〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-29 すずらんビル2F

東京都千代田区・神保町駅徒歩2分の整形外科|神保町整形外科

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再生医療(PFC-FD療法)

「ヒアルロン酸注射の効果が続かなくなってきた」「手術は怖いけれど、このまま痛みと付き合い続けるのも辛い」——そんな方に知っていただきたい治療があります。PFC-FD療法は、ご自身の血液から抽出した血小板成長因子を患部に直接届けることで、組織の修復・再生を促す最新の再生医療です。

PFC-FD療法の特徴

自己血液由来で拒絶反応・アレルギーのリスクが低い

保存療法と手術の「中間の選択肢」

体外衝撃波治療・リハビリとの組み合わせが可能

院長 板倉 剛

神保町整形外科 院長/医学博士 日本整形外科学会専門医/脊椎脊髄病医/運動器リハビリテーション医/再生医療認定医

板倉 剛

「年のせいだから」と、痛みを諦めていませんか。痛み止めはあくまで時間を稼ぐ手段。その方の生活や目標に合わせた根本的な治療を地道に続ければ、痛みは軽くできると考えています。当院は治療・リハビリの選択肢が豊富で、幅広い症状に対応可能です。他院で変化を感じられなかった方こそ、身近なかかりつけ医としてお手伝いします。

医師紹介ページを見る

PFC-FD療法は自由診療(保険適用外)です。費用は全額自己負担となり、効果の出方・持続期間には個人差があります。採血後の感染症検査で陽性が確認された場合は治療を受けていただけません。詳細は「PFC-FD療法メリット・デメリット」「費用について」をご確認ください。

再生医療(PFC-FD療法)とは?

血液からPRPを経てPFC(血小板由来成長因子)を抽出する工程を示した図

PFC-FD療法は、血液中の血小板から抽出した成長因子(PFC:Platelet-rich plasma Factor Concentrate)を凍結乾燥(FD:Freeze Dry)処理した製剤を用いる再生医療の一種です。自分自身の血液を原料とするため、アレルギー反応や拒絶反応のリスクが極めて低いという特徴があります。凍結乾燥によって品質が安定し、必要なときに溶解して使用できる点も従来技術との大きな違いです。
近年、整形外科領域において「保存療法(薬物・リハビリ等)」と「外科手術」のあいだを埋める選択肢として注目が高まっており、変形性膝関節症や慢性腱障害など幅広い運動器疾患への応用が進んでいます。

血小板成長因子(PFC)が組織修復に働く仕組み

PFC(血小板由来成長因子)に含まれる各成長因子とその働きを示した図

血小板にはα顆粒と呼ばれる細胞内小器官があり、PDGF(血小板由来成長因子)やTGF-β(トランスフォーミング成長因子)、VEGF(血管内皮成長因子)など複数の成長因子を含んでいます。これらが損傷部位に集まると、線維芽細胞や軟骨細胞の増殖を促し、組織の修復プロセスを活性化させます。
PFC-FD療法は、この仕組みを医療として応用したものです。傷んだ軟骨や腱の周囲に成長因子を直接届けることで、本来身体が持つ自己修復力をサポートします。手術のように組織を切除・置換するのではなく、患者さん自身の治癒力を引き出すという点が最大の特徴です。
近年では「保存療法の効果が不十分だった方」や「合併症等の理由で手術が難しい方」にとって、新たな治療の選択肢として期待されています。

PRP療法との違い

PRP(多血小板血漿)療法は、採血した血液を遠心分離して得られた血小板濃縮液をそのまま投与する方法です。一方、PFC-FD療法は血小板を活性化したうえで成長因子成分だけを取り出し、さらに凍結乾燥して精製した製剤を用います。
治療効果の観点では、現時点の報告において両者の奏効率や効果持続期間に大きな差は認められていません。ただし、FD(凍結乾燥)処理により製剤の品質が安定しやすいという利点があります。細胞成分をほぼ除いているため、投与時の反応が穏やかになる傾向があるとも言われています。いずれの療法も自由診療に該当し、保険適用外となります。

「保存療法」と「手術」の中間という位置づけ

変形性膝関節症の治療は一般的に、運動療法・薬物療法・装具療法などの保存療法から始まり、効果が不十分な場合に人工膝関節置換術などの手術が検討されます。PFC-FD療法はこの二段階の「あいだ」に位置する選択肢です。

院長 板倉 剛

神保町整形外科 院長

板倉 剛

「もう少し手術を先延ばししたい」「保存療法だけでは日常生活に支障がある」という方にとって、症状の改善や手術時期の先送りを目指せる可能性があります。

PFC-FD療法の適応|こんな症状の方に

PFC-FD療法は以下のような症状・疾患を対象としています。詳細は各疾患の説明をご確認ください。

主な適応疾患

  • 変形性膝関節症
  • 上腕骨外側上顆炎(テニス肘)
  • アキレス腱周囲炎
  • 足底筋膜炎
  • 半月板損傷
  • 肩関節周囲炎・腱板損傷

変形性膝関節症

変形性膝関節症は、加齢や体重負荷などによって膝関節の軟骨が徐々にすり減り、痛みや腫れ、動きの制限が生じる疾患です。保存療法として消炎鎮痛薬やヒアルロン酸注射が広く使われていますが、ヒアルロン酸注射は関節の潤滑を助けるものであり、組織そのものの修復を目的としたものではありません。
PFC-FD療法は成長因子を直接関節内に届けることで、残存する軟骨環境の改善や炎症の抑制を促します。「ヒアルロン酸注射の効果が薄れてきた」と感じている方へのステップアップ治療として位置づけられます。

上腕骨外側上顆炎

上腕骨外側上顆炎は、肘の外側に付着する筋肉・腱の過負荷によって生じる慢性的な痛みの疾患で、「テニス肘」とも呼ばれます。パソコン作業や重いものを持つ動作でも発症し、スポーツ選手に限らず幅広い年代の方に見られます。
保存療法(安静・装具・物理療法・ステロイド注射)で改善しない難治例では、PFC-FD療法が有力な選択肢となります。成長因子が腱付着部の修復プロセスをサポートし、慢性化した痛みの緩和が期待できます。ステロイド注射と異なり組織への悪影響が少ない点も注目されています。

慢性腱障害(テニス肘・足底筋膜炎・アキレス腱炎)

アキレス腱炎・足底筋膜炎などの慢性腱障害は、繰り返しの負荷によって腱の変性が進み、通常の保存療法では回復が難しくなるケースがあります。PFC-FD療法は変性した腱組織への成長因子の補充により、修復反応の再活性化を促します。
また、当院では体外衝撃波治療との組み合わせも検討できます。衝撃波で患部の血流を高めたうえでPFC-FD療法を行うことで、それぞれの効果を引き出しやすくなると考えられています。難治性の腱障害でお悩みの方はご相談ください。

体外衝撃波治療とは

膝の患部に体外衝撃波治療のハンドピースを当てて照射する様子

体外衝撃波治療とは、体の外から患部へ向けて衝撃波(音波エネルギー)を照射し、血流改善・組織修復促進・神経への作用によって慢性疼痛を緩和する非侵襲的な治療法です。手術や注射を伴わず、外来で受けられるのが特徴です。詳細は当院の体外衝撃波治療ページをご覧ください。

変形性股関節症・肩の慢性疼痛

PFC-FD療法は膝関節だけでなく、変形性股関節症や肩の慢性疼痛(腱板損傷・肩関節周囲炎)にも応用されています。股関節や肩など、深部関節でも超音波ガイド下に正確に成長因子を届けることが可能です。膝以外の関節でお悩みの方もお気軽にご相談ください。

PFC-FD療法のメリット・デメリット

PFC-FD療法のメリットとデメリットを以下にまとめます。治療をご検討の際の参考にしてください。

メリットデメリット
自己血液由来のため拒絶反応・アレルギーリスクが低い保険適用外(自由診療)のため費用が全額自己負担
手術と異なり入院不要・体への負担が少ない効果の出方・持続期間に個人差がある
凍結乾燥(FD)処理により製剤品質が安定している全員に効果が保証されるわけではない
保存療法と手術の「中間の選択肢」として活用できる感染症検査で陽性の場合は治療を受けられない
外来での処置が可能で、日常生活への影響が少ない繰り返し投与が必要になる場合がある

なお、PFC-FD療法はあくまで自己修復力を引き出す治療です。重度の関節変形など、病状によっては手術が必要と判断されることもあります。治療の適否は診察・画像検査をもとに医師が判断しますので、まずはご相談ください。

継続的な運動器リハビリも重要

PFC-FD療法は成長因子の補充によって組織の修復プロセスをサポートしますが、最終的に組織を修復するのはご自身の体です。そのため、治療効果を最大限に引き出すには、継続的な運動器リハビリテーションとの組み合わせが大切になります。筋力強化や関節可動域の維持を並行して行うことで、PFC-FD療法の効果が持続しやすくなります。当院では理学療法士によるリハビリとの連携も行っていますので、治療後のサポートについてもご相談ください。

PFC-FD療法を受けられない方

治療をご希望される場合でも、安全性の確認のために採血後に感染症検査を実施します。検査項目はHIV・HBV(B型肝炎)・HCV(C型肝炎)・梅毒・HTLV-1の5項目です。
これらの検査でいずれか一項目でも陽性反応が確認された場合は、PFC-FD療法を受けていただくことができません。この場合、血液検査にかかった費用のみご負担いただき、製剤の作製費用は発生しません。

また、以下に該当する方は事前にご相談ください。

事前にご相談いただきたい方

  • 血液疾患・凝固異常をお持ちの方
  • 妊娠中・授乳中の方
  • ステロイド系薬剤を継続使用中の方
  • 悪性腫瘍の治療中または治療後間もない方

治療の流れ

PFC-FD療法は採血から投与まで院内で完結します。検査結果や製剤完成までの期間については、診察時に詳しくご案内します。

STEP 01

初診・診察・適応評価

整形外科専門医が問診を行い、レントゲンやエコー検査で関節の状態を詳しく確認します。画像所見と症状を総合的に判断し、PFC-FD療法が適切かどうかを評価します。膝の変形の程度や炎症の状況によっては、適応外となる場合もあるため、まずは正確な診察が出発点です。治療内容・費用・リスクをご説明し、同意書にご署名いただきます。

STEP 02

採血・PFC-FD調製

適応と判断された当日、腕の静脈から約50mLの血液を採取します。採血自体は通常の血液検査と同様の手順で行われ、身体への負担は最小限です。採取した血液は専門機関への送付準備を整えます。

STEP 03

血液検査・加工

採取した血液は、株式会社セルソース(専門の再生医療等提供機関)に送付します。感染症検査と無菌試験を経て、血小板由来因子を凍結乾燥した「PFC-FD」として加工。加工期間は約3週間が目安です。

STEP 04

投与・アフターケア

加工が完了したPFC-FDを受け取り次第、ご来院いただきます。患部への注入は約10分程度で終了し、入院は不要です。その日のうちにお帰りいただける日帰り治療のため、仕事や日常生活への影響を最小限に抑えられます。投与後の状態を確認しながら、必要に応じてリハビリを並行します。

費用について

PFC-FD療法は自由診療(保険適用外)となります。費用の目安は下表をご確認ください。

1セット(2本)220,000円(税込)

当院の安全性への取り組み

PFC-FD療法はご自身の血液だけを原料として製剤を作るため、他者由来の成分は一切使用しません。異物を体内に入れないという点で、アレルギー反応や拒絶反応のリスクが極めて低い治療です。
また、血液の加工は厚生労働省に届出を行った専門機関(株式会社セルソース)が担います。加工の過程では感染症検査と無菌試験を必ず実施し、安全性が確認されたものだけを投与します。
当院は再生医療等の安全性の確保等に関する法律に基づく届出を行い、適切な体制のもとで治療を提供しています。「安心して受けられる治療環境」を整えることを、私たちは最優先に考えています。

よくある質問(FAQ)

治療を検討される患者さまから多くいただくご質問をまとめました。気になる点があれば、診察時にもお気軽にお声がけください。

Q ヒアルロン酸注射と何が違いますか?
A

ヒアルロン酸注射は関節内の潤滑を補う目的で行われる治療です。一方、PFC-FD療法はご自身の血小板に含まれる成長因子を活用して組織の修復・再生を促すという、根本的に異なるアプローチをとります。

ステロイド注射は炎症を抑える効果が高い反面、繰り返し使用することで関節軟骨にダメージを与えるリスクがあり、回数に限りがあります。PFC-FD療法は関節組織へのダメージを与えず、自然な修復力を引き出すことを目的としています。

Q 効果はどのくらい持続しますか?
A

個人差がありますが、3〜6ヶ月程度の効果持続が報告されています。期間が経過しても、ある日突然まったく効かなくなるわけではありません。効果が徐々に和らいできた段階で、追加投与をご検討いただけます。

Q 副作用はありますか?
A

自己血液を原料とするため、拒絶反応やアレルギー反応はほとんど報告されていません。ただし、注射部位に一時的な痛みや腫れが生じることがあります。また、どのような注射治療でも感染のリスクはゼロではないため、当院では清潔操作を徹底して対応しています。

治療後の注意点

治療後の経過を良好に保つため、以下の点にご注意ください。

Precautions

当日の入浴はお控えください。注入部位は清潔な状態を保ち、過度に触れないようにしましょう。

治療後3〜4日間は、注入部位に腫れ・赤み・痛み・かゆみが生じることがあります。これらは体の自然な反応であり、時間の経過とともに落ち着いてきます。

また、治療後数日間は血流を大きく上げる行為(長時間の入浴・サウナ・激しい運動・飲酒など)によって一時的に痛みが強まることがあります。ただし、これらは治療効果に影響するものではありません。症状が長引く場合や気になることがあれば、遠慮なくご連絡ください。

PFC-FD作成にあたりご理解ください

PFC-FDの加工には採血から約3週間の期間が必要です。スケジュールに余裕を持ってご予約ください。

採取した血液は加工前に感染症検査を実施します。検査の結果、感染症が確認された場合は安全上の理由から施術を行うことができません。その際は施術費の返金対応を行いますが、感染症検査にかかった費用(税込11,000円)はご負担いただきます。あらかじめご了承のうえ、お申し込みください。

不明な点は事前の診察時にご説明いたします。納得いただいてから治療を進めますので、どうぞ安心してご相談ください。

神保町整形外科の受付カウンター

「もう手術しかない」と言われた方も、まずはご相談を

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    入院不要・日帰りで受けられる

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    保存療法と手術の「中間の選択肢」

※PFC-FD療法は自由診療(保険適用外)です。費用は全額自己負担となり、効果の出方・持続期間には個人差があります。


「手術以外の選択肢がない」と言われた方、あるいは「薬を飲み続けるだけの毎日に限界を感じている」という方こそ、一度当院にご相談ください。

PFC-FD療法は、ご自身の血液を使って関節の修復力を引き出す新しいアプローチです。入院不要・日帰りで受けられるため、仕事や生活を大きく変えずに治療を続けることができます。

神保町整形外科では、整形外科専門医が画像をしっかり確認したうえで適応を丁寧に判断します。「本当に自分に合っているのか」「どんな効果が期待できるのか」など、気になることは何でもお話しください。まずはお気軽にお問い合わせ・ご予約をお待ちしています。

院長 板倉 剛

神保町整形外科 院長/医学博士 日本整形外科学会専門医/脊椎脊髄病医/運動器リハビリテーション医/再生医療認定医

板倉 剛

平成18年3月東海大学医学部卒業後、慶應義塾大学医学部整形外科学教室入局 慶應大学病院、静岡赤十字病院、慶應義塾大学月が瀬リハビリテーションセンター、台東区立台東病院、 竹川病院、石川島記念病院、古河総合病院勤務を経て平成29年4月神保町整形外科を開院 慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程で脊髄再生に関する基礎研究に従事

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