2025.12.19
四十肩には、いくつかの特徴的な症状があります。
腕をあげると肩が痛い、痛くて腕をあげられない・肩を回せない、寝ている時の肩の痛みで目が覚める、起床時の肩の痛み、肩の痛みで反対側の肩を触れない、肩の痛みで背中やへそを触れない、洗髪や洗顔といった動作が辛い、服を着替える動作が辛いといった症状が見られる場合には、四十肩が疑われます。
特に、髪を整えたり、服を着替えることが不自由になることがあります。洗濯物を干す時に肩が上がらない、肩甲骨まわりがずっと重い、肩こりから頭痛がするといった症状も現れます。
四十肩と肩こりを混同してしまう方も多いですが、これらは明確に異なる症状です。
肩こりは「筋肉疲労」、四十肩や五十肩は「炎症」の状態です。一般的な肩こりは筋肉の緊張からくる血液循環の悪化が原因で、習慣化した姿勢の悪さや運動不足、ストレスにより筋肉疲労がおこり、張りや痛みを引き起こします。
一方、四十肩は老化などにより、肩関節をとりまく関節包や腱板に炎症が起こることで痛みが生じると言われています。そのため年齢の若い方より、中年以降に発症することが多いのです。
肩こりと四十肩では対処の仕方が異なる場合があります。誤った判断で痛みを悪化させることのないよう、正しい診断のもと、適切な対処をすることがとても大切です。
投稿者: