方は、ぜひ早めにご相談ください。 当院・神保町整形外科では、骨粗しょう症の検査・治療・予防を継続的にサポートしています。「背中が丸くなってきた」「身長が縮んだ気がする」「転んだだけで骨折した」など、ひとつでも心当たりがある方は、お気軽にご相談ください。骨の健康を守ることは、これからの人生の質を守ることです。

骨盤底筋ケアを始めたい方へ

現在のお悩みやライフスタイルに合わせて、治療内容や通院回数をご説明しています。

切らない治療を検討している方にも向いています。

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著者情報

神保町整形外科 院長 板倉 剛  

経歴

  • 平成18年3月東海大学医学部卒業後、慶應義塾大学医学部整形外科学教室入局
  • 慶應大学病院、静岡赤十字病院、慶應義塾大学月が瀬リハビリテーションセンター、台東区立台東病院、 竹川病院、石川島記念病院、古河総合病院勤務を経て平成29年4月神保町整形外科を開院
  • 慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程で脊髄再生に関する基礎研究に従事

資格

  • 医学博士
  • 日本整形外科学会専門医
  • 日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
  • 日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医
  • 再生医療認定医
  • 身体障害者福祉法指定医(肢体不自由)

所属学会

  • 日本整形外科学会
  • 日本脊椎脊髄病学会
  • 日本脊髄障害医学会
  • 日本再生医療学会
 

投稿者:神保町整形外科

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