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首を回すと痛いのはなぜ?動かしたときに起こる痛みの原因を解説

2026.01.26

首を回すと痛みを感じる…その原因を知っていますか?

朝起きたとき、首を回そうとしたら痛みが走った。 デスクワークの合間に首を動かしたら、ズキッとした痛みを感じた。こんな経験はありませんか? 首を回すときの痛みは、決して珍しい症状ではありません。スマホやパソコンの長時間使用が当たり前になった現代では、首の痛みに悩む方が急増しています。「たいしたことない」と思って放っておくと、頭痛やめまい、肩の重だるさなど、さまざまな不調につながることもあるのです。 神保町整形外科では、首・肩・腰の痛みに特化した治療を提供しており、痛みの原因を丁寧に評価したうえで、一人ひとりに合わせた治療を行っています。首の痛みは、その人の生活そのものを変えてしまうことがあります。症状を年齢のせいとあきらめず、早めに相談することが大切です。

首を回すと痛む主な原因

首を回したときに痛みを感じる原因は、大きく分けて「筋肉や関節からくる痛み」と「神経の痛み」の2つに分類されます。 まず、筋肉や関節の痛みについてです。 これは、筋肉の固さや血液循環の悪さ、関節の動きの悪さなどによって首が痛くなるものです。デスクワークやスマホの長時間使用で、同じ姿勢を続けていると、首の筋肉が緊張し続けて血行不良を引き起こします。その結果、首を回すときに痛みが生じやすくなるのです。 一方、神経からくる痛みは、頚椎椎間板ヘルニアや頚椎神経根症など、首の病気によって引き起こされます。腕や手にしびれがあったり、力が入らなくなってしまう、また、箸を使ったりボタンを留めたりなどの細かい手先の作業がしにくくなったなどの症状がみられる場合は、これらの病気が強く疑われます。

姿勢の悪さが引き起こす首の痛み

姿勢の悪さが首の痛みにつながることはよくあります。 巻き肩や猫背で頭が前に出ている状態になると、首に頭の重さがかかって筋肉は緊張します。人間の頭部は約4~6kgと言われており、まっすぐに向いているだけでも首にはストレスがかかります。頭を15度前に傾けると、首には約12kgの力がかかるのです。 パソコンやスマートフォンの長時間使用は、頭が前に出てくるストレートネックの原因です。頭を支えるための首のS字カーブが伸びてしまうため、正常な状態よりも筋肉が使われ、ますます首が動かなくなります。

寝違えによる首の痛み

朝起きて首や肩が痛んだり、首が回らなかったら、寝違えたと考えて良いでしょう。 寝ている間はリラックスしているため、無意識に首周辺の筋肉に負担がかからないような体勢をとっています。しかし、枕などの寝具が自分に合っていない、変な姿勢で寝てしまったりすることで就寝中に身体が思うように動かせないと、首周辺の筋肉のみに力が入ってしまい、筋繊維が障害されて寝違えが起こります。 高さのある枕を使っている場合、首が下に傾いた状態となり、首に負担がかかるだけでなく、呼吸の抑制、首のシワにもつながります。また、柔らかい枕は、頭部を安定しようとするため、常に首が緊張する状態が続いてしまうため、首こりの原因となります。

筋肉の硬直と血行不良

首には頭を様々な方に向けるための筋肉が存在しますが、それらが硬くなると首が回らなくなります。 デスクワークに従事する方は、頭の重さを支えるために首が硬くなりやすいとされています。同じ体勢を長時間保っている状態は、決まった筋肉のみを過剰に使っています。そのため、筋肉周辺で血流が悪くなって老廃物が蓄積した結果、痛みが起こります。 運動をしない方は、血行が悪くなり、乳酸などの疲労物質が蓄積しやすくなります。乳酸が首や肩の筋肉に残存すると、強いこりや痛みが起こります。

ストレスによる筋肉の緊張

日常生活でストレスを感じると、交感神経が優位となり、血管が収縮し、血行が悪化するため、首・肩のこりを引き起こします。 ストレスや興奮することで、首の筋肉が固くなり、首の痛みやコリが出ることがあります。首が痛くなるまで気づかないケースが多いようです。頚肩腕症候群という症状もあり、これは首、肩、腕に起こる様々な症状の総称で、肩こりも含まれます。症状には継続した痛み、目の疲れや乾き、疲れやすい、頭痛の併発などがあり、原因として無理な体勢による身体の疲れ、精神的ストレスが考えられています。

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首を回すと痛みが出る代表的な病気

首の痛みの背景には、さまざまな病気が隠れている可能性があります。 単なる筋肉の疲れと思っていたものが、実は治療が必要な疾患だったということも少なくありません。ここでは、首の痛みを伴う代表的な病気について、その特徴と症状を詳しく見ていきます。

頚椎椎間板ヘルニア

椎間板は背骨を衝撃から守るクッションの役割を持っており、髄核と繊維輪で構成されています。 椎間板が加齢などで弱くなって変性し、髄核が飛び出たものが椎間板ヘルニアで、首の骨に生じると頚椎椎間板ヘルニアと呼ばれます。飛び出た髄核が神経根や脊髄を圧迫すると、背中や腕の痺れや痛み、手足の麻痺、首を後ろに回せない、力が入らない、といった状態になり、酷い場合は足から太ももにも症状が起こります。 神保町整形外科では、必要に応じてレントゲンや超音波検査を行い、症状の背景にある筋肉・関節・神経の状態を丁寧に把握したうえで、最適な治療を組み合わせています。

頚椎症(変形性頚椎症)

筋肉疲労が原因の首のこり以外では、頚椎症は首に関わる異常のうちで一番多く、頭痛、肩や首の痛みやこり、頚椎の可動域制限などを生じます。 加齢による頚椎椎間板の変性や弾力性の低下、椎骨における骨棘の発生が原因で、これらが神経根や脊髄を圧迫して症状が起こります。女性よりも男性の方が罹りやすい傾向があります。代表的な症状として、手の指先のしびれ、歩行時のふらつきやつまづきやすさ、首・肩・腕の痛み、さらには排尿障害などが挙げられます。 骨棘に刺激された脊髄や神経根は痛みが生じ、部位によって症状がやや異なるのが特徴です。脊髄が刺激されると運動障害として足のもつれ、手の痺れなどが現れ、神経根が刺激されると首、肩、腕に至るまでの激しい痛み、とりわけ首を後ろに反らせた場合の痛みが顕著に現れます。

頚椎後縦靭帯骨化症

脊髄の一部である後縦靭帯が骨化して脊柱管内腔が狭窄し、脊髄を圧迫する病気です。 この疾患は進行性であり、早期発見と適切な治療が重要です。症状が進行すると、手足のしびれや運動障害が現れることがあります。

後頭神経痛

首の後ろから頭にかけて走る神経が刺激されることで発生し、突然ピリッと電気が走るような痛みが特徴です。 片側だけに痛みが出ることが多く、デスクワークが多い方やストレスが溜まっている方に起こりやすい症状です。首を回したときに痛みが増すこともあります。

首を回すと痛いときの対処法

首を回すと痛みを感じたとき、どのように対処すれば良いのでしょうか。 痛みの原因が筋肉や関節の問題であれば、適切なセルフケアで改善することも可能です。ただし、痛みが強い場合や長引く場合は、専門医の診察を受けることが大切です。

急性期の対処法

寝違えのような急に出現した痛みの場合、まずは安静にすることが大切です。 痛みが強い場合は、無理に首を動かさないようにしましょう。炎症が起きている可能性があるため、冷やすことで痛みを和らげることができます。ただし、冷やしすぎると筋肉が硬くなってしまうため、15~20分程度を目安にしてください。 痛み止めの薬を飲むことで、症状が治ることがほとんどです。非ステロイド系抗炎症薬(イブプロフェン、ナプロキセンナトリウムなど)やアセトアミノフェンが効果的です。

慢性的な痛みへの対処法

慢性的な首の痛みには、姿勢の改善とストレッチが効果的です。 デスクワークやスマートフォンの使用などでうつむいた姿勢が多くなると、それを支えるために首から背中の筋肉を酷使することになります。姿勢を整え、首の負担を軽減するために、以下のエクササイズを一日の内にマメに行うと良いでしょう。 姿勢改善エクササイズ
  • 壁に背を付けて立ち、顎を引いて軽く胸を張ります
  • 後頭部・肩甲骨・お尻を壁につけ、腰の後ろの隙間を潰すように腹筋に力を込めます
  • 顎を引きしっかりとお腹に力を込めたまま10回、横から手を挙げ下げします
このエクササイズは、良い姿勢でいるために必要な筋肉をまんべんなく働かせることができ、首の負担を軽減することができます。長時間のデスクワークなどで辛い場合には、1時間に一回程度行いたいところですが、数時間に一回、トイレに行くたびなどに行うのが現実的でしょう。

温熱療法の活用

慢性的な首の痛みには、温めることが効果的です。 温めることで血行が促進され、筋肉の緊張がほぐれます。入浴時にゆっくりと湯船に浸かる、温かいタオルを首に当てるなどの方法があります。ただし、急性期の炎症がある場合は、温めると逆効果になることもあるため注意が必要です。

こんなときは医療機関へ

首の痛みの多くは、適切なセルフケアで改善します。 しかし、以下のような症状がみられた場合は、すぐに医療機関で医師の診察を受けるようにしましょう。

すぐに受診が必要な症状

  • 自動車事故や転倒後の首の痛み
  • 頭痛、しびれ、脱力感、ピリピリした感じ
  • めまい、吐き気、嘔吐
  • 腕、肩、脚のしびれ、感覚が鈍い
  • 腕や脚の筋力が弱くなる
  • 運動中に首が痛い(痛みの悪化)
  • 悪寒、発熱
  • ものを飲み込みにくい(飲み込むときの痛み)
  • 寝汗や、突然の発汗
  • 息切れ
  • 腕や顎の痛み
  • 膀胱、腸の機能障害
特に痛みが強かったり、長引く場合は医師による診察を受けてください。また、高い熱がある場合は特に注意が必要ですので、早めの診察をお勧めします。首の痛みとともに、高い熱が出るときは椎間板や組織が細菌感染を起こしている場合があり、一刻も早く専門医による治療が必要です。

痛み以外の症状にも注意

痛み以外には、首から肩甲骨、肩、上肢がしびれたりする場合は首の神経が圧迫されている可能性があります。 最悪の場合、放置すると力が入らなくなったりすることもあります。頚椎椎間板ヘルニアや骨などの組織が神経を圧迫していることが考えられますので、専門医の診察を受けるとよいでしょう。 症状が強い、改善傾向が見られない場合などは無理をすることなく、医師に相談するのが良いでしょう。

神保町整形外科での首の痛み治療

神保町整形外科では、首・肩・腰の痛みに特化した治療を提供しています。 痛みの原因を丁寧に評価し、レントゲン・超音波検査を必要に応じて行い、症状の背景にある筋肉・関節・神経の状態を把握します。そのうえで、一人ひとりに合わせた最適な治療を組み合わせていきます。

当院の治療の特徴

痛みの原因を丁寧に評価 レントゲン・超音波検査を必要に応じて行い、症状の背景にある筋肉・関節・神経の状態を把握します。 症状に合わせた最適な治療
  • 飲み薬
  • 湿布
  • ブロック注射
  • 物理療法(電気・温熱・超音波)
  • 理学療法士による運動療法
症状に応じて組み合わせ、無理のない治療を行います。 生活動作・姿勢改善までサポート 痛みを繰り返さないよう、姿勢・座り方・生活の癖を一緒に見直します。なぜ痛みが出たのかまで一緒に見直していきます。 手術後の痛みにも対応 他院での手術後の痛みや不安もお気軽にご相談ください。

院長からのメッセージ

首・肩・腰の痛みは、その人の生活そのものを変えてしまうことがあります。 症状を年齢のせいとあきらめず、どうかご相談ください。神保町整形外科は、痛みを少しでも軽くし、また動ける日常を取り戻すことを全力でサポートいたします。小さな不調でもお気軽にお越しください。

まとめ:首を回すと痛いときは早めの対処を

首を回すと痛みを感じる原因は、姿勢の悪さ、寝違え、筋肉の硬直、ストレスなど、さまざまです。 多くの場合、適切なセルフケアで改善しますが、痛みが強い場合や長引く場合、しびれや脱力感などの症状を伴う場合は、早めに医療機関を受診することが大切です。 神保町整形外科では、首の痛みの原因を丁寧に評価し、一人ひとりに合わせた治療を提供しています。筋肉の緊張緩和・姿勢改善・痛みを抑える治療を組み合わせて対応し、必要に応じてレントゲンや超音波検査も行います。 首の痛みでお困りの方は、どうぞお気軽にご相談ください。 痛みを少しでも軽くし、また動ける日常を取り戻すお手伝いをいたします。

著者情報

神保町整形外科 院長 板倉 剛

経歴

資格

所属学会

投稿者:神保町整形外科

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