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体外衝撃波は五十肩・肩関節周囲炎に効果的?治療の仕組みと改善例を解説

2026.07.21

 

体外衝撃波治療(ESWT)とは何か?五十肩への基本的な仕組みを教えてください

体外衝撃波治療(ESWT:Extracorporeal Shock Wave Therapy)とは、体外から特殊な圧力波(衝撃波)を患部に照射し、組織の修復と慢性的な痛みの改善を促す治療法です。皮膚を切開しない非侵襲的な治療であり、五十肩(肩関節周囲炎)をはじめとする慢性運動器疾患に広く用いられています。 もともとは泌尿器科領域で腎臓結石・尿管結石の破砕に使われてきた技術を、低出力化して整形外科に応用したものです。欧米ではスポーツ選手を中心に普及し、日本でも近年急速に導入施設が増えています。

神保町駅徒歩2分の整形外科 神保町整形外科

なかなか改善しない肩の痛みでお悩みの方へ

体外衝撃波(拡散型圧力波治療)は、慢性的な痛みに用いられる選択肢のひとつです。適応は症状により異なりますので、まずは診察でご相談ください。

 

衝撃波が肩の痛みを改善する2つのメカニズム

体外衝撃波が五十肩の痛みに作用するメカニズムは、大きく短期的な除痛効果長期的な組織修復効果の2つに分けられます。
  • 短期的な除痛効果(即時除痛):衝撃波が痛みを脳に伝える神経の末端(自由神経終末)に直接作用し、痛みの伝達物質であるサブスタンスP(P物質)の放出を抑制します。治療直後から痛みが和らぐ効果が期待できます。
  • 長期的な組織修復効果:衝撃波による物理的刺激が患部に微細な損傷を意図的に作り出し、体の自己修復スイッチを入れます。成長因子の産生促進・血管新生・コラーゲン生成促進・慢性炎症の抑制といった一連の治癒プロセスが再起動します。
五十肩(肩関節周囲炎)では、関節包の炎症・拘縮や腱板周囲の変性が痛みと可動域制限の主な原因です。体外衝撃波はこれらの組織に直接働きかけることで、薬物療法や注射では届きにくい慢性化した病態にアプローチします。

拡散型と集束型の違いは?

体外衝撃波には拡散型(ラジアル型)集束型(フォーカス型)の2種類があります。
  • 拡散型(ラジアル型):圧力波が広い範囲に拡散するため、筋肉・腱・関節周囲の広範な慢性疼痛に適しています。治療時間は1回3〜5分程度と短く、身体への負担も比較的少ないのが特徴です。
  • 集束型(フォーカス型):エネルギーを特定の深部にピンポイントで集中照射できるため、深部の腱付着部や骨に近い病変に有効です。治療時間は5〜10分程度です。
当院(神保町整形外科)では、スイスEMS社製のSwiss DolorClast SYSTEM RADIAL(拡散型)を使用しており、五十肩・肩関節周囲炎に対しても整形外科専門医が診察のうえで適応を判断しています。

五十肩(肩関節周囲炎)とはどのような疾患で、体外衝撃波はどの段階で有効ですか?

五十肩(肩関節周囲炎)は、誘因なく肩の痛みと可動域制限が生じる疾患で、一般的に炎症期・拘縮期・回復期という3段階の経過をたどります。発症から回復まで2年程度かかることもあり、保存治療でも完全な可動域回復が得られない例が少なくありません。 新百合ヶ丘総合病院の整形外科情報によると、凍結肩(癒着性関節包炎)では保存治療での完全な可動域回復は39%にとどまり、発症後7年経過しても50%の人に痛みや可動域制限が残るとされています。

体外衝撃波が特に有効な段階はいつですか?

体外衝撃波は、急性炎症が落ち着いた拘縮期〜慢性期に最も適応が高いとされています。炎症が強い急性期には照射による刺激が症状を悪化させる可能性があるため、医師による診察で段階を確認することが重要です。
  • 炎症期(急性期):安静・消炎鎮痛薬・関節内注射が優先。体外衝撃波は原則として適応外。
  • 拘縮期:痛みが落ち着き可動域制限が前面に出る時期。体外衝撃波+リハビリの組み合わせが有効。
  • 慢性期・回復期:組織修復を促進し、リハビリの効果を高める目的で体外衝撃波を活用できます。
また、五十肩に合併しやすい石灰沈着性腱板炎(肩腱板内にリン酸カルシウム結晶が沈着して激烈な痛みを引き起こす疾患)に対しても、体外衝撃波は石灰の分解・吸収を促す効果が期待されています。千葉大学大学院医学研究院整形外科学の報告では、テニス肘に対して80%の症例で疼痛消失または軽減が確認されており、肩の腱付着部症においても同様の効果が期待されます。

体外衝撃波治療の効果はどのくらい期待できますか?改善例はありますか?

体外衝撃波治療は、五十肩を含む慢性運動器疾患に対して平均60〜80%の割合で効果があると報告されています。ただし、すべての方に同じように効果が現れるわけではなく、病態の段階・照射回数・リハビリとの組み合わせによって結果は異なります。

どのような改善が期待できますか?

  • 痛みの軽減:安静時痛・夜間痛・運動時痛が和らぎ、日常生活の質が向上します。
  • 可動域の改善:組織の修復が進むことで、腕が上がりやすくなる・後ろに回しやすくなるなどの改善が見られます。
  • 石灰の分解・吸収:石灰沈着性腱板炎を合併している場合、衝撃波による物理的刺激が石灰の破砕・吸収を促します。
  • リハビリ効果の向上:痛みが軽減することでリハビリへの取り組みやすさが増し、可動域回復が加速します。

効果が出るまでの期間はどのくらいですか?

治療直後から痛みが和らぐ「即時除痛効果」を感じる方もいますが、組織の本格的な修復には時間がかかります。一般的に3回の照射を1クールとして、1〜3か月後に効果を評価します。照射後1か月以上あけて組織の修復を待ち、症状に応じて追加照射を検討します。 治療期間中は痛みを感じなくなっても激しい運動は控えることが重要です。再受傷のリスクがあるため、医師の指示に従った生活管理が回復を左右します。

体外衝撃波治療の費用はいくらですか?保険は適用されますか?

五十肩(肩関節周囲炎)への体外衝撃波治療は、原則として保険適用外(自由診療)となります。保険適用が認められているのは「難治性足底腱膜炎」のみで、それ以外の疾患は自費診療となります。 施設によって費用は大きく異なります。一般的な拡散型体外衝撃波治療では1回あたり約4,000〜15,000円程度の費用がかかる施設もあります。

神保町整形外科の料金設定

当院(神保町整形外科)では、体外衝撃波治療を以下の料金で提供しています。
  • 初回お試し:1,500円
  • 通常(2回目以降):3,000円
一般的な施設の約15,000円程度と比較して大幅に低い水準です。慢性的な肩の痛みで長期通院が必要な方にとって、費用面での負担を大きく軽減できます。なお、拡散型体外衝撃波はすべて保険適用外となっており、保険診療と同日に行うことはできません。

体外衝撃波治療を受けられない場合(禁忌)はありますか?

体外衝撃波治療には一定の禁忌事項があり、すべての方が受けられるわけではありません。整形外科専門医による診察と問診・画像検査のうえで適応を判断することが必要です。 以下に該当する方は治療を受けることができません。
  • 妊娠中の方
  • 血液障害・凝固異常のある方、抗凝血剤を服用中の方
  • 血栓症のある方
  • 腫瘍(がん)のある方
  • 急性炎症のある方
  • ペースメーカーなどのインプラントが体内にある方
  • 治療部位に感染症・皮膚疾患のある方
  • 頭部・頚部・脊椎周囲・心臓周辺への照射が必要な場合
  • 骨端線部分(成長期の子どもなど)
また、治療部位に直近でステロイド注射を行った方は、一定期間をあけてから照射を検討します。

体外衝撃波治療の副作用・注意点は何ですか?

体外衝撃波治療は非侵襲的で安全性の高い治療法ですが、一時的な副作用が生じることがあります。いずれも数日以内に改善することがほとんどで、重篤な合併症の報告は少ない治療法です。
  • 治療中・直後の痛み:患部に衝撃を与えるため、照射中に痛みを感じることがあります。出力は患者さんが我慢できる範囲で少しずつ上げていきます。麻酔は使用しません。
  • 皮膚の赤み・内出血:照射部位に一時的な皮膚の赤みや内出血が出ることがありますが、数日以内に消失します。
  • 治療後の一時的な痛みの増強:治療後から翌日にかけて一時的に痛みが増すことがあります。これは組織の修復プロセスが始まったサインであることが多く、通常は数日で落ち着きます。
  • 軽度の腫れ・炎症:治療部位に一時的な腫れが生じることがありますが、短期間で改善します。

診察のうえ、適応を判断してご提案します

当院ではSwiss DolorClastを用いた拡散型圧力波治療を行っています。効果の現れ方には個人差があり、リハビリと組み合わせてご提案する場合もあります。

 

治療後の注意事項

  • 治療部位は48時間は安静にしてください。
  • 治療期間中は痛みが和らいでも激しい運動は控えるようにしてください。再受傷のリスクがあります。
  • 内出血が生じた場合は、患部を冷却してください。
  • 気になる症状が続く場合は、速やかに担当医に相談してください。

神保町整形外科で体外衝撃波治療を受けるにはどうすればよいですか?

神保町整形外科では、整形外科専門医による診察のうえで体外衝撃波治療の適応を判断し、当日から治療を開始できる場合があります。東京メトロ半蔵門線・都営地下鉄三田線・新宿線「神保町」駅A7出口より徒歩2分という利便性の高い立地で、平日18時30分まで診療しているため、千代田区・神田周辺で働くビジネスマンの方もお仕事帰りに通院しやすい環境です。

治療の流れ

  • 初診・問診:肩の痛みの経過・既往歴・内服薬・禁忌事項の確認を行います。
  • 診察・画像検査:整形外科専門医がレントゲン等で現在の状態を確認し、体外衝撃波の適応を判断します。
  • 治療開始:Swiss DolorClast SYSTEM RADIALを用いて患部に照射します。1回の治療時間は3〜5分程度です。
  • 治療後の説明:ケア方法・次回の治療計画・生活上の注意点をご説明します。
  • 継続治療:体外衝撃波は1週間経過すれば再度照射が可能です。当院では最短で週1回のペースで治療を行っており、症状に応じて3〜6回程度を目安に継続し、効果を評価します。

当院が選ばれる理由

  • 整形外科専門医による診察:慶應義塾大学医学部整形外科学教室出身の院長・板倉剛(医学博士・日本整形外科学会専門医)が診察を担当します。
  • リーズナブルな料金:初回1,500円・通常3,000円と、他院(約15,000円程度)と比較して大幅に低価格です。
  • リハビリとの一体的提供:体外衝撃波治療後のリハビリテーションも当院で一貫して行えます。術後ケアや日常生活・スポーツ復帰まで個別対応します。
  • アクセスの良さ:神保町駅A7出口より徒歩2分。平日18時30分まで診療。
五十肩・肩関節周囲炎の慢性的な痛みや可動域制限でお悩みの方は、ぜひ一度神保町整形外科にご相談ください。整形外科専門医が丁寧に診察し、体外衝撃波治療が適切かどうかをご説明します。初回お試し1,500円から始められますので、まずはお気軽にお問い合わせください。神保町駅A7出口より徒歩2分、平日18時30分まで診療しています。

よくある質問

五十肩に体外衝撃波治療は保険適用されますか?

五十肩(肩関節周囲炎)への体外衝撃波治療は保険適用外(自由診療)です。保険適用は「難治性足底腱膜炎」のみに限られており、肩関節周囲炎は自費診療となります。

体外衝撃波治療は何回受ければ効果が出ますか?

体外衝撃波は1週間経過すれば再度照射が可能です。当院では最短で週1回のペースで治療を行っています。効果の現れ方には個人差がありますが、一般的には3〜6回程度の照射を目安に経過を評価します。複数回実施しても改善が乏しい場合は、症状に応じてほかの治療法も検討します。

体外衝撃波治療中は痛いですか?

患部に衝撃を与えるため、照射中に痛みを感じることがあります。出力は患者さんが我慢できる範囲で少しずつ上げていくため、麻酔なしで受けられます。治療後に一時的に痛みが増すこともありますが、数日で落ち着くことがほとんどです。

五十肩の急性期でも体外衝撃波治療を受けられますか?

急性炎症が強い時期(炎症期)は体外衝撃波の適応外です。炎症が落ち着いた拘縮期〜慢性期に適応が高くなります。まず整形外科専門医の診察を受け、現在の病期を確認することが重要です。

石灰沈着性腱板炎にも体外衝撃波は有効ですか?

石灰沈着性腱板炎にも体外衝撃波治療は有効とされています。衝撃波の物理的刺激が石灰(リン酸カルシウム結晶)の破砕・吸収を促し、痛みと可動域制限の改善が期待できます。千葉大学整形外科でも積極的に行われている治療法です。

体外衝撃波治療後、すぐに仕事や日常生活に戻れますか?

治療直後から通常の日常生活に戻ることが可能です。ただし、治療部位は48時間安静にし、治療期間中は激しい運動を控えてください。デスクワーク程度であれば当日から問題ありません。

神保町整形外科の体外衝撃波治療の料金はいくらですか?

初回お試し1,500円、2回目以降は通常3,000円です。一般的な施設の約15,000円程度と比較して大幅に低価格で、長期通院でも費用負担を抑えられます。

体外衝撃波治療とリハビリは同時に行えますか?

体外衝撃波治療とリハビリテーションの組み合わせは非常に有効です。当院では体外衝撃波で痛みを軽減しながら、理学療法士によるリハビリを並行して行い、可動域回復と再発予防をサポートします。

五十肩以外にも体外衝撃波で治療できる疾患はありますか?

テニス肘・ゴルフ肘・ジャンパー膝・アキレス腱炎・足底腱膜炎・シンスプリントなど、慢性期の運動器疾患に幅広く対応しています。石灰沈着性腱板炎や疲労骨折の遷延癒合にも適応があります。

体外衝撃波治療を受ける前に注意することはありますか?

治療前にステロイド注射を受けた方は一定期間をあける必要があります。また、ペースメーカー使用・妊娠中・血液凝固異常・腫瘍のある方は治療を受けられません。事前に整形外科専門医の診察で禁忌事項を確認してください。

結論

体外衝撃波治療は、五十肩・肩関節周囲炎の慢性期において60〜80%の改善効果が報告されている非侵襲的な治療法です。手術や注射の前段階の選択肢として有効であり、特に拘縮期〜慢性期の痛みと可動域制限にアプローチできます。費用面では神保町整形外科の初回1,500円・通常3,000円という設定は他院と比較して大幅に低く、継続治療もしやすい環境です。まずは整形外科専門医の診察を受け、現在の病期と適応を確認したうえで治療を検討することをお勧めします。

神保町整形外科(神保町駅徒歩2分)

肩の痛みや体外衝撃波治療のご相談を承っています。整形外科専門医が診察のうえ、適応や治療方針をご提案します。お仕事帰りにも通院いただけます。

〒101-0051 千代田区神田神保町1-29 すずらんビル2F/診療:月〜金/休診:土・日・祝

著者情報

神保町整形外科 院長 板倉 剛

A person in a white coat stands against a plain background, looking directly at the camera.

経歴

  • 平成18年3月東海大学医学部卒業後、慶應義塾大学医学部整形外科学教室入局
  • 慶應大学病院、静岡赤十字病院、慶應義塾大学月が瀬リハビリテーションセンター、台東区立台東病院、 竹川病院、石川島記念病院、古河総合病院勤務を経て平成29年4月神保町整形外科を開院
  • 慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程で脊髄再生に関する基礎研究に従事

資格

  • 医学博士
  • 日本整形外科学会専門医
  • 日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
  • 日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医
  • 再生医療認定医
  • 身体障害者福祉法指定医(肢体不自由)

所属学会

  • 日本整形外科学会
  • 日本脊椎脊髄病学会
  • 日本脊髄障害医学会
  • 日本再生医療学会
 

投稿者:神保町整形外科

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