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拡散型体外衝撃波とは?従来治療との違いと適応症例をわかりやすく解説

2026.05.25

「もう何ヶ月も痛みが続いている…」 そう感じながら、毎日を過ごしている方は少なくありません。 湿布や内服薬を試しても改善しない。注射は怖い。手術はもっと怖い。そんな方に知っていただきたい治療の選択肢が、拡散型体外衝撃波(拡散型圧力波治療)です。 この記事では、整形外科専門医の立場から、拡散型体外衝撃波の基本原理・従来治療との違い・適応症例まで、できるだけわかりやすくお伝えします。 慢性的な痛みで悩まれている方に、ぜひ最後まで読んでいただきたい内容です。

慢性的な痛みが続いている方へ

千代田区神田神保町で拡散型体外衝撃波について確認したい方は、神保町整形外科へご相談ください。

スポーツ障害や肩・肘・かかとの痛みが気になる方にも向いています。

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拡散型体外衝撃波とは?基本原理をわかりやすく解説

まず、基本から整理しましょう。 「体外衝撃波」とは、体の外から音波に近い圧力波を患部に照射する治療技術のことです。もともとは1980年代に腎臓結石を砕くために開発された技術で、その後、整形外科領域の疼痛治療へと応用が広がりました。 その中でも「拡散型」は、エネルギーを一点に集中させるのではなく、広い範囲に分散させて照射する方式です。

圧力波が組織に届くと、細胞レベルでさまざまな生体反応が引き起こされます。 具体的には、痛みを伝える神経終末(自由神経終末)の減少、痛みに関わる神経伝達物質(CGRPやSubstance-Pなど)の抑制、さらには血管新生やコラーゲン産生を促す成長因子の産生促進といった効果が報告されています。 つまり、単に「痛みを一時的に抑える」だけでなく、組織の修復を促す可能性がある点が、この治療の大きな特徴です。 欧米では特にスポーツ選手を中心に、低侵襲で安全かつ有効な治療法として普及が進んでいます。国際整形外科体外衝撃波学会(ISMST)においても、適応疾患として認められている治療法の一つです。

集束型と拡散型の違い…何がどう異なるのか

体外衝撃波には大きく2種類あります。 整形外科領域で使用される体外衝撃波治療器には「集束型」「拡散型」があり、それぞれ異なる特徴を持っています。この違いを理解することが、治療選択の第一歩です。

集束型体外衝撃波の特徴

集束型は、エネルギーを特定の一点に集中させる方式です。 ピンポイントで患部に高エネルギーを照射できるため、腱付着部症・疲労骨折・石灰沈着物質の治療などに向いています。難治性足底腱膜炎(保存療法を6ヶ月以上継続しても改善しないもの)については、集束型が保険適用となっています。

拡散型体外衝撃波の特徴

一方、拡散型は広い範囲にエネルギーを照射します。 患部が浅い・あるいは広範囲にわたる場合に適しており、腱付着部炎・筋タイトネスの改善・肉離れ後の瘢痕組織・幅広いエリアの治療などに向いています。

当院・神保町整形外科では、スイスEMS社製のSwiss DolorClast® SYSTEM RADIAL(販売名:SWISS DOLORCLASTシステム ラディアル)を使用しています。世界的にも使用実績のある拡散型圧力波治療装置の一つで、医療機関向けに設計された装置です。 どちらの方式が適しているかは、症状の種類・部位・経過によって異なります。診察のうえで医師が判断しますので、まずはご相談ください。

従来治療との違い…注射・手術・リハビリとの比較

慢性的な運動器疾患に対して、これまで行われてきた治療にはいくつかの選択肢があります。 それぞれの特徴と、拡散型体外衝撃波との違いを整理しておきましょう。

保存療法(湿布・内服・リハビリ)との違い

湿布や消炎鎮痛薬は、炎症を抑えて痛みを和らげる効果があります。 ただし、慢性化した腱炎や付着部炎では、炎症が主体ではなく「変性」が主体になっているケースが少なくありません。そのような状態では、消炎鎮痛薬だけでは根本的な改善が難しいことがあります。 拡散型体外衝撃波は、組織修復を促す生体反応を引き出す可能性があるとされており、保存療法で改善しない慢性期の症例に対して、次のステップとして検討される治療です。

ステロイド注射との違い

ステロイド注射は即効性があり、強力な抗炎症効果を持ちます。 しかし、繰り返し使用すると腱の変性や萎縮を招くリスクがあることも知られています。また、注射そのものへの心理的ハードルを感じる方も多いです。 拡散型体外衝撃波は皮膚を切開せず体外から照射する非侵襲的な治療法であり、注射や手術といった選択肢の前段階として注目されることがあります。治療中に軽度の痛みや不快感を生じる方もいますが、注射や外科的治療に比べると比較的軽度とされています。

手術との違い

手術は根本的な解決が期待できる反面、入院・麻酔・回復期間が必要です。 拡散型体外衝撃波は短期的な通院による施術が可能で、日常生活への影響が少ない点が特徴です。手術を検討する前の段階で、まず試してみる価値のある選択肢といえます。

適応症例…どんな疾患に使えるのか

拡散型体外衝撃波が対象となることが多い症例を、具体的にご紹介します。 ただし、治療の適応や効果は症状や体質により異なります。必ず医師の診察のうえで判断します。

上肢・肩まわりの疾患

  • 上腕骨外側上顆炎(テニス肘)…肘の外側に痛みが出る疾患。テニスプレーヤーだけでなく、パソコン作業が多いビジネスマンにも多く見られます。
  • 上腕骨内側上顆炎(ゴルフ肘)…肘の内側に痛みが出る疾患。ゴルフ以外にも、重い荷物を持つ職業の方に多いです。
  • 石灰沈着性腱板炎…肩の腱板にカルシウムが沈着し、激しい痛みを引き起こします。
  • 肩インピンジメント症候群…腕を上げるときに肩の組織が挟まれて痛みが出る状態です。

膝・下肢の疾患

  • 膝蓋腱炎(ジャンパー膝)…バレーボールやバスケットボールなど跳躍動作の多いスポーツ選手に多い疾患です。
  • オスグッド・シュラッター病…成長期の子どもに多く、膝下の骨が出っ張って痛む状態です。
  • 脛骨過労性骨膜炎(シンスプリント)…走り込みの多いアスリートに多い、すねの痛みです。

足・アキレス腱の疾患

  • アキレス腱炎・アキレス腱付着部炎…ランナーや球技系スポーツ選手に多い慢性的な腱の痛みです。
  • 足底腱膜炎…朝起きて最初の一歩が痛い、という症状が典型的です。長時間立ち仕事の方にも多く見られます。

その他

  • 大転子疼痛症候群…股関節の外側に痛みが出る疾患です。
  • 筋コンディショニング目的…スポーツ選手のコンディション維持・向上を目的とした使用も広がっています。

これらの疾患に共通するのは、「慢性化した運動器の痛み」という点です。 急性期の炎症が強い時期よりも、慢性期に移行した後の段階で、より効果的に活用できる治療法です。

治療方法を比較したい方へ

現在の症状やこれまでの治療経過に合わせて、適切な治療方法をご案内しています。

「他の治療法も知りたい」という方にも向いています。

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治療効果と安全性について…正直にお伝えします

効果が気になる方は多いと思います。 治療直後から変化を感じる方もいれば、数週間から数か月かけて徐々に改善が見られるケースもあります。平均的な治療効果は60〜80%と報告されており、半数以上の方に何らかの改善が見られるとされています。 ただし、すべての方に効果が見られるわけではありません。 効果の現れ方には個人差があります。これは正直にお伝えしなければならない事実です。 「痛みを抱えたまま過ごす毎日を変えたい」という気持ちに応えるために、まず一歩踏み出すことが大切です。  

副作用・安全性について

欧米をはじめとした導入実績の中では、重篤な副作用の報告は非常に少ないとされています。 一時的に以下のような症状がみられることがあります。
  • 鈍痛・筋肉痛
  • 腫れや赤み
  • 軽度の皮下出血
これらは通常、時間とともに軽快する一過性の反応であることが多いとされています。 通常は数日程度で消えることがほとんどです。 治療回数については、一般的に2〜3回の照射を行うことで治療効果が確認されています。1回の治療時間は通常10〜15分程度で、一定の期間(1〜2週間)をおいて複数回照射を行います。

神保町整形外科での治療について…費用・アクセスも含めて

当院では、拡散型圧力波治療(体外衝撃波治療)を自費診療で提供しています。 他院では拡散型体外衝撃波の治療費が1回あたり15,000円程度かかる施設もある中、当院では以下の料金設定としています。
  • 初回お試し:1,500円
  • 通常:3,000円
「まず試してみたい」という方でも、気軽に受けていただける料金です。 慢性的な痛みで悩んでいるけれど、高額な治療費がネックで踏み出せなかった方にも、ぜひ一度ご検討いただきたいと思います。

使用機器について

当院ではスイスEMS社製のSwiss DolorClast® SYSTEM RADIAL(販売名:SWISS DOLORCLASTシステム ラディアル)を使用しています。 世界的にも使用実績のある拡散型圧力波治療装置の一つで、医療機関向けに設計された装置です。信頼性の高い機器を使用することで、安心して治療を受けていただける環境を整えています。

アクセスについて

当院は神保町駅から徒歩2分の立地にあります。 千代田区神田神保町1-29 すずらんビル2Fに位置しており、お仕事帰りのビジネスマンの方も無理なく通院していただける環境です。 「仕事が忙しくて通院できない」という方でも、帰り道に立ち寄れる距離感です。

まとめ…慢性的な痛みに悩む方へ

拡散型体外衝撃波は、皮膚を切らない非侵襲的な治療法です。 テニス肘・ジャンパー膝・足底腱膜炎・アキレス腱炎など、慢性化した運動器疾患に幅広く対応できる点が大きな特徴です。注射や手術の前段階として、まず試してみる価値のある選択肢といえます。 治療効果には個人差がありますが、欧米での豊富な導入実績と、重篤な副作用が非常に少ないという安全性の高さは、多くの患者さんに安心していただける根拠となっています。 「長年の痛みを何とかしたい」「でも手術や注射は怖い」という方、ぜひ一度ご相談ください。 当院では医師が診察のうえで適応を判断し、一人ひとりに合った治療方針をご提案します。 初回お試し1,500円から受けていただけますので、まずは気軽に足を運んでみてください。 神保町駅から徒歩2分。お仕事帰りにもお立ち寄りいただけます。 慢性的な痛みで悩まれている方、痛みの治療で迷われている方は、ぜひ下記よりご確認ください。 ▶ 神保町整形外科 体外衝撃波治療の詳細はこちら  

痛みを繰り返している方へ

肩・肘・足底などの慢性的な痛みについて、状態に応じた治療をご説明しています。

保存療法を中心に検討したい方にも向いています。

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著者情報

神保町整形外科 院長 板倉 剛  

経歴

  • 平成18年3月東海大学医学部卒業後、慶應義塾大学医学部整形外科学教室入局
  • 慶應大学病院、静岡赤十字病院、慶應義塾大学月が瀬リハビリテーションセンター、台東区立台東病院、 竹川病院、石川島記念病院、古河総合病院勤務を経て平成29年4月神保町整形外科を開院
  • 慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程で脊髄再生に関する基礎研究に従事

資格

  • 医学博士
  • 日本整形外科学会専門医
  • 日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
  • 日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医
  • 再生医療認定医
  • 身体障害者福祉法指定医(肢体不自由)

所属学会

  • 日本整形外科学会
  • 日本脊椎脊髄病学会
  • 日本脊髄障害医学会
  • 日本再生医療学会
 

投稿者:神保町整形外科

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